もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

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いんじゃない!?

<報道ステーションで安藤さんのSPを拝見した後、追記を加筆しました。>

ネーベルホルン杯での、安藤さんの公式練習の報道(ネットで新聞テレビとも)見たんですが。

身体がぐっと絞れているし、調子いんじゃない!?

スポーツナビによると(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/figureskate/all/1314/player/2)、安藤さんのSPはマイ・ウェイ、FSは火の鳥だそうですが。

さっきニュース報道で安藤さんのバックにかかっていたのは、火の鳥だったわ。
SPの日の公式練習でFSの練習をやれるのか、私は知らないんだけど・・・火の鳥の音楽はアレンジされていない正統派に聴こえました。
うんうん。楽しみ。

<追記>
報道ステーションで安藤さんのSPを拝見しました。たぶん、ノーカットだったと思います。
今日はお能のお稽古だったのですが、帰宅が間に合って良かった(笑)。

電車の中で携帯見てたら、SPの点数が60点に届いてなかったので、どんなもんだったのかなあと思っていたのですが。

身体が本当に綺麗になりました。
絞られている上に、質の良い筋肉の付き方をしていると思いました。伝えられていた通り、産後に真面目に筋力トレーニングに励まれたのでしょうね。素晴らしいです。何より、美しい。私が安藤さんを見た中で、一番美しいと感じたほどでした。

演技自体は、やはり緊張が大きかったのでしょう(直後のインタビューでは緊張がゆるんで、笑顔でほっとした涙を流されていました)。
キレのある動きというよりかは、むしろ慎重な動き。にもかかわらず、スピンなどの軸はゆるみがち。スピードが足りないことも影響しているような気がします。ただ、これらは、アイスショーではひどくなかったので、試合ゆえの緊張が大きいと思います。ジャンプの質そのものは私には分かりませんが、数シーズン前の競技時に比べると緩慢さは否めないように思えました。
ただ、これらについては、今後改善が大いに見込める部分だと思います。

そう考えると、数シーズンのブランクがあり、それゆえ今回は35人中SP4番滑走という、比較的高得点が出にくい滑走順であったにもかかわらず、60点近くの点数が出たのは上々と言えるのではないでしょうか。

SPの楽曲、マイウェイは良い選択だと思いますが(報道で言われている通り、まさに今の安藤さんにぴったりかも)、隠すようなことかしらね?
以前、ネットのニュース報道で、アイスショーで既に滑っているにも関わらず「バラードだが試合まで曲目は隠す」って書いてあったけど、そんな隠すような曲かしら?私、隠せるほど超マイナー楽曲なのかなって思ってたんだけど、上のスポーツナビでマイウェイって書いてあるのを見てずっこけそうになったわよ。「もしかして間違いかも・・・」と思って、上の記事では突っ込まなかったけど、報道ステーションで本当にマイウェイだったんだ~と思って、ちょっとこの戦略(ってほどでもないけど)は陳腐過ぎると思いましたことよ!

明日は、フリーの演技を、CSのテレ朝チャンネル2が生放送するそうですね(こちら参照)。
うーん、HDD残量が少なく録画が無理なので、見るためには予定をキャンセルしなくちゃなんだけど・・・無理かなあ。

ああ、そうそう、電車の携帯ニュースで見たんだけど、ヨナちゃん、お怪我でGPS欠場ですって?!
6週間+リハビリが必要って、ちょっと大きめの怪我だわね。
まあ、ヨナちゃんの場合は国内を勝ち抜く必要が無く、年内いっぱい治療に専念しても五輪に行けるでしょうから、大事を取って大きめに言ってる可能性はあるけれども。
その点では、アメリカ・ロシア・日本などの選手層の厚い国の選手は、怪我を押しても国内選抜を勝ち抜かなくちゃいけないから、過酷よね・・・。

ヨナちゃんは国内の選手権に出なくても代表に選ばれた実績があるから、今回もGPSだけでなく国内にも出ずに、五輪一発勝負なのかな。去年も実質、ワールド一発勝負みたいなものでしたし。
しかもワールドでの点数の出方を見ると「一発勝負」が一番効果的かもしれず、文字通り、怪我の功名となるかもしれませんわね。
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by Koharu-annex | 2013-09-26 17:51 | 2013-2014 フィギュアスケート

アイスショー雑感

録画していたいくつかのアイスショーをまとめて見たので、感想をば(現役選手のみ。FOI(フレンドオンアイス)の放映がずっと先で、まだ見られないのが残念)。
それにしても、八木沼さんが全てのショーの解説をしていたのには笑っちゃったぞ。

略語の対応は以下の通り。
AOI: アートオンアイス
DOI: ドリームオンアイス
TI: The アイス
PIW: プリンスアイスワールド

<女子>
●安藤さん
Amazing Grace(AOI、DOI、PIW)
AOIの映像を録画直後にちら見したときは、「あら、こんなに豊満な方だったかしら?太って見える衣装のせいかしらね?」なんて思っていたのですが、ご出産されて、文字通り胸が大きくなられていたのですね。とはいえ、衣装は、PIWで着用したものの方が断然すっきり見えると思います。

AOIの時には、少しもっさりした動きだけどこの楽曲には合っているなと思ったのですが、PIWになると随分しゃっきり動けるようになっていました。おそるべし、安藤さんの身体能力。

ボレロ(AOI、DOI)
この楽曲は、コストナーさんの昨季のFSが凄すぎましたね。あの記憶があるうちは、安藤さんの演技うんぬんよりも先に、振付の残念さに目がいってしまう。もちろん平均点以上の振付だとは思いますが。

●あっこ姉さん
KAよりLave Dance(AOI、DOI)
公演中に死亡事後があったため、KAは一時公演が中止されていたのですが、既に7月中旬から再開されているとのこと。私がKAを観劇してから既に6年が経過しているので(こちら参照)、あっこ姉さんの演技を見ていて、猛烈に行きたくなりましたよ~。

KAのあっこ姉さんですが、まず、衣装の色使いとキラキラの入り具合がとても素敵。相変わらず、曲想に合致した雰囲気を冒頭から作るのが本当に上手です。そこに、キャリアが長く且つ年齢も重ねてないと出せない、独特の貫禄とのめり込み具合が加わると、まさに無敵。

愛の賛歌(PIW)
今季のSPだそうですね。
この楽曲を聴いて、越路吹雪が思い浮かぶかとうかによって、その人の年代とテレビの視聴時間がだいたい分かりますよね(笑)。私の年代では、リアル越路さんは知らなくとも、テレビで散々「愛の賛歌」を歌う越路さんを見せられたので、言われれば「ああ」となる人が結構いると思う(私は歌詞まで覚えてしまったわ)。

もちろん、元ネタは世界のシャンソン歌手、エディット・ピアフが歌った曲。
不倫の恋、でも、生涯の恋。(その彼が飛行機事故で急逝してしまうという、劇的な結末はさておき)
ジャリンコには使って欲しくない、大人な楽曲であります。

SPというよりも、むしろFSかと思わせるところがありました。
仕上がりを楽しみにしています。

●かなこちゃん
映画「マスク・オブ・ゾロ」より(DOI)
シニアに上がった時と同じ演目といえばそうなんですが、今回のバージョンは、まだ咀嚼できていない感じですかね。

引退についてですが、スケートの先生になりたいという希望が強いとのこと。
引退は早すぎる、先生になるにしてももっと選手として極めてから、という意見もあるやに聞いています。ただ、どの世界でも、良い選手が良い指導者になる事例よりも、むしろ、言い方は失礼ですが選手としては中途半端だった方が指導者としては大成されていることが多いですよね。

逆に言えば、競技選手としての道の極め具合や成績が、かなこちゃんの将来の指導者としての実力にそのまま反映されるものではない。むしろ、指導者で大成したい人間は、指導者としてのスタートを早く切るべきなのかもしれません。そう考えると、かなこちゃんがそうしたいならそうすべきだと、私は思います。

King of Anything by S.バレリス(TI、PIW)
こういう軽やかに仕上げた楽曲って、単純に深みを感じさせることはできないかもしれませんが、きちんと向き合うと味わい深いことも多いですよね。なんだか、「今の」かなこちゃんにとても合っている気がしました。

TIでの衣装は、濃いピンク系を使うにしても、色味や使い方を選んだ方がいいような。PIWでのお花散りばめ系の衣装は、少しラブリー過ぎる。いずれにしても、衣装が、楽曲や「今の」かなこちゃんのせっかくのニュアンスを生かしきれないばかりか、相殺している気がする。これらの繊細なニュアンスたちを、前面に引き出してくれる衣装が欲しい。

●真央ちゃん
Smile、What a Wonderful World(TI)
衣装が素敵ですね。裾を長くしてワンピースにしたやつを、ちょっとした夜のお出かけに着て行きたい。真央ちゃんの衣装でこんな風に思えたの、これが初めてかも。

今までの真央ちゃんには見られなかった振付ですが、とても素敵な振付ですね(ウィキさんには書いてないんだけど、誰の振付?)。少し大人になった彼女の魅力が、とても自然に引き出されていて、あっぱれでございます。

仕上がりは、まだなぞっているだけ(か、もう一段上に足かけてるけど、まだ上りきれていない)段階ですが、これは仕上げて欲しいなあ。ミニマムな衣装と相まって、真央ちゃんの身体のラインやムーブメントの造形の美しさが、良く分かる演目です(昨年のメアリー・ポピンズよりも、これらがずっと際立つと思う)。

ノクターン by ショパン(TI)
今季のSP初お披露目。緊張されてますね。タメや緩急は今までよりもずっと意識されていて、上手になっているように思います。が、上のエキシビションナンバーよりも更に「まだなぞっている」段階。これからに期待しましょう。あ、衣装は良かったのではないでしょうか(ちょっと安心?)。

●宮原さん
Solace by ジョブリン(DOI)
大人びた楽曲&振付。
彼女の、この年齢には不釣り合いなほどの知的で哲学的ですらある雰囲気に呼応した選択かもしれません。

とはいえ、やはり身体的にはまだまだ子供な上、体型は逆に年齢よりも少し幼いので、身体的には無理してる感が出てしまうなあ・・・。例えば、冒頭、筋力不足が露見しちゃう振付は無理にやらなくてもいいんじゃないだろうか。

まあ、こういうアンバランスさが、ローティーン、ミドルティーンに一定割合存在する、ある種の「らしさ」なのかもしれませんが。

ポエタ by V.アミーゴ(TI)
今季フリーだそうです。Solaceと同じく、宮原さんの見た目よりもずっと大人びた楽曲。シニアデビューシーズンで、かつオリンピックシーズンということを意識した選曲なのでしょうが・・・

これを「物にする」ということは、この年齢と身体では難しいでしょうが、それでも今の振付をなぞっているだけの状態からは大きく飛躍することができるはず。シーズンが楽しみです。

●今井さん
無言歌集ニ長調109 by メンデルスゾーン(DOI)
2年前の演目を復活させたのですね。今井さんの個性にぴったり合致した、とても素敵な楽曲。
衣装は、ピンクを基調に小さなお花が散りばめてあって、19世紀メンデルスゾーンが生きた時代の乙女のドレスを彷彿とさせる可憐なもの。今井さんにとっても似合っています。

昨シーズンの全日本でのまさかの二ケタ台には、私も衝撃を受けました。あの悔しさをバネに、今季は頑張ってほしい。

●グレイシー・ゴールド
All That Jazz
ミュージカル「シカゴ」の超ド級有名ナンバーなわけですが、色気を押し出したり、茶目っ気のある悪人根性を押し出したり、いろんなバージョンで演じることが可能なところも魅力でしょうか。

ゴールドさんのは、開き直った明るくしたたかなアメリカ女って感じですかね。楽曲の中のセリフを「グレイシー・ゴールド!」に変更して、ミュージカルをなぞっているところも好感。

●庄司さん
黒い瞳(PIW)
今季のショートプログラム。おっとりとしたムーブメントが特徴の彼女には、ちょいと難しい(というか「おっとり」が「のっそり」と評価されてしまいそうで損な)楽曲ですかね。


<男子>
●フェルナンデスさん
エアロビクス・ナンバー(DOI、TI)
楽しい!演目ですが、80年代Loverの私は、楽曲メドレーだけでも嬉しくなっちゃう。

フェルナンデスさんを生で見た際、テレビ画面で見るよりもずーーーーっと繊細な演技をなさっていることを発見し、とても印象に残っています。ああ、テレビ画面を通して見ていただけの私は、フェルナンデスさんの色んなことを見落としていたなあ、と思ったんですわよ。なので、この演目も、生で見られた方は、もっともっと楽しかったのだろうなあ~と想像しております。

●羽生君
パリの散歩道(AOI、DOI)
今季のSPも昨季と同様、この楽曲だそうですね。
すっかり板についてきましたが、ために、課題は、「飽き」と新鮮味の欠如故におざなりになりがちな心への対応でしょうか(いずれも本人自身の内面の問題で、お客さんサイドのことではありません)。

細く長い身体ゆえのムーブメントの冗長さ(こういうテンポの楽曲を使用した場合に目立ちがち)をほぼ感じさせないのは、羽生君の才能の証左でしょう。頑張ってほしい。

True Love(AOI)
この楽曲をやるには、羽生君はまだ若過ぎるな(笑)。ずばり、上滑り。ま、AOIっきりだしね。

●小塚君
Bang Bang(TI)
小塚君が、恋愛沙汰で取り上げられるとは、まったく想像していなかったよ(笑)。
若い時は特にそうだけど、恋愛ってのは、人を変える大きなパワーがある。彼女との恋愛が、小塚君の不器用でイマイチ解放されないムーブメントに、変化をもたらすことを祈念しております。まあ、今回の演技を見る限り、まだその時期には至ってなさそうだが。

Unsquare Dance(PIW)
今季のSPだそうですが、玄人好みの楽曲、といえるでしょうか。
枠とか規定とか、そういう外側にある制約(小塚君の心(←無意識も大いに含む)が勝手に作り上げたものも含め)を感じさせてしまうムーブメントは、彼の弱点だけれども。もしかすると、この楽曲を使用することは、そういう制約があることを逆手に取ることができるかもしれない。

昨シーズンは怪我に泣いたけれども、今季はこの面白い演目で復活を果たして欲しいものです。

ところで、振付の中の「ひげダンス」は、本チャンにも入れるんだろうか?(笑) 

●無良君
Blue Moon Stone(AOI)
フミヤさんも齢を重ねましたね。
チェッカーズ時代からのファンで、毎年フミヤさんのライブに行っている友人がいるのだけど、彼女も含めライブに来るファンの多くが既に40代以上だそうですから、当たり前だけど。

さて、無良君。
以前、「世界で一番俺がカッコイイと思え!」的なことを書いた際、概要「彼は会場入りの時も、サングラスかけたりおしゃれな格好をしているので、自分のことをカッコ良いと思っていると思いますよ?」とのコメントを頂いたことがあったのですが。

私が申し上げた「カッコイイと思え」というのは、そういう類の「カッコイイ」ではないのですよ。「俺って、ハンサムでイケテル部類だよね?」的な「俺ってカッコイイ」を胸に抱いている人と、舞台(氷上)の上で一人演技を披露する段になって「俺は世界で一番カッコイイ」と思える人とは、必ずしも重ならない。ほぼ9割以上、重ならないんじゃないかな。それくらい、両者は別物と考えていた方がいい。

私が言うところの「カッコイイ」と思える人になるためには、それ相応の努力と工夫が必要で、単におしゃれが好きでイケメンの自覚があるということだけで到達できる類のものではありません。ちなみに、「俺って世界で一番カッコイイ!」が、客観的には「大きな勘違い」であっても、そんなことは一切関係ありません。

今回の無良君の演技には、その類の「カッコイイ」との思い込みは、残念ながらあまり見受けられないかな(まあ、日本人って、基本、謙虚ですからね)。

でも、無良君の志向するパフォーマンスって、「カッコイイ」と強く思いこんでいる方が圧倒的に魅力的になるタイプ(というより、そういう思い込みがないと魅力が半減するタイプ、と言った方がいい)なので、是非努力をして欲しいと思う次第。

Jumpin' Jack(DOI)
今季のSPだそうですが、まさに、氷上でぽつねんと立っている時にも「俺って世界一カッコイイ!」と思い込めると、魅力が倍増する演目ですわね。

躊躇するな。びびるな。おどおどするな。
3年前同じ楽曲を見事にモノにした佳菜子ちゃんが武器にした「弾ける笑顔」に相当するのは、「俺って世界一カッコイイ!」という堂々たる勘違いだわよ。

●高橋さん
Another Orion(AOI)
フミヤさんのスターオーラ(っていうか筋金入りのスター声?)に、きっちり存在を重ねて、そこに更にパワーアップした光を混同できていたのは、高橋さんだけだったな。さすがです。

こういう一回ぽっきりの演目って、基本、練習時間が極短時間なんでしょうけど、本当に勘とセンスの良い人ですよね。勘とセンスの良さって、ごく短い接触の中でズバリ本質を掴むってところに、端的に表れますものね。(最後のポージングは、フミヤさんの勘とセンスも光ってましたが。ああ、あと、カメラマンも?)

●信ちゃん
映画「ラスト・サムライ」より(DOI)
確かラストサムライって、ロケ地がニュージーランドだったんですよね。雄大で日本らしからぬ風景でしたが、それに呼応した音楽が、信ちゃんの滑りに雄大さを与えてくれているような気がします。

●レイノルズさん
Back in Black、Thanderstruck(AOI)
宮本さんの振付だそうですが、ラフな白いTシャツが良く似合う演目でした。

●宇野さん
The Blessed Spirits by V.メイ(DOI)
高校生になったんですね。早いなあ。
一般に小柄なシングルの選手の中でも、ひときわ小柄な体型は、おそらく今後も大きく変わることはないでしょう。しかし、本来持っている身体能力の高さと柔軟性の高さに、この「小柄」ゆえの利点を生かした、スピンやジャンプのスピードの速さやキレの良さは、文句なく魅力的です。

表現の地力が極めて大きい方ですが、やはり小柄、しかもなかんずく「幼い」印象を残すタイプであるがゆえに、その表現が軽んじられたり見過ごされる可能性があることは非常にお気の毒・・・というか悔しい気持ちすらします。もっと多くの人に(審判にも)、技術面だけじゃなく、彼の「表現」の素晴らしさを知って頂きたいと思う次第。
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by Koharu-annex | 2013-09-03 01:08 | 2013-2014 フィギュアスケート