もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

<   2012年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

★2012年5月11日に赤字部分を追記しました★

ごめんなさい、今、まだ消化し切れてないんですが。

我らが(←勝手に。笑)羽生君の新コーチに、ブライアン・オーサーさんが就任したとのこと。

複数のニュースを拝見した中に、奈々美コーチとは「円満に解消」と書いてた記事があったけど、まさにそうなのでしょうね。というよりも、むしろ、奈々美コーチが「可愛い子には旅をさせろ」と、羽生君に海外での武者修行を打診したのではないかと、これまた勝手に想像しちゃうほどです。

公式のコーチではなくなったにしても、奈々美コーチは、これからも影に日向に羽生君を支えて行くに違いありません(勝手に断定)。いや、そうであって欲しいです(強く希望)。

オーサーさんのところの男子選手といえば、ハビエル・フェルナンデスさん。
彼について、シーズン中、折に触れて言及しちゃったのは、「オーサーさんのところに行ってから、なんだかちょっと楽しそうじゃない。」ということ。

なので、一瞬、ちょっと心配になりましたが・・・。

ま~、あの羽生君は、憑依系で、基本、放置プレーOKな表現者ですからね。
ちなみに、放置プレーOKな人って、踊り心と表現の地力が大きく、勝手に向こうから次々と新たな表現を繰り出してきてくれる人のことで、簡単に言っちゃえば、「待ってれば良くて何の心配も要らない殿堂」入りな人のことです。私の中では、高橋さん・鈴木さん・羽生君の3人ですわ。

だから、どんな状況になっても、羽生君は、その時々の状況や思いを反映した様々な表現を見せてくれるでしょう。
それがオーサーさんの手柄にされちゃったとしたら、ちょっと悔しいけど。(明らかに羽生君のこの手の才能を花開かせたのは奈々美コーチだから)

仮に、オーサーさんとの相性が、ひどく羽生君と合わなかったとしても。
そこは、千尋の谷底だ、羽生君。

若獅子よ、上がって来~~い!!!

って、話ですわね。


来シーズンが楽しみだこと。ほほ。


<追記>
コメント欄で、5月10日発売のNumberに、羽生君の今回のカナダ行きの経緯が書いてあるとの情報を頂きまして、さっそく買いましたよ。Number、2012年5月24日号。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 5/24号 [雑誌]

文藝春秋


おお、メイン特集は、香川さん!!なんか一石二鳥な気分(笑)。わお、それに槙野さんのインタビューもある(この方、とってもとっても楽しい方よ!それに実物は写真の10倍かっこいい。笑)。

コメント下さった方が、「コーチよりも練習環境が決め手だったみたい」と書かれていましたが、私もそのとおりだと思いました。

記事によると、オーサーさんを選択したのは、専門誌において、多くの指導者による分業制の指導を行う「クリケットクラブ」の紹介記事(私の手持ちだとワールドフィギュアスケート50号にも載ってるけど、まさか、これ?)を読んだことがきっかけだったとした上で、
羽生君の「今まで、いろいろな選手を見ながら練習することもなかったし、クラブの様子を知って、こういう環境で滑ってみたいと思いました。」とのインタビューが掲載されています。

奈々美先生と話し合ったら快く背中を押して下さったそうで・・・そりゃ押すわなあぁぁぁぁ、奈々美先生なら。もう、本当に「可愛い子には旅をさせろ」の心境だったと思いますよ。

私はねえ、オーサーさんが新コーチ(&奈々美先生とは師弟関係解消)と聞いて、なんで自分がちょっとばっかしショックを受けてしまったのかと、この記事を書いた後、胸に手を当てて考えてみたのですよ。

そしたらねえ、私は、奈々美先生と一緒にいる羽生君を見られなくなるのが、とても寂しいのだと思い至りました。

奈々美先生と羽生君ってね、よく師弟関係に見られる、
「コーチの生徒」(=コーチが完全にはるか上で、時には操っているようにも見える)、
「コーチと生徒」(=師弟関係はあるのに、ある意味、対等な関係性が見られる)、
だけでなく、うっすらと、
「生徒のコーチ」、つまり、「羽生君『の』奈々美先生」という印象があるんですよ。

それは、とても幽き(かそけき)ものなんだけど、羽生君が「僕『の』奈々美先生」と思ってる節がある。それはとてもプリミティブな所有(「独占」というのとはちょっと違う)の感覚で、敢えて言うなら、羽生君が関係性としては上で、奈々美先生を包み込もうとしているように見える(本人は無意識だろうけど)。

ちょっと官能的な想像をしちゃう人がいるかもしれないけど、別にそういう次元のものに限らず、濃密な師弟関係に、時として見受けられる関係性だと思う。ただ、特に異性の師弟関係の場合に多い気はします。

異性の場合に多いからこそかもしれないけど、この関係性は、非常に美しいの。特に見栄えの良い2人の場合は、とっても美しい。
羽生君の萌黄のような10代の美しさと、奈々美先生の女盛りの美しさ(もう若くはないけど、あの年齢でしか存在しない美しさが、彼女には確実にある)が、双方によってより高められる上に、一見すると、年齢と師弟関係をともに逆転させたような羽生君の背伸びした「僕『の』」感覚が醸し出す、あの絶妙な雰囲気。

あれを「美」と言わずに、何と言おうか、ってな話じゃないですか。

ということで、一つの美を失ったことが、私はとても悲しく寂しいのだと思いました。

いや、もちろん、形式的な師弟関係は解消しても、彼らの間で師弟関係は一生ものでしょうから、2人の間ではずっとその「美」は存在するのでしょうけれども。

見られないじゃん、私。


・・・だいぶ話が逸れてしまいましたが、羽生君。
万全の練習環境で、頑張ってください。来シーズン楽しみにしていますよ。


[PR]
by koharu-annex | 2012-04-26 00:42 | フィギュアスケート男子

国別対抗 女子フリー

成美ちゃん&トラン君、フリーの調子が悪くて残念でしたね。
トラン君の日本国籍取得がどうなるのか気になるところですが、お二人の希望が叶って五輪出場が可能となることを祈っています。

<女子>
●ラコステさん/95.27
装飾過多といってよいアレンジの、華麗な「泣かないで、アルゼンチーナ」ですが、結局、完成形を見せることなくシーズン終了になってしまいましたね・・・。

キスクラでのトラン君の「変な変装」での飛び入り参加、実況に完全スルーされてて、私が泣きそうになりました。
ひどいよ、あのシカトぶり。

●レオノワさん/102.79
あらーん、もう最初から顔の表情が沈んでいますよね・・・。
演技も、昨シーズンまでの、浮き沈みの多い不安定なレオノワさんを彷彿とさせるものがありました。
今シーズン、この演目で新境地を開いただけに、うーん、残念。

●マルケイさん/99.07
来シーズン、演目をガラッと変えて欲しいなあ。
彼女って、本来的には、情熱はあくまで内に秘めたような、寡黙な大人の女らしい色気と親和性が高いと思うんです・・・。年齢だって25歳ですよ?

ジャンピング・ジャックは、かなこちゃんの昨シーズンの名SPですけど、マルケイさんには今季のかなこちゃんの演目(SPでもFSでも)の方が圧倒的に似合うと思うが、どうでしょ。
モロゾフさんに、レオノワさんのフリーのような、かなこちゃんのセリフじゃないけど、それこそ「大人っぽい」演目を作って頂きたい。

イタリアのキスクラ、超楽しい~

●シリテさん/83.80
なにげに、わたくし、この衣装、好きなんですよね~。黒い肌には割と明るい原色系の色を合わせがちですけど、こういうパステルカラーも柔らかい華やかさが出て、良いですね。

ジャンプの調子が悪くて、何度も何度も転倒が続いてしまったのが、きつかったですね・・・。物理的にも、かなり痛そうでした。
観客の皆様の拍手の記憶が残るといいですね。来シーズン、頑張れ。

●ソトニコワちゃん/113.57
この可愛い衣装も、もう見納めか~。ちょっと寂しい。
シーズンベストといえど、演技としてはミスも目立つ出来で、完成形とはなかなか言い難く。

今シーズンを通して、ずっとつきまとっている不安げな表情が物語るように、夜明けがまだ遠そうなソトニコワちゃんですが、そのポテンシャルは明らか。スカッとした笑顔をいつか見られることを期待して、待ちたいと思います。

怪我ないようにね~

●ワグナーさん/122.29
序盤にある黒鳥の動きも板について、自信にあふれたワグナーさんが戻ってきました。
この演目には、彼女の「強気で一本調子」が、ことのほかよく似合いますね。ジャンプやスピンの回転速度も迫力を感じるほどでした。
フリー1位もむべなるかな。

この演目、間違いなく、彼女のマスターピースになるでしょうね。

キスクラで、男子選手の皆さんがやってた、バレエ「白鳥」の動き、楽しくて笑っちゃっいました。

●グレイシー・ゴールドちゃん(16歳)/映画「ミッション」ほか/110.58
アメリカ女子のフリーの演目は、ブラックスワンといい、ミッションといい、なんだか安藤さんを思い出させるなあ~。安藤さん、EXにゲストで出たので、余計そうなっちゃうのかも。
どうでもいいことだけど、アメリカ女子は、ともに金髪で、ともにフリーは黒系衣装なのね。

技術が高く、動きが大きいこと、堂々とした力を込めた強い動きができること(これはワグナーさんと同類項だね。笑)からも、ポテンシャルが高いことは充分に分かります。

が、SPのときと同様、動き急ぐことと、そのために動きがせわしいというか、ぴょこぴょこしているように感じられるのは、やはり直して行った方が良いのでしょうね。特に、この楽曲のスローパートのような曲調だと、音楽と離れてしまうので、欠点として認識されてしまうでしょうから。

●かなこちゃん/95.84
う~ん、いま一つ乗り切れませんでしたね。。。このフリーの、とりあえずの完成形も垣間見せることなく、シーズンを終わることになりましたか。

ただ、今シーズン、自分と親和性がそんなに高くない楽曲に取り組んだ(・・・取り組まされた?その場合は、それに従って修行した)、意気込みや良し!
そして、少なくともSPについては充分に合格ライン超えを果たしたのだから、その成長はきっと大きなものだったと思います。いろんな意味で。

なので、来シーズン、楽しみです。

プレゼントのドラえもんの靴下、可愛い!

●あっこ姉さん/120.28
この衣装、私はとても好きです。ピンクのも好きだったけどね~
後半のジャンプのミスが悔しそうでしたが、音楽の曲調に合った、いかにも「大団円」な華やかな雰囲気が出せる音楽性の高さと、踊り心の高さ、そしてそれらを含め総合的な表現力の高さは、本当に素晴らしいものでした。

●コストナーさん/116.24
おお、この演目と衣装もこれが最後と思うと、これまた名残惜しいこと、この上なし。
ベストな演技ではなかったですが、コストナーさんの向こう側を流れる看板(?)の流れ方の速さが、彼女のスピードとダイナミックさを示しており、大きな体が細かく音取りをして次々とムーブメント繰り出す様は、やはり他の選手には見出せない大きな魅力がありますね。

浴衣は・・・やはりホテルから?(笑)
[PR]
by Koharu-annex | 2012-04-25 08:34 | 2011-2012 フィギュアスケート

国別対抗 男子フリー

リード姉弟、弟君が怪我をおして出たことが強調されてるけど。
私は、今回の大会では、一貫してお姉さんの動きがいつもより悪く感じました。

成美ちゃん・トラン君、ショートのイマジンはすごく良かったですよね。

・・・全く関係ないけど、TAMAHOMEって、なんであんなにCMのセンスが悪いんだろか。


<男子>

●小塚君/151.69
こわごわ滑っている感じが見えるのは、気のせいでしょうか・・・。
何にせよ、体が縮こまっているようで、個々の振付の伸びも以前よりもずっと悪い。
以前は、「この曲が好き」というオーラが出ていたのですが、それもなくなり・・・。

靴を含め、いろんな面で課題が多い今シーズンの終了だったようですが、来シーズンに期待しましょう。

●レイノルズさん/142.49
若手のバレエダンサーでも時折見受けらるのですが、長い脚を御しかねている印象です。
反面、腰の位置が常に高めで、これも脚のコントロール不能に拍車をかけているのかな、と。

体力不足もあるのでしょうが、後半にいくにしたがって、スピードが如実に落ちたのは残念でした。
昨シーズンまでと比べると、柔軟性が若干落ちている感じがするけれども、これは年齢的なこともあって仕方がないところなのかもしれません。

キスクラで点数が出た後、ちょっとした不信感と落胆を漂わせていました。
ジャンプの能力は非常に高いのでしょうから、私が見てもちょっとこれは・・・と思わせるところのあるSSを上げて、PCSの底上げを図ることが、点数のためには急務なのかな。

●アモディオ君/156.49
彼にとても似合う衣装ですよね。素敵です。
一つ一つのポージングや仕草は、とても愛嬌があって魅力的です。

が、体力に不安があるのでしょうか、後半のリオのカーニバルを思い起こさせるサンバのリズムのところは、何気に苦しく、音楽にくっついていくのが大変そう。
また、これも体力の問題からでしょうが、やはり体全体で踊らず、脚が止まって上半身だけ動かす場面が極端に多い。これって、個性的ともいえるかもしれませんが、でも、やはり、異端でしょ。
こういうことを続けていると、アモディオ君が将来的に単なる「色もの」になってしまわないかと、それがちと心配になりました。

●ジュベールさん/154.95
マトリックスの緑色の文字が流れる衣装です。
客観的には素敵じゃないけど、ジュベールさんが着ると「許せる」どころか「らしい」とすら感じさせます。これもオーラと存在感のなせる技。ビバ。

ちょこちょこ小さなミスはあったのでしょうが、そんなことを感じさせない充実したエネルギーを感じました。
何より、ご本人の満足そうなご様子が嬉しい。

キスクラでの、フランスのみなさんのマトリックス・ポーズがとても楽しかった!
あれ、大流行しましたよね~

●アボット君/147.39
何度も同じこと書いて恐縮ですが、私、この演目、非常に好きなんですよね。
SPの「素敵なあなた」では、アボット君、ちょっと無理している感がうっすら出てしまうけど、フリーの「エクソジェネシス交響曲第3番」は、曲調もテンポも、アボット君の本質とのシンクロ具合が高いと思う。

でも、点数が出ないんですよね~、このフリー。
完璧に滑ったことがなくて、今回も特に後半のジャンプが軒並みダブルになっちゃったりして・・・地味でテンポも速くないけど、何気に体力使うんですかね?

●チャンさん/170.65
いつものスピードも、安定感も、両方なかったですね。
世界選手権後は少し気が抜けちゃったかな。正直、この国別対抗って、選手全員に気合いが入っているかと問われれば、それは否だと思うので、チャンさんが少々気が抜けてても、それはそれでありなんだと思う。

●高橋さん/182.72
これは・・・世界選手権の時よりもずっと出来が良いですね。
(まだ世界選手権のフリーの感想書いてないんだけど、実は、私はあのときのフリーの演目にはちょっとした違和感を感じている)

彼の全く「作為を感じさせない」ムーブメントは、まさに圧巻。血の気が引くね。
ただただ純粋に音楽と同化し、振付や意思すら感じさせない。
10合目かと問われれば、9合目と答えますけど(笑)、いやいや、いいもの見せて頂きました。

点数やパーソナルベストの更新は、当然だと思います。なので、「点数が出過ぎ」なんて謙遜するのは高橋さんの性格の良さからなんでしょうけど、そんなことはないし、自分から言わなくていい!と声を大にして申し上げたい(笑)。

それはともかく、他の国の選手たちの賞賛が嬉しかったですね。
[PR]
by Koharu-annex | 2012-04-24 14:37 | 2011-2012 フィギュアスケート

国別対抗 男女ショート

<男子>

●ジュベールさん/84.69
世界選手権での見事な復活劇が、今も心に鮮やかに残っているジュベール君。
こんなに短い期間に、また彼の笑顔を拝見できて嬉しいです。

相変わらずの個性的(!)な振付が、ツボでした。
笑うつもりがなくても、笑っちゃうんだな、これが。
キスクラの金魚の被り物にも笑ってしまいましたが。

●アモディオ君/81.84
世界選手権のときもそうでしたが、この音楽に懸命に食らい付いている感じですが・・・。
ジャンプの調子が良かったので乗りは良かったかもしれませんが、音楽を自分の中に取り込めているかというと、ちょっと疑問。

●アボット君/86.98
世界選手権があの出来でしたからね~。
ここまでミス無くパフォーマンスした上での、あのガッツポーズ。むべなるかな、ですわね。
緊張のためなのでしょう、最初は顔も身体も硬いと思いましたが、良かった良かった。

●小塚君/73.61
ジャンプにあまり重きをおいて見ない私が、4回転の転倒をこんなに残念な気持ちで見たのは、初めてかも。
ああ、そして、コンビネーションにならず・・・。これで点数がガクンと下がるってことは、ワタクシめもさすがに理解しているので、なんともつらい気持ちで拝見しました。

靴、靴なんでしょう?
今も靴に問題あるんでしょう??
言い訳なんて誰も思わないよ~、理由は素直に言っていんだよ、小塚君!!

●高橋さん/94.00
ご降臨がなくても(今回はキャプテンの責任感からですかね?)、素の自分でここまでのパフォーマンスってところが、高橋さんの面目躍如。

それにしても、高橋さんのステップのところ、まばたきするのを極力我慢するから、目が疲れるわ~。人工的なドライアイ(笑)。

●チャンさん/89.81
あら?今までの試合よりも、若干、スピードが遅いような・・・。
直前の高橋さんの点数で、ちょっと硬くなりましたかね?


<女子>

●グレイーシー・ゴールドさん(16歳)US/金平糖の踊り/59.07
あらま、ずいぶん変わったアレンジの「金平糖の踊り」(@くるみ割り)だこと。

この方は初めて拝見しましたが、今回がシニアデビューなんですね?
全ての振付において動き急いでしまい、その結果、動きにぴょこぴょこしたところが目立つのは、いかにもジュニアでしょうか。

序盤に、バレエの動きを模した振付があったのですが、アメリカのバレエ団(ABTやNYCBではなく、地方のバレエカンパニーね)のダンサーに見られる、「基礎が危うい感じなんだけど、ケレン味があってアピールを忘れない、いかにもアメリカ的」なバレエを思い出しました。

●ファヌーフさん/45.99
冒頭の動きの雰囲気は悪くなかったんですけどね。。。
いかんせんジャンプが決まらないと、テンションが下がっていくのが分かってしまいますよね。

●マルケイさん/53.52
う~ん、マルケイさん、頑張ってる割に、好印象が残らないのは何故なんでしょうね。
タンゴは別としても、ラテン系の音楽って、案外、女子にはハードルが高いのかもしれません。
技術、ムーブメント、そしてアップテンポの振付をこなせる体力がしっかりしてないと、むしろ見劣りする方向に転びやすい音楽なのかも。

●ワグナーさん/57.52
2Aで転倒しちゃったけど、世界選手権での撃沈ぶりの記憶がまだ生生しいだけに、彼女らしい「強気で一本調子」のパフォーマンスを見ることができて、嬉しかったです。

●ソトニコワちゃん/56.12
おおう、また違う衣装ですよね?

彼女のポテンシャルの甚大さは、相変わらず感じられるんだけども。
身体の成長がまだまだ続いているんでしょうね、私が直近で拝見したロシア杯のときよりも、また少し大きくなってる気がします。また、ご本人も、身体に慣れておらず、コントロールし切れてないところが散見されます。柔軟性も少し落ちてるし、どっこらしょ、と足を動かしているところなんかもあって、身体のキレもない。
それと、姿勢が・・・顎が前に出て上がってしまって、ますます悪くなってる。

これでボレロはつらかろうて。

もちろん、そんな状態にもかかわらず、ここまでのパフォーマンスを見せることができるのは、彼女の能力の高さを示しているわけですが。
うーん、彼女の年齢や身体の成長具合から推し量ると、こんな状態があと1年くらいは続くんですかね。

●かなこちゃん/63.78
ソトニコワちゃんのあとだけに余計、ですが。
かなこちゃんが、自分の身体を自由にコントロールして動かしている点は、目を引かれるものがありました。
動きもキレキレでしたし、音楽を良く聞いて踊っているのが、素晴らしいと思いました。

自分のキャラと全く異なるこの音楽、将来振り返ったときに、「あれは、かなこちゃんのマスターピースだね。」という演目とはならないでしょうが、ここまで出来れば十二分に目標ハードルは越えたでしょうね。お疲れ様でした。

小塚君、「満知子DX」、グッジョブ♪

●レオノワちゃん/50.92
あらら、今回は調子悪いね。
表情も影がさしているし、身体も全く動いてない、スピードもひどく遅い。
私が見た中でという話ですが、今シーズンでワーストかも。
体調が悪いのかしら。

日本でのお披露目が、こんな状態で、ちょっと残念です。

●あっこねえさん/67.51
ステップが注目されがちだけど、冒頭の重ったるい音楽に、負けることなくむしろ音の伸びを引っ張っていけるのは、あっこ姉さんの音楽性の高さだと思う。

3-3の成功はもちろんめでたいですが、全編を通しての音楽との密着度の高さは、もはや快感のレベル。
ブラ~ヴァ♪
いや~、今シーズン最後にこれが見れて良かった。

●コストナーさん/69.48
まさに大人の安定した演技でした。他の選手とは、全く別の迫力がありますね。
存在感が別次元のレベルです。
[PR]
by koharu-annex | 2012-04-20 11:19 | 2011-2012 フィギュアスケート
皆様、お久しぶりでございます。
バレエの感想だけでなく、世界選手権の感想も、コメントへのお返事も中途半端に滞ってしまっていて、お恥ずかしい限りであります。

ええっと、ワタクシの仕事を手伝ってくれる中途採用の新人君が、この4月1日に着任しまして、彼に仕事をぐあーっと覚えてもらっていたら、あっという間に国別対抗戦が来てしまいました。は~・・・。

ということで、申し訳ないのですが、国別対抗戦の感想を先にアップすることになると思います。

悪しからずご了承くださいませ~
[PR]
by Koharu-annex | 2012-04-19 22:02
2012年世界選手権の男子FSに至るまでの、羽生君のパフォーマンスの感想です。

その1(2010-2011シーズン)に引き続き、2011-2012シーズンを。

(2)2011-2012シーズン

ドリーム・オン・アイス(2011年6月)

●羽生結弦さん(16歳) ロミオとジュリエット
あらー!ロミオ!
こりゃまたぴったりな演目を選んできましたね、FPですか。

音楽は、ディカプリオが主演した映画「ロミオとジュリエット」の音楽ですよね。この選択がまたすごく良いのではないかと思います。

例えばバレエ音楽であるプロコフィエフのものは、ジュリエットのライトモチーフは沢山出てくるのですが(3種あってどれも有名)、ロミオのライトモチーフはそれに比べると地味。バレエの場合は、基本的にジュリエットが刺身でロミオはツマなので、そういうことになっちゃうんだけど・・・。しかも、プロコフィエフのこの楽曲は、その先の不幸を「多めに」(←ここポイントね)予感させるような、どこか死をイメージさせる闇色が全般に漂ってる。これは、羽生君の今のイメージには若干ヘビー過ぎる。

チャイコフスキーのものやニーノロータのものは、プロコのものに比べると闇色は少ないと思うけど、なんというか、羽生君のいつも鈴の音が聴こえてくるような類まれな「光る君」(by紫式部)タイプには、有名過ぎて手垢がついてるという点も含めて何だか少し物足りない。(羽生君が女たらしになるとは言ってません。念のため。笑)

私の中ではもはや半分ギャグと捉えてしまうディカプリオ君ですが、彼のナルが前面に出たこの映画くらいロミオが突出している方が、羽生君にはぴったりだと思う。

実際、羽生君の今回の演技には(FP後半のみとはいえ)ジュリエットの存在は殆ど感じられないけど、そこは全く問題ないと思います。そもそもロミオとジュリエットの2人って、若さ暴走させて自爆しちゃったけど、本当に愛を深めているかは疑問なんだし(要するに恋に恋した状態で終わったとも言える)。自分の思いだけで完結しちゃってる1人の世界、というのは、この2人の場合はある意味正しい。

彼の陣営は、彼のことを真によく分かっていらっしゃる。これは彼にとって強力な武器ではないでしょうか。

今回のご披露はFPの後半のみ、ということでしたが、ちょっとまだ体力がきつそうですね。この夏は体力強化の夏になるのでしょうか。頑張れ~

THE ICE(2011年8月)
●羽生君 ロミオとジュリエット
この人の身体のしなり具合は本当に魅力ですよねえ。そして、たくさんの小さな鈴が鳴っているようなシャランとした音、まだ健在ですね。あと何年あるかなあ・・・。

DOIのときも書いたけど、彼のロミオは、音楽の選択が良いと思います。羽生君は、音楽性もあるし、かつロック魂もあるので、こういうタイプの楽曲も非常に良く似合いますよね~

心配なのは、彼の表現したいものが、今の彼の身体能力の範囲に納まらない、ということです。内から湧き出るものが大き過ぎて、身体が壊れそうです。とにかくケガをされないよう祈ります。「表現したいもの」がこれだけ明確に大きい、ということ、それだけで既に彼は宝ですから。

ジャパン・オープン&カーニバル・オン・アイス(2011年10月)
●羽生君/ロミジュリ
怪我しそうでひやひやするなあ。もちろんいろんな心情あってこそなんだろうけど、少し「強い気持ち」で押し過ぎだな。

まあ、彼のこの感情のほとばしりは、分かりやすく人に訴えかける10代のキラメキなので、そういう意味では捨てがたいのだけど、でも、これじゃ身体がもたんて。
身体のことを考えると、「シャリンと音をたてる小さなたくさんの鈴」(←去年の感想参照)は、今年はもう封印してもいいよ(笑)。もったいないけど(←言っちゃうんだな。これが)。

10代特有の一過性の美ではなく、表現の完成度という一般論的な見地からは、パフォーマンス全体のバランスを考えると、ふっと息を抜く部分があることも大事だし、情感の表出という意味でも、感情を一旦内に取り込むことも大事です。ええ。

中国杯(2011年11月)
●羽生ゆづる(16歳)日本/スクリャービン「12の練習曲作品8 悲愴」
この衣装が似合ってるだけで、日本男児としては表彰ものでしょ。
この人は指先まで覆っている衣装が多いですが、それが良いですよね。腕の動きも手先の動きもとても綺麗なので、それを強調できるgoodな選択。

うねるように、しなるように身体が動きます。これまでの選手とスピード感も全く違う。素晴らしいです。
また、この人はね、高いバイオリンの音とか、ピアノの音とか、抒情的な響きが良く似合いますね。日本男児としては極めて貴重な存在です。

テン君ほどじゃないですが、この人も若いですからね、これまでは、音楽的に「静」な部分であっても、内なる思いから勢いを出し過ぎちゃうことがありました(そしてそれは後半の体力不足につながる)。しかし、今回は緩急をちゃんと意識して「静」なところは落ち着いて、「動」なときは思い切って動いていました。私の好み的にはもっとついてた方が良いけど(笑)。最後の渾身の3つの動きは、気持ちも入ってて、強い印象を残しました。

●羽生ゆづる(16歳)日本/映画「ロミオとジュリエット」より
うわ~、顔色が悪い・・・
と登場の時から思ったんだけど、冒頭から身体はよく動いてました。序盤のジャンプは非常にクリアでしたしね。後半も、何度かのジャンプの失敗にもめげず、一生懸命全身で表現していく姿が健気で胸を打つものがありました。この健気さというのは、ロミオに通じるものですからね・・・。

あの顔色の悪さは体調が万全でなかったことを物語っていますが、そうであるにもかかわらず、体力の問題を感じさせませんでした。パワー配分など、随分考えて臨機応変に対応できるようになっているのかもしれませんね。パワー配分や体調に応じた力の入れ具合の調整は、体力が有り余っているとは言い難い羽生君にとっては身につけるべきスキルでしょうから、そういう意味では大きな収穫とも言えるのではないでしょうか。

今回は残念でしたが、これも経験すべきことだったと捉えて、次回に気持ちを切り替えて欲しいですね。

ロシア杯(2011年11月)
●フライング記事
羽生君っ


おめでとう~~~!!!



まだ映像見てないけど、減点2点をくらってもFS2位、そして金メダルゲットは素晴らし過ぎる。

あなたの真っ直ぐな強い気持ちが、GPF出場を引き寄せましたね。

玉の汗をかいても、汗臭さなんか絶対ない!と思わせる、あなたの汗が好きです。


カナダでも頑張れ。

●羽生ゆづる(16歳)日本/エチュード・イン・D・シャープマイナー(スクリャービン「12の練習曲作品8 悲愴」)
中国杯のときの感想は、

(省略)

というものでしたが、この後半に書いた静と動の切り替え、今回は、より美しく演目の完成度を高くする方向でレベルアップしていました。

ずっと書き続けていることだけど、彼は憑依系の表現者のタイプだと思います。このタイプは、自分の身体が壊れても全力で表現したいことを出し切っちゃう傾向がある。ただでさえフィギュアスケートは怪我の多い過酷なスポーツなので、パフォーマンスの際には、この表現欲求と現実の自分の身体とのバランスを見極めて欲しいと願っています。今回、羽生君がそういう見極めができてきているように見えたので、嬉しかったなあ。

それにしても、技術点(45.20、スピンとステップは全てレベル4!)だけ見れば、ダントツでトップですか(しかも4回転失敗しているのに)。
私はこれが素晴らしいと思う。

羽生くんのように、生来のオーラとか雰囲気とか舞台上の華がある人って、時折、その資質を全面かつ前面に出す表現をしたいという欲求に駆られるときがあって、そういう場合に技術は後回しになっちゃうことがある。
羽生君が、自分のオーラ・雰囲気・華という天性の素質に見向きもせずに(この見向きもしないところが、また別の魅力を引き出しているんだけど、そこはとりあえず置いておく)、真っ直ぐに技術に目を向けていて、真摯に技術面での加点を狙えるよう努力しているのは、本当に素晴らしいことです。
多くのバレエダンサーも言っていることですが、表現の土台は技術ですから。

私には理由が分からないけど、若手は同じことやってもPCSが低く抑えられる傾向があるそうですね(タクタミちゃんの、「今年はジャッジの評価を上げるための年」との発言の趣旨もそういうことでしょうか)。
羽生君のPCSの評価は、今は高いとはいえないところに抑えられていますが、彼の表現の地力からすれば、技術点と同様に高いPCSを取れる潜在能力は明らかですから、今後が楽しみですね。

そのために、振付やつなぎの部分の更なる洗練を望みたい。特に前半部分のつなぎは、比較すると、ちょっとおざなりで荒い感じがしますので。ただ、ジャンプが多いので気もそぞろになるのだとは思うし、あと全体を通す体力とかスタミナの問題もありますので、やみくもに詰込むだけってのはもちろん駄目でしょうが。
あと、コメント頂いているのですが、PCSを抜本的に上げるためには、SSの指導を別のコーチに仰ぐとか、振付を別の方に頼んでみるとか、そういうことも必要なのかもしれません。後者については、私は今の振付も好きだけれども、表現の幅を広げるためには、別の振付師による振付は今後必須だと思いますね。

とかなんとか色んなこと書いちゃいましたが。
正直、16歳にこれ以上望むのは、要求し過ぎですよね。
ポテンシャル高い人への感想は、ついつい「あれもこれも」になっちゃって、申し訳ないわ~

(なお、震災の影響については敢えて触れないことにしております。悪しからずご了承ください。)

●羽生ゆづる(16歳)日本/映画「ロミオとジュリエット」より
今回のFS合戦において、ガチンスキーさんの耽美に対抗できるのは、われらが羽生くんの悲愴美しかないでしょう、ずばり。転倒した方が美しさがいや増すという、悲愴美の典型的な一類型であります。

2回の転倒(4回転ジャンプとサーキュラーステップの冒頭)で2点減点があったにもかかわらず、技術点はSPに引き続いてトップ。SPのときに書いたからここでは理由は省略するけど、ビバ!であります。

ところで、テレビ放送で、演技途中に無意味に羽生くんのアップの顔が映された瞬間があったけど、ロシアでも彼はハンサムボーイということになっているんでしょうか?

グランプリ・ファイナル(2011年12月)
●羽生君(17歳)/エチュード・イン・D・シャープマイナー
17歳になったのね。おめでとうございます。
演技のときもインタビューの時も少し顔色が悪かったような気がしました。大丈夫だったでしょうか。

つなぎとステップのところで、少し慌ててるような印象がありました。このあたりはご本人がおっしゃっていた雰囲気にのまれた」ようなところがあったのでしょうね。音楽をじっくり聴けずに少々上滑りしちゃった感がある。

4回転ちょっと失敗しましたが、技術点だけなら2位。ご本人は悔しそうでしたが、初めてのシニアのGPFとしては上出来ではないでしょうか。

●羽生君(17歳)/ロミオとジュリエット
羽生君って可愛いなあ。演技が終わってからの、あの感極まったような様子や動作が、なんとも初々しく可愛らしいじゃあないですか。ほんと、可愛い。あれに何も感じなくなったら、私の心が砂漠化したってことだな。これから指標にしよう。

パフォーマンス、もちろんスタンディング・オベーションしたくなる演技でした。テンション上げて思いきり激しく動く様子を観て、何試合かぶりに体力不足を心配したけど、深刻にならなくて良かったです。ただ、今回やっぱり顔色悪いよね。お身体どうぞお大事に。

昨シーズンのいかにも少年期という感じの、ガラス細工のような儚さのある透明感は、確実に減りつつあります(以前申し上げた小さな沢山の鈴の音シャランが、こんなに早く無くなり始めるなんて寂しいという趣旨のコメントを頂きましたが、そうですよね・・・でも期間限定だからこそあそこまで美しかったのですよね…)。
が、それでも、彼の雰囲気は得難いものがあります。

また、長い手足、細い身体、長い首、小さな頭と顔などなど、少女漫画から抜け出してきたような見事なルックス。これも得難い。
私はバレエ見のせいか、表現者の外見の美しさ、ということも手放しで褒めるべきものの1つという感覚があります。ただ、ここは多くの方とずれるところかもしれません。一般に、中身でなく単に外見だけを褒めることは、浅はかな行為と思われているから。でも、正直、表現において「美は力」。これは真実だと思う。

羽生君、ここまで見栄えのする身体をもっていると、昨シーズン・今シーズンのような劇的な音楽&振付でなくても、かなり見栄えのするムーブメントになると思います。しかも、彼は表現の地力が大きいですから、ドラマチックでない抑揚を抑え気味の曲調でも、表現しきれると思います。

とはいえ。
劇的な音楽に乗せて、この華奢な体躯をもった青年とは言えない年代の美少年が、通常この年齢ではあり得ないほどの劇的な振付を、自分の持てるエナジーを最後の一滴まで振り絞るように表出させながら、細部は既に壊れているんじゃないかと思わせるほどのパワーでやり遂げる。
こちら側の人間は、ガラス細工の細部がきしむ音を感じながら、全体が今にも砕け散るんじゃないかとハラハラしながら固唾を飲んで観つつも、そのギリギリのところに圧倒的な美を感じる。
そこに、今の羽生君の真骨頂があることは、否めませんわね。

そして、その美は、羽生君が青年期になると消えていく蓋然性が極めて高い。そうすると、観れるうちに観ておきたいって思うのはこちら側の(勝手ながら)当然の心理で、そうなると、今の路線でしばらくやって~と思っちゃう。

でも、表現者として幅を広げるためには、この路線に安住するのは明らかに×印でしょ。
ああ、悩ましいわぁ(笑)。

全日本(2011年12月)
●羽生ゆづる(17才)/12のエチュードより悲愴byA.スクリャーピン/SP4位 74.32(37.12、37.20)
あらま、最終滑走ですか。そりゃ大変。

うーん、大きく伸びのある動きはあるのだけど、いつもとちょっと違うねえ。
やっぱり4回転失敗して、ジャンプの構成をいろいろ考えなくちゃいけないことがあったりして、気もそぞろになりましたかね。

●羽生結弦(17才)/ロミオとジュリエット/SF167.59(88.59、79.00) 総合3位
まーさーにー、「羽生劇場」、ですな。
一幕ものの作品を観ているようでしたよ。

GPFに続いて最後のジャンプを失敗したが故の、悔しそうな表情そして「この脚のバカ!」と殴る姿が、羽生「選手」の真骨頂ですわね。なんかこれ見るのも楽しみになってるワタクシめでございます。
そして、キスクラから引き上げる時に発した、ラストに滑る中村さんに向けた「健人さんガンバ!」との掛け声が爽やかでした。

またもや顔色が少し悪いようにお見受けしたので、どうぞお体ご自愛ください。
もはや言いたいことはそれだけです。

世界選手権(2012年3月)
●羽生結弦(17歳)日本/「12のエチュード」より「悲愴」byスクリャーピン/7位 77.07(38.68、38.39)
あのね、皆様。言ってもいいかなあ。

私、彼を愛しているかもしれない。

あ、もっと正確に言わないといけませんわね。

私、彼の「美しさ」を愛していると思う。うん。多分、これは愛だと思う。

3回転が1回転になっちゃったけれども、終始一貫して、手足の長さを生かした大きな動きや、振り返ると彼の人生の中で「この年代特有の柔軟性」となるであろう身体の「しなり」は、とても魅力的です。ただ、スローなムーブメントの際に、もう一伸びスケートが伸びると、彼の繊細な雄大さがもっと出るんだろうなあ、と思ったりします。

うふふ。「7位で77.07」なんですよね。ラッキー数字の7つながり。ちょっとゲンが良いなと思ったり。
[PR]
by koharu-annex | 2012-04-02 15:29 | フィギュアスケート男子
いやいや、皆様、世界選手権男子FSの感想を書いてたんですが、羽生君のところで泣いて泣いて、筆が全く進まなくなってしまいましたよ。

ってことで、特別企画!

過去の羽生君のパフォーマンスに対する感想を、時系列で古い順にまとめてみました。結構、わたくし、熱く書いてて驚きました(笑)。コメント欄で教えてもらった点(十字を切るのはクリスチャンではなくバランスをみるものだとか)も、訂正することなくそのままアップしています。また、コメント欄での議論も載せたかったのですが、そこまではなかなか難しかったので、今回は省略いたしました。ご容赦下さい。

楽しく思い出して頂けると幸いです。

まずは、2010-2011シーズンから。

(1) 2010-2011 シーズン

カーニバル・オン・アイス(2010年10月)
●羽生さん
「ツィゴイネルワイゼン」 サラサーテ
襟元のフリルとかリボンとか・・・こういう衣装が珍しく似合う日本男子ですね。

まだ華奢な少年体型が残っているせいもあるのでしょうけど、ジャンプで倒れたりした際に、一部の10代の少年しか持ち得ない「はかないきらめき」みたいなものがシャリンと音を立てるようです。

こういうのって無くなっちゃうんですよね・・・そう、「男性の人生において、ごく年若い男子である時の一瞬にしか存在しない美がある」という現実を実感するのは、ある程度の年数を生きた後です(笑)。
いつか詳しく記事に書くかもしれませんが(いつ!?←自分突っ込み)、世阿弥も、この点はっきり言い切ってる。もちろん、三島も言い切ってる(笑)。

念のため言ってしまうと、この「美」というのは誰しもが持っているのかもしれませんが、多くの人にその「美」を感じさせることができる人というのは、数が限られている。
羽生さんは、その限られた人物の1人だと思います。
そして、「今の」羽生君は、まさにその「美」の真っ只中にある。
この意味で、実に、鑑賞時期にある方と言えると思います。

その「美」が無くなった頃には、体力もつき、また、彼の「躍り心」にもっと磨きがかかっているでしょうから、今度は彼の舞踊について鑑賞時期が来るでしょう。

NHK杯(2010年10月)
●羽生結弦(15才) SP
「白鳥の湖」よりホワイト・レジェンド byチャイコフスキー

始まる前、十字切ってましたよね?・・・そうか、クリスチャンなのですね。
FPの衣装だけでなく、今回のSPの衣装もジョニー・ウィアーさんのデザインなのかしら?
普通の日本男児には到底着こなせない類だけど、よく似合っていますね。
今だけ存在する特別な「美」(COIの感想を書いたこちら参照)が、際立つようです。
ウィアーさんにあるちょっとしたセクシュアルな感じが羽生さんには無いので、ウィアー系の衣装でも上品ですよね(いや、別にウィアーさんが下品ってわけじゃないです。私、ウィアーさん、好きですし!)

羽生さんは、すごい表現者になると思いますよ。
もしかすると、何かが降りてくる「憑依」タイプかもしれないですね。
憑依タイプが気をつけなくちゃいけないのは、自分の中に降りてきた何かを「表現したい」と切迫したような気持ちにかられて、激情のまま、自分の技術とか体力とかおかまいなしに、爆発的に身体表現をしちゃうことがあることです。
ありていにいえば、ケガが心配ってことですな。

今回のSPでは特に後半のステップのところ、自分の現在の技術・体力以上に、生と死の狭間にいる白鳥を表現しようとする、彼の危ういほどの情熱が飛び出してくるような印象を受けました。
そのため・・・身体のムーブメントは荒いわ、筋繊維ぶち切れそうだわ、でも、情感がすごくほとばしってる、みたいな、ある意味とても贅沢なアンバランスさがそこに。
もちろん、そのアンバランスさも、ある種の「美」と言えるけどね・・・それじゃ壊れます、表現者が。
正直、ちょっとヒヤヒヤした。

自分の内面の「表現したい」という欲求を、自分の身体の範囲内に収めるよう、冷静に計算できるようになるといいですね。
もちろん、年々、技術も体力も向上するから、「自分の身体の範囲」も大きくなるでしょうけど。

音楽、これは編曲が素晴らしいと思いましたね。
原曲よりも、極限の生を表すような「か細さ」が強調されていて、羽生さんの演じた白鳥と大変よく合っていました。振り付けも素晴らしく、まさに「三位一体」ですね、羽生さん。

最初の3A、綺麗で距離のある山なりを描いてて美しかった。その直後、一時停止ボタンを押したんだけど、そのときの羽生さんの首筋がまた美しくて、絵みたいでした。

●羽生結弦(15才) FS
ツィゴイネルワイゼン byサラサーテ

4回転成功おめでとうございます。

COIのときよりも仕上がり良いですね(こちら参照)。
あとは、とにかく体力ですかね。
体力がつくまで、ケガのないように祈っています。


ロシア杯(2010年11月)
●羽生結弦(15才) 日本
SPは白鳥の湖よりホワイトレジェンド、FPはツィゴイネルワイゼン。
白鳥の湖のアレンジは川井郁子さんだそうですが、今回聴いていてもやっぱりとても良いと思いましたね。
FPでも毎回思うのですが、羽生さんは、ヴァイオリンの高音の消え入りそうなギリギリの音が良く似合いますね。

羽生さんという方は、もともと柔軟性が高い(おそらく多くの関節のソケットが浅い)こともあって、腕のムーブメントが本当に美しいです。
加えて、男性には珍しく背中と首が、これまた美しいです。
が、特に首や背中のストレッチを入念にやっているようにも見えないので(想像ですが。笑)、やはり持っている資質でしょうね。
この手の柔軟性は、普通に意識してストレッチなどをしていても、年齢を経るごとにある程度なくなってしまいますから、今のうちに良く見ておかなくちゃ、ですよ。

FPは、NHK杯のときよりも、体力の分配を考えているようで、前半は動きを抑えている印象でした。
ただ、スピードは比較的出ていて、身体の伸びもあったと思います。
残念なのは、そういう「抑えた演技」でも、少々危なかったしいところがあることです。
身体の動きの全てをコントロール下におけていないというか、御しきれていないというか・・・。

前半抑えたにもかかわらず、後半は足に来たようで、ステップで転倒してしまったことも残念でしたね。
やはりスタミナの問題は急務でしょうか。
スタミナ強化がなされたら、一つ一つのポジショニングを大事にして、呼吸をためることも覚えると良いのではないかと。

四大陸(2011年2月)
●羽生さん SP
シーズン前半に比べると、体力の分配がうまくいっているようで、安心してみていられました。
以前は、妙にはらはらして観てたのですけどね。
体力が劇的に増強することは考えられませんから、力の配分を考えてコントロールしているのだと思いますが、この調整能力というか、成長ぶりは頼もしいですね。

何度も書くけど、この羽生さんのSPはとっても羽生さんに合ってる。
川井さんのアレンジも秀逸だけど、今の彼の年齢ゆえのはかない美しさと、音楽が見事に調和してて、素晴らしいと思います。
全ての年長者が知っているように、彼の、いくつもの小さな鈴がしゃりんと音を立てるような、あの美しさは、将来必ず消えてなくなってしまうものです。
彼のあの華奢で細く長い首が、あのラインを描くことは、もうあとわずかです。

「あの年齢」を具現化する美を、テレビを通してすらあそこまで見せ付ける人も珍しいと思います。
ゆえに、ワタクシ、羽生さんには、ケガなく元気に来季もテレビ放送される大会に沢山出て欲しい、と切に願っている次第であります。

蛇足ながら、羽生さんのSPの曲(ホワイトレジェンド)が入ってる川井さんのアルバムを購入しました。
が、続けて聴くと飽きる・・・ということを発見しました。
年をとって、クラシックはやっぱクラシックで、という感覚になってしまったのか・・・という考えが頭をよぎり、一瞬、微妙に落ち込みました。
なので、これはあかん、と思って、「羽生さんの踊りをセットで見るからいいんだな。」という方向に無理矢理結論付けて、心を整理しました。すみません・・・川井さん。。。

●羽生さん FS
今シーズン最期ですか。ジョニーさんデザインのこの衣装を見るのもこれが最後と思うと、これまたちょっと寂しい気がしますね。

綺麗な四回転でしたね~

が、途中いくつかジャンプをミスしてしまい音楽に遅れた箇所があったこと、そのせいか振付が抜けたり、ムーブメントを流さざるを得ない部分があったこと、等々については、パフォーマンスとしては残念でした。
今シーズン、ずっと課題だった体力、SPでは配分することでこなしましたが、FPではもちませんでしたね。
リンクを上がったからおりた途端に発言された、「しんどかった」というコメントはまさに本音でしょう。

・・・でも、最後だから言ってもいいですかね。
これまで心の中で思いながら、敢えて言わなかったことなんですけど。(理由は、絶対に点数に反映されるべきではないから。)
あの体力がもたなくて、ヨロヨロと、破れかぶれっぽくなっていくところ、あれはある種の「美」なんですよ、間違いなく。特に、羽生さんのルックスと年齢においてはね、美しさ倍増です。
[PR]
by koharu-annex | 2012-04-02 11:07 | フィギュアスケート男子
★世界選手権の男子の感想は、この記事の下にアップしています。
この記事はしばらくブログ冒頭に掲載するので、ご容赦ください。★

ええっと、すみません。

コメントを入れて下さる際のルールを決めさせて下さい。

私のブログには、以前から「通りすがり」という名称の方から、コメントを頂いております。これまで一貫したお立場であるとお見受けしていたことから、1人の方からだと思っていましたが、2012年3月30日~31日に頂いた「通りすがり」さんから、自分は初書き込みであり、これまでの「通りすがり」さんとは別人であるというお申し出がありました。

敢えて申し上げますが、その方から併せて「IPアドレスを見て下さい。」とのお申し出がありましたが、はっきり言って、過去のコメントのIPアドレスと比較するような物理的な時間がかかる作業をするのは無理です(さすがにワタクシ、それを私に強いるのかとムッとしましたわよ!!)。また、私もそうですが、複数のパソコンを扱う方も多く存在することに照らすと、そもそもIPアドレスだけで判断するのは無意味ではないでしょうか。


ということで。



今後、「通りすがり」という名称は、禁止させて頂きます。

今まで「通りすがり」を使われていた全ての方は、今後、別名称でコメント下さい。


あとね、これは一般論ですが。
どのようなお立場であろうとも、無駄に攻撃的なご発言は、控えましょう。実は、一番お願いしたいのは、こちらです。

特に、コメントを下さった方に対して、私を飛び越して横レスで攻撃的言辞を行うことは、お控え下さい。(なお、賛同あるいは通常の議論マターの横レスは、従前通りOKですのでご安心ください。)微妙なコメントに対しては、鍵コメでコメントを下さるか、あるいは私のお返事を待ってからにして下さい。


よろしこ。

この記事は、しばらくブログ冒頭に掲載します。
[PR]
by koharu-annex | 2012-04-01 13:38