もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

カテゴリ:2013-2014 フィギュアスケート( 43 )

五輪メダリストの多くが出場しないことから、当初はなんだか少し寂しい印象もあった、今季ワールド。

蓋を開けてみれば、あらら、見どころたっぷり。
楽しいわ~

あ、すぽるとで男子SPについて信ちゃんが生解説してて、それも楽しかった!

<男子>
町田さん、心が解放されて最高の踊りを見せる時のあなたの特徴、「背中を抜群に綺麗に反らせて動く」が良く出てました。
五輪のときはやるせなさで悶絶しながら叫んだけど、今回はテレビの前で歓喜の雄たけびをあげたよ。本当に素晴らしかった。もう心は町田祭り(笑)。

試合前に町田さんがぼそりと言った、「五輪はお世辞にも上品とはいえない掛け声や雰囲気があり、フィギュアスケートの至高の舞台とは言えなかった。至高の舞台はむしろ世界選手権なんじゃないかと思う」(←うろ覚え)は、私も頷いちゃう部分がある。
もちろん、それも含めて五輪と言われればそうなんでしょうけれども、今回のワールドの日本の観客の皆様の全ての選手に対する温かい応援や、素晴らしい演技に対する公平な拍手は、一鑑賞者として見ていても最高に気持ちが良いので、当然選手にとっても最高の舞台なんじゃないかと思う(大人数が緊張の原因になることはあってもね)。女子の話になるけど、無愛想な表情と単刀直入な物言いから「兄貴」と呼ばれるユリアちゃんが、演技後に可愛い笑顔を見せたのは、日本の観客の皆様の温かい声援が、無意識にそうさせたんだと思いますよ。

ま、そんな中での羽生君に対する、あのタイミングでの「愛してる」掛け声は、聞いててちょっと恥ずかしかったけどね(苦笑)。あいしてる、て・・・(絶句)

あのタイミングの掛け声と言えば、真央ちゃんに対する「真央ならできる!」が思い起こされるけれど、あの発言がむしろグッジョブに思えるほど、「愛してる」っておバカだぞ?(しかも「真央ならできる!」は、後に真央ちゃんが太っ腹にも「よし、できる!って思った」的なフォロー発言をして、結果的に良い話におさまった感があるしな~)

あ、もしかして、羽生君の動揺をわざと誘うために、意地悪でやったの?
それなら、ドサイテ―だな。
羽生君は影響なかったと言っているけど、真実のところは分からんよ。何のかんのいってまだ19歳だもの。

ただね、結果論からいえば、羽生君についてはまだまだ若武者なんでね。
いろんな経験を積んだ方がいいのは誰の目にも明らかなわけで、今回のアホ掛け声も含めて自分の糧にしてくれって思います。

ハビ君は、ようやっと本領発揮してきたかな。

アボット君、冒頭の4回転でまた転倒して五輪ショックを思い出したけど、大事に至らなくて良かった。

コフトン君の演目は振付もとても素敵なんだけど、彼の「心の線」が細過ぎて演目に追い付けていないことを改めて確認。五輪にプル様が選ばれたのも致し方ないかなと。

ベルネルさん、引退試合で見事な自己ベスト大幅更新。おめでとう!

どうでもいいけど、ハンヤン君の茶髪(香港ノワールが単なるヤンキーになってしまった。泣)と、小塚君の寿司職人ヘアは、元に戻して欲しいわ。


<女子>
真央ちゃん、まあ~凄かった。3AのGOEを見た時は、感動したよ。ここまできた!ってね。
フジが流しまくってた公式練習を見ていた際、佐藤コーチについてからの真央ジャンプの中で、勢い・スピード・流れがいずれも最も素晴らしく、すごく心に響いていたんですよ。でも、私が「これはいけるかも!」と声に出して言い始めると、サッカーでもなんでも、本番の試合で上手くいかないことが多いので、敢えて封印していたの(笑)。

まあ、このSPは演目としての完成度が非常に高く、しかも真央ちゃんとのマッチング具合が秀逸なのでね。世界の皆様に、この「飛天の舞」の素晴らしさを見て欲しかった。それが視聴者が最も多い五輪で叶わなかったのは、一鑑賞者としては、今でも残念に思う気持ちはあるんです。それでも、ワールドでここまでのものを見せてくれて、本当に嬉しいです。

真央ちゃんと双璧(もしかしたらそれ以上)だったのは、コストナーさん。
まあ、神々しい、神々しい!!!
このアヴェマリアを超えるアヴェマリアは、当分出ないと思いますよ。
彼女の非常に美しい心根と深い愛情がそのまま出ています。というか、コストナーさんの心の美しさが無ければ、あの完成度はあり得ないです。なんと美しい人でしょうか。

ユリアちゃん、ちょっと点数に不満そうでしたね。いつでも正直な子だわ(笑)。

あっこ姉さんの演技は、本当にドラマを見ているようでした。最後の舞台で自己ベスト更新おめでとうございます。

ゴールドちゃん、五輪前にSP変更したけど、この楽曲、毎回残念に思うほどあってないよね…。思い切って、ディズニーアニメの音楽にすればよかったのに(今話題のアナと雪の女王とかでもいい)。




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by Koharu-annex | 2014-03-28 00:02 | 2013-2014 フィギュアスケート

五輪男子 その4

昔、小学生の夏休みの作文だか絵日記だかで「ぼくは、お祭りのかえり道の、さびしい感じが大っきらいだ。」と書かれた文章を読んだことがあって、その瞬間の切り取り方の明晰さとストレートさにいたく感心したことがありました。

ソチ五輪閉会からこっち、皆様はいかがお過ごしですか。

ワタクシは、最近ご近所の老婦人から新興宗教に熱心に勧誘されていて、ここ10日ほど、ちょっとブルーに過ごしております。私、そんなに不幸そうに見えたかなあ…。

そういや、以前泊まりがけ人間ドッグに行った時も、一緒に回るグループにいらっしゃった奥様(50代後半?)から、就寝前に別の新興宗教のパンフレットを渡されました。昔から不幸そうだったってこと!?


<日本> 3枠
●羽生結弦(19歳) 総合1位
SP=パリの散歩道(振付:ジェフリー・バトル)
FS=ニーノ・ロータ 映画『ロミオとジュリエット』より(振付:デビッド・ウィルソン)

SPで使用された「パリの散歩道」が、五輪の羽生君の演技によって注目されているといういくつかのニュースがあって(着メロだかで1位になったこと含め)、軽くショック。なぜって、このSPは昨季からの持ち越しなので、羽生君は足かけ3年これをバックに滑っているんですよ。しかも、このSPは非常に評価が高く、これまで何度も世界最高得点を更新してきた。チャンさんとのデッドヒートもこの演目を中心になされてきた。GPS・全日本・ワールド、いずれも地上波放送されているっていうのに、ようやく五輪で認知されるって・・・普段どれだけ見られていないのかってことですよね。それがね、ちょっとショックだったの。

さて、パフォーマンス。
SP、やはり足かけ3年滑り込んできた事実と、高い評価を得てきた自信は裏切らないですね。冒頭の身体の動きは、ちょい流しぎみ。緊張感を感じつつも、その一方で、流しながらも的確に音に乗っている姿は、身体に音楽が染みついていることが如実に分かり、ちょっとした身体の余裕すら感じました。全体を通したパフォーマンスとしても、振付を頭に思い描いている素振りは一切なく、むしろ焦りのない余裕が感じられ、その余裕が斜に構えたロッカーと重なり、表現面での完成度もかなり高い。いや、もちろん、セクスィー部長(@サラリーマンNEO)とはちと違う方向ですが(笑)。

当初は、このエレキギターのうねりまくる音が、今よりもっと若かった彼(17歳)とは齟齬があったのですが、10代の2年は怖いですね、19歳になった彼が音楽に追いついてきました。スケーティングスキルが進歩して、スケートの伸びが良くなってきたことも一因かもしれません。

FS、「おしっ、次(←ワールド)行こうか!」と言いたくなる(笑)。本人もそうみたいですね。それが・あなたの・いいと・こ・ろ♪(←昔大流行したCMコピー)。曲がりなりにも金メダルを取ったのだけど、気持ちの中で納得できないものが残る以上、「いーじゃん、金メダルなんだから満足しちゃお!」みたいな甘さ・緩さが一切ないところが、ホントにいい。

金メダルを獲得した後、つまり「今現在も」、何より競技としてのフィギュアスケートが好きであること、競技としてのフィギュアスケートに関する健全な野心を持っていること(自分に欠けている技術の習得、パーフェクトな演技、誰も跳んでいない種類の4回転の成功などなど)、その健全な野心を実現するために真摯に努力していく意思がちゃんとあること、これは素晴らしいことです。男女問わず歴代の金メダリストには、そうでない人もいらっしゃいますから。「そうでない人」をことさら非難する必要はありませんが、しかし「そうでない人」よりも羽生君のような人を好ましく思ってしまうのが人情、というのは確実にあると思う。

また、羽生君が述べた、金メダル獲得に対する唯一の積極的評価が、自分が同じ金メダリストになったことにより、かつて荒川さんが地元のスケート場を救ったような影響力を持つことができるかもしれない、そうすれば震災復興に役立つことができるかもしれない、という極めて謙虚かつ極めて健気でひたむきな事柄であった点は、いろいろなことを考えさせられました。何よりあの震災の甚大さと復興がまだまだ道半ばであることを改めて認識させてくれました。来る311には、被災地に何が必要なのか、そして自分に何ができるのかを、改めて考えたいと思います。


●町田樹(23歳) 総合5位
SP=エデンの東(振付:フィリップ・ミルズ)
FS=火の鳥(振付:フィリップ・ミルズ)

町田さん、五輪の前にパーマかけたんですかね?それともコテ?
自分でもまだ慣れないのでしょうね、髪型を気にし過ぎているような気がする。気持ちは分かるけど。

SP、最終滑走でしかも高橋さんの直後という滑走順も影響したのかもしれませんが、残念この上なし。もう、テレビの前で悶絶するほど(こちら参照)、町田さんの悔しさにシンクロしたわ。なぜ、ルッツがダブルにっ…!?まさかの二代目練習番長?おやめなはれ~

本田さんは身体のキレが良かったって言ってたけど。私は、冒頭こそ、いつもの動きだと思ったけれど、すぐに動きがちょっと硬いと思ったんですよね…。もともとスムーズなムーブメントの人ではないし、スケートが綺麗に伸びる人でもないけれども、いつもはもう少しスムーズさと流れがあると思うのよ。こういう大舞台で普段の力を発揮できないのは、多くの選手に共通することだけれども、ティムシェルという印象的な言葉を提供して自ら五輪切符をもぎとるという「有言実行」を成し遂げてきただけに、本当に胸が苦しかった。

FS、冒頭の4回転、綺麗に回ったと思った直後に転倒。次の4回転コンビネーションジャンプが決まって勢いが戻りましたかね。とはいえ、その次の3‐3に至るまでの間、強いアクセントの付いた音楽に合わせてある印象的な振付が、ほんの少しずつ音に遅れていたので、ヒヤヒヤしながら見ていました。最終的には、野暮ったい肌色部分がちと残念な今季衣装はさておき(火の鳥は昨季からの持ち越しなのだけど、私は昨季から使っていた衣装の方が好き)、まずまずの火の鳥だったのではないでしょうか。


●高橋大輔(27歳) 総合6位
SP=バイオリンのためのソナチネ(振付:宮本賢二)
FS=ビートルズメドレー(振付:ローリー・ニコル)

SP、ゴーストライター騒動(この文章を書いている当日に、佐村河内氏が自分が全盲全聾(←コメント欄で複数ご指摘頂きまして修正します。あんま興味がないってのがバレバレだな。笑)ってのはウソでしたという記者会見をしたんだけど、この一連の騒ぎの実態と本質が何なのか、私は今でも釈然としないわ)はさておき、この楽曲そのものは素敵だし、振付の宮本さんの力もあって、フィギュアスケート選手の中では誰よりも高橋さんが上手な、ゾクゾクするような絶妙な緩急のついたムーブメントが生きるタイプの演目だと思います。

全日本での出来やその後の代表選出に関するモヤモヤもあり、この五輪で全てを払拭するパワーのある演技、つまりはNHK杯のような演技を期待してしまったのが悪かったのだと思うのですが。そして、脚や膝に痛さもあっての演技だったでしょうから、仕方ないとは思うのですが。純粋に表現面からいえば、「凄み」が足りないと思いました。この楽曲ね、優しく丸く音楽に熔けていくだけの高橋さんじゃちょっと物足りないんですよね。

高橋さんがこの楽曲に感じたと言う「絶望の中の光」、それは確かにこの音楽の中に存在する。わずかではあっても確かな光がそこにはあるんだけど、その光が射してこんでいる現況は果てしなく複雑で重い。この楽曲の表現は、激烈さ・酷薄さ・酷寒さという類の「峻烈な厳しさ」が存在すると、より胸の奥まで響くというか、万人を納得させ得るものになる。音楽に乗っているだけの動き、緩い辛さと希望を表す表現だけでは、全てを表現しきれない印象。ここに「緩い辛さ」は、その反面で「甘さ」と「優しさ」に通じる。そして、音楽に蕩けていくような優しさと甘さは、素の高橋さんのムーブメントの大きな特徴。つまりは、高橋さんの「素」のムーブメントだけでは、この楽曲には不十分で、激しい緩急も含めそこに何らかの作為的なものが必要になってくる。

ところが、今回は、おそらく脚のことがあったのでしょうね、作為的な意思をもってムーブメントを構築するだけの余裕がなかったように思います。これまで高橋さんは、演目によっては必要であった「作為的な意思」を、敢えて顕在化させないでも、天才的な表現の地力で目指すべき表現をナチュラルに成し遂げていたことが多々ありました。しかし、今回はそれも難しかったか。結果として、今、言えることは、今季のSP演技の中では、NHK杯がベストだったということですわね。

FS、フライングで書いたので(こちら)、呆けてこれ以上書けないと思っていたんですが、とりあえず書いてみる。FSは、SPとは逆に「素」の高橋さんを躊躇なくそのまま出してしまうことが、最も適する演目。そこに必要なのは、高橋さんの愛、それだけ。ローリーさん、やっぱり天才かも。この演目から感じられる、ふわりと柔らかく、優しい、深い愛。これをここまで引きだしたのは、見事としか言いようがない。

今回の、ある意味、心の整理がついたような、毒気や邪心が全く感じられない「小ざっぱりとした」とも言える演技は、思い入れのない人(特に五輪だけ見た人)には、物足りなさを感じさせる一面もあるかもしれない。だけど、色んな思いを底に沈めて、澄んだ上澄みだけを、達観した笑顔とともに見せることができるのは、やはり選ばれた人にしか不可能だと、私は思う。


<フィリピン> 1枠
●マイケル・クリスチャン・マルティネス(17歳) 総合19位
SP: Romeo and Juliet by Arthur Fiedler(振付:フィリップ・ミルズ)
FS: マラゲーニャ(振付:ジャスティン・ディロン)

ソチ五輪全競技の中で、唯一のフィリピン代表とか。しかも、フィギュア男子シングル出場選手の中では、最年少の17歳。何かと心細かったと思いますが、良く頑張られました。

凛々 しい眉毛と、大きな瞳、小麦色の肌と細身の体が、とても魅力的なアジア男子です。コーチとは別にイリヤ・クーリックさんからも指導を受けられているそうですが、柔軟性があり、若さ溢れるエネルギッシュなムーブメントが魅力的です。洗練されているとはまだまだ言えないけれど、目力とともにやられると、うっかり心が持っていかれそうになります。ご用心、ご用心(笑)。

SPはロミオ。衣装はヒストリカルなイメージの少々重めのものですが、まだ若くて細い体型なので初々しさが感じられます。技術的な詰めの甘さがあって、点数は少し伸びませんでしたが、ラストのビールマンスピンといい、情熱を込めたマイムのこなし具合といい、パフォーマンスは魅力的でした。やっぱり若者が演じるロミオは良いですね。

対してFSは、まだまだ振付をこなすのに精一杯な印象。フリーに進めるよう、SP突破に力点を置いて練習してきたせいかもしれませんね。


<フランス> 2枠
●ブライアン・ジュベール(29歳) 総合13位
SP=オブリビオン (振付:マキシム・スタビスキー)
FS=アランフェス協奏曲(振付:ローリー・メイ)

プル様が棄権なさったので、最年長となったジュベールさんです。SP・FSとも肌の透けるシースルーを主体にした衣装で、おフランス男性の心意気を感じます。バンクーバー後のシーズンだったかな、彼を評して「繊細な芳香のようなものがある」と書いたことがあるんですが、今やダイレクトに男の色気フレグランスが(←それでも「フレグランス」ってところがジュベールさんです)。男の人ってこのくらいから素敵になるのよね、とひとりごちたワタクシでありました。その彼がソチで引退を表明。そういう意味では、フィギュアスケートって、ホント、青臭い若者中心のスポーツだわね。

SP、セクシーな黒のシースルー地に、首からウエストにかけて炎のような色のキラキラ溶岩が流れ伝っている、色んな意味で熱い衣装です。軸が少々曲がっておろうが、タイミングがずれようが、技術力でジャンプを降りてくる力技なまとめ具合は、マチュアな男性がやるとエロさすら感じます。全体を通してスピード感には欠けましたし、もともと器用に動くタイプではないのですが、ムーブメントに大人な雰囲気があり、セクシーな存在感があって、まさにスター、でありました。

FSも、襟と袖口のみ蛍光赤のほかは、モアレのような黒と赤のシースルー地。胸のV字も深めなのですが、おへそまできっちり透けて見える生地の方に目が行くという、ジュベールさん以外許してもらえなさそうな衣装でございます。

元々柔軟性がある方ではありませんが、年齢を重ねるに従い、やはり更に身体は硬くなっています。昨今流行りのつなぎテンコ盛り感が皆無であることはさておき、身体の硬さによる表現手段の狭さは、なかなか厳しいものがあります。SPでは大人な雰囲気とセクシーな存在感で全てをフォローしていましたが、長いFSでは、それだけではもたなかった印象。どんどんトラベリングするスピンも、悪い意味で目を引きました。

ところで、純粋な順位での「全盛期」というものは、正確にはキャリアが終わってから「いつ頃だったね」と言えるものですが。ジュベールさんの場合、2006~2007シーズン(22歳)が突出している。出場した試合全てで金メダル(ウィキさんのこちら参照)。その前後1シーズンずつ合わせて2005~2008が彼の全盛期と言えそう。

4回も五輪に出場している彼だけど、五輪の表彰台には縁が無かった。フィギュアスケートの採点システムの歪み具合や、特に歪みがひどかった時期についての論評はさておくとしても、五輪って4年に1回しかないので、ジュベールさんのように五輪に縁がない選手の方がきっと多いよね。そうである以上、フィギュアスケートの名選手を考える時に、決して五輪の結果のみで、測っちゃいけないなあとつくづく思います。


●フローラン・アモディオ(23歳) 総合18位
SP=ラ・クンパルシータほか(振付:ステファン・ランビエール)
FS=Under The Moon/Happy/バラ色の人生(振付:マリナ・アニシナ)

モロゾフさんの元を離れたアモディオ君ですが、技術要素とくにジャンプの調子がどうにも上がりきらない様子。バンクーバーの後は、将来ソチのメダル争いに絡んでくるかもしれないと予想されたこともあったのですが、特にFSの出来が悪くて…なかなかツライ五輪となってしまいました。

SP、フィギュアスケートで頻繁に使用されるタンゴの名曲。アモディオ君の衣装も胸が広めに開いてて(チャンさんと良い勝負だ。笑)、アルゼンチン・タンゴのセクシーさをアピール。

このSPは、ランビエールさんの振付なんですね。昔、町田君がランビさんの振付を滑った際には、特にシーズン最初の方では、身体のこなしにランビさんの亡霊が常に見えたものでした。これに対しアモディオ君の滑りに「亡霊」は見えません。この点、アモディオ・カラーの濃さを褒めるべきなのか、それとも「自分カラーに満足するな、最初はランビの完全模倣でもいい、別の次元に行け!」と叱咤すべきなのかは、人それぞれ考え方があるでしょう。

私は、今回のアモディオ君のパフォーマンスについては、圧倒的に後者ですね。もちろん、ランビさんの指導はそれなりにあったのでしょう、例えばステップのところなどではアモディオ・カラーを抑えたムーブメントを意識している部分も感じられました。ですが、それよりも数多く「やりきれなくて自己流でやってるな…」と思われる動きがかなりあったと思う。正直、技術要素があまりにも不安定過ぎるので、当初目標としていた表現面まで手が回らなかったのだろうとは思います。

FSは、辛すぎる結果でした。4回転はおろか、いくつか3回転の予定だったであろうものが2回転になった上、コンビネーション・ジャンプが1つも入らず、2回目の3Aはシークエンス扱いの低い基礎点に。冒頭の「冴えないやさぐれ男」表情は秀逸でしたが、それが最も良かったところだったという(泣)。毎度、彼の演技に何箇所かある「立ち止まり」ポイントが、長く頻繁に、しかも絶望して少々投げやりにも感じられました。キスクラでの落涙は、見ていられない感じ。全ては技術要素の安定からなのでしょうね。どなたかジャンプを矯正して下さる上手いコーチはいらっしゃらないのかしら。


以上で男子は終わりです。



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by Koharu-annex | 2014-03-09 19:17 | 2013-2014 フィギュアスケート

続々と

予想されていたことですが、今月の埼玉ワールド、欠場の報道が続々と。
アイスダンスでは、ソチ五輪の金・銀組が揃って欠場。
男子シングルでは、チャンさん、高橋さんが欠場。

高橋さんに代わって小塚君が出場されるそうですね。
ここは一発、小塚君に大奮起して欲しいなりよ!!




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by Koharu-annex | 2014-03-04 21:12 | 2013-2014 フィギュアスケート

五輪男子 その3

今回対象にした選手の方々については、既にGPSの雑感で、演目等についてあれこれ書いているものがあります。各大会の雑感へリンクを貼っておきましたので、ご興味あればそちらに跳んで下さい。

どうでもいいけど、塩原さん(ですかね?)の飛ばし過ぎる実況、なかんずく技術要素に対するズレまくってる論評を、解説の本田さんが時々完全無視しているところが、結構ツボでした。


<スペイン> 2枠
●ハビエル・フェルナンデス(22歳) 総合4位
SP=Satan Takes a Holiday(振付:デビッド・ウィルソン)
FS=ドラマ『ピーター・ガン』より/ハーレム・ノクターン(振付:デビッド・ウィルソン)

今季はNHK杯は5位(SPは2位だったけど)、ロシア杯は3位で、ファイナル進出を逃しました。
いずれもハビエル君の実力からすれば、明らかに物足りない内容だったのですが、彼は五輪のスペイン代表になることがほぼ確実だったので、ピークを五輪に持って行くためにGPSの段階ではのんびり構えているのだろうと思っていました。実際、五輪の演技は、実力を出し切ったとは到底言えませんが、GPSよりかは明らかに仕上がってました。

SP、羽生君が100点超えを叩きだした直後の滑走。この順番は、2人の演目の違いからもアンラッキーだったかな。ハビエル君のSPは、人を食ったような、小技の効いた、でも繊細な振付が次々と繰り出され、それを軽いタッチで軽妙に易々とこなしていくのが肝だと思うの。これは、羽生君の比較的「派手」なSPの後だと、少々霞んで見えちゃうかも。ジャンプが抜群に決まれば、また話は違うのかもしれませんが、小さなミスが続いてしまい、どうにも印象が薄くなってしまいました。

FS、アラはあったもののとても良く動けていて、ハーレム・ノクターンでの「むんむん」ムードも出せてて、久しぶりに高得点か?と思ったら、痛恨のザヤック。これが無ければ台乗り出来ていたでしょうが、それはまあ、言っても仕方のないことですね。


<チェコ> 2枠
●ミハル・ブレジナ(23歳) 総合10位
SP=山の魔王の宮殿にて (振付:パスカーレ・カメレンゴ)
FS=映画『シャーロック・ホームズ』より(振付:パスカーレ・カメレンゴ)

今季は、カナダ杯4位、フランス杯5位。それでもワールドランキングが7位ってところが凄いな。なお、五輪10位というのはバンクーバーと同じ順位でした。

SP、GPSでは後半盛り上がってテンポアップする楽曲についていけていませんでしたが、今回は(一応)遅れることなくフィニッシュ。ただ、超有名楽曲であるだけに後半の盛り上がりを鑑賞者サイドが当然期待してしまうし、ただでさえ序盤の静かで不気味な入りが、それと対象的な爆発力を自然と誘導するように出来てる。後半のステップで大きく動こうと頑張ろうとしていたのは十二分に分かったのですが、それでもこの演目に相応しい勢いは、残念ながら無かったように思います。

FS、冒頭は殺人事件の現場から(笑)。座り込んでいたホームズさん(ヤンキーではありません)、何かに気付いて目線をあげてにやりと笑います。

冒頭で4回転サルコウを2回着氷(最初のはコンビネーション)したのは面目躍如でしょうか。これで勢いづいて、中盤から始まる緊張感ある音楽を背景にしたホームズ君を見せて欲しい、と期待が高まります。

このFSには、つなぎやステップの中に、壁にある何かを掴んだり、スコープを覗いたり、ピストルを構えたり、手帳を見つめたり、手許で何かをパカッと開いてパタンと閉めたり、しーっと口元に指をあてたり、腕を組んで考え込んだり、ポケットから何かを取り出してはしまったり等々の、ホームズ探偵がやりそうな、様々なマイム的な動き(中には通常の腕の振りと見分けがつきにくいものも含め)が、わざとらしくない形で組み込まれています。よくある、立ち止まって行うマイムではなあく、あくまで流れの中に組み込まれています。なので、それがスムーズに自然に決まるととても楽しい。ただ、「あ、今、なんかやった!」と気付いて巻き戻すので、時間がかかってしょうがないわ(笑)。

でも、FSでも、いかんせん体力が持ちません。もう最後は疲れ果てている印象(GPSの時からずっとそう)。ラストのポーズ、おそらくホームズさんが「証拠はこれです!」って片手に何かを掲げてと叫んでいるところだと思うんだけど、1度もバシッと決まったことがないの。残念極まりなし。


●トマシュ・ベルネル 総合11位
SP=映画『脱出』より「Dueling Banjos」(振付:ローリー・ニコル)
FS=オブリビオン、ラ・クンパルシータ、アディオス・ノニーノ、リベルタンゴ(振付:ローリー・ニコル)

今季GPSには出場されていないので、今季演目はいずれも初見。しかし、SPは録画に残っていませんでした(涙)。FSはタンゴですが、タンゴらしい振付やイメージは、最後のリベルタンゴでのステップにほんのちょっと入っていたもの以外、殆ど入っていなかったように思います。そこまで余裕が無かったかな。

とはいえ、トリノ18位、バンクーバー19位からすると、ちょっとジャンプアップした順位で終わったソチでした。


<中国> 1枠
●ハンヤン(えんかん)(17歳) 総合7位
SP=マイナーワルツ/ヴァイパーズ・ドラッグ(振付:ローリー・ニコル)
FS=グルメ・ワルツ・タルタール/美しき青きドナウ(振付:ローリー・ニコル)

今季は中国杯で優勝、フランス杯で4位、GPFでは6位でした。
演技の出来としてはまさに順位通りでした。やはりまだ若いので、自国以外の大会や、大きな大会になればなるほど動きが小さくなるよう。今回の五輪もそういう傾向の中にありました。

彼のSPは、今季の各選手の演目の中でも、3本の指に入るお気に入りです。が、ハンヤン君、緊張されてましたね。彼の萎縮具合を簡単に見分ける方法は、SP途中でやる「ちっちゃなバイバイ」マイムが、楽しげに余裕を持ってやれてるかどうか(笑)。今回は硬かったわ~

もちろん、私でも分かるほど、冒頭のスケートのスピードも速かったし、最初の3Aの幅なんか物凄かった(カメラアングルも良かったのでしょうけど)。でも、ステップのところは、動きが縮こまっていた印象。魅力的な振付なのに、おそらくその良さの半分も、初見の視聴者の皆様には伝わらなかったのじゃないかな。それがとても残念です。

FS、ジャンプの小さなミスがいくつかあったせいか、途中で音楽とずれた箇所が複数あったんですが、それでも最終的にはまとめ上げまして、最後は満足されたお顔でしたね。ローリーさんが振り付けた、正統派クラシック(青きドナウ)の仮面の下に、ブラックで不気味な影を見せる、極めて彼にマッチした個性的な振付け、わけてもステップの途中で見せる不気味な影の「奇妙さ」を前面に出す上半身の素敵な振付を、全て彼がこなしきれなかったのはちと残念。でも、この若さでこの世界を持ち、それに向けた表現に肉薄した彼に、拍手を送りたい。


<ドイツ> 1枠
●ぺテル・リーバース(25歳) 総合8位
SP=Clocks by 2cellos・ランラン
FS=リヴ・フォーエバー、スメルズ・ライク・ティーン・スピリット

今季GPSには中国杯ロシア杯に出場されていて、いずれも7位。そしていずれの演技の印象も、慎重にこなそうという意識が見え過ぎて抒情性に欠ける、というものでした。

特にお若い選手ではありませんが、五輪は初出場。団体戦SP(6位)に引き続き、個人戦でも慎重に演技をまとめていました。何よりGPSよりも明らかに勢いがありました。激戦の中、意外にも(失礼…)入賞をもぎ取り、ちょっとオドロキ(また失礼…)。

舞踊面からいえば、柔軟性のなさはさておき(これくらいの男子選手は沢山いる)、両肩がいつも上がっているのがちと気になる。あと、音楽と合わせようと意識している気持ちは十二分に分かるのですが、ギリギリ添う程度に留まっているのも(テンポに合わせてるだけで終わってる感が…)、残念ポイント。

SP、団体戦では冒頭が4‐2でしたが、個人戦では4‐3を決め、勢いに乗りました。スピード感も見違えるほどあったように感じました。スピンはいずれも、悪い意味で見入ってしまうほど凄く遅かったけど、SPでは5位!もちろんパーソナルベスト更新。本人比で会心の出来だったと思います。

FS、最終グループで、しかもチャンさんの直後の滑走順となってしまい、緊張されたと思うのですが、良く動けていたのではないでしょうか。もちろん、SP同様、音楽表現が浅いのは残念ですが。


次回、日本からです。



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by Koharu-annex | 2014-02-26 20:44 | 2013-2014 フィギュアスケート

五輪男子 その2

皆様、ごきげんよう!
今日の東京は春霞のようなもやった空でした。気温ほど暖かくは感じませんでしたが、確実に春はやって来ている気がします。

反面、まだ山梨とか埼玉とかで、雪の影響で孤立している世帯や、孤立こそしていないけれど積雪による被害がまだ続いている地域があることがとても心配です。被害が五輪開催時期に重なったため、報道が薄く、必要な支援が行き届いてないのではないかと、それも心配です。。。


<カザフスタン> 2枠
●デニス・テン(20歳) 総合3位
SP=サン=サーンス 死の舞踏(振付:ローリー・ニコル)
FS=バレエ「お嬢さんとならず者」「ボルト」、映画「馬あぶ」よりロマンス(振付:ローリー・ニコル)

一昨年NHK杯に一緒に行った友人(殆どスケートを知らない)から朝一番で届いたメール、「銅がカザフスタンって!?」が未だ忘れられないワタクシです。そうか、テン君はカザフスタンだったね。いつも個人として認識していて、あまり国籍を意識したことがなかったので、改めて書かれると新鮮だったわ。

SP、ジャンプミスがあり成績は振るいませんでしたが、ステップでの骸骨ダンス(死の舞踏なのでね)は、この楽曲らしいズバリな振付で楽しい。ただ、全体的に力みがあるかな。力むところは力んでいいんだけど、腕を骸骨っぽくカクカクするところなんかは、脱力して軽く茶化すように踊ることができれば、すごく素敵になると思いました。

FS、はだけたシャツの中に、首に結んだままのネクタイを入れているという、面白い衣装。
序盤その他で使用されているのは、ボリショイバレエ団(マリインスキーではないところもポイント)がソ連時代に発表した、ザ・ソ連!な演目のためのバレエ音楽。この時代のボリショイのバレエ音楽の特徴は、武骨で単純、華麗・繊細な装飾性は一切なく、男性的で粗野な雰囲気すらあること。ラトマンスキーが新振付を行った舞台(「ボルト」「明るい小川」)を私は見ているので、どうしてもそこに注目しちゃう。だけど、通常は中盤の人気楽曲「ロマンス」の方が記憶に残るのでしょうね。

武骨系の音楽での、テン君の乗り具合が素晴らしい。振付と音楽ととてもよく合っていました。元々テン君のムーブメントのタイプと音楽のタイプが良く合うことも、成功の一因だと思います。ただ終盤はテンポアップするので、疲れてしまいましたかね。

今回の銅メダルは、客観的に言えば、必然の銅というよりかは、他の選手(しかも複数)のミスに助けられた棚ぼたの銅、ということになるのかもしれない。

確かに、昔のテン君は、高い能力があることは認められていたにも関わらず、試合になると気迫が空回りして自滅することが多かった。自分をコントロールする術をじわじわと身につけて行き、ついに昨季のワールドでは実力を発揮し銀メダルに輝いた(この時はSP、FSともに自己ベスト更新)のだけれど。期待された今季は相次ぐ不幸が襲い、GPS中国杯に出ていますが(アメリカ杯は体調不良で欠場)、この時もまだ体調不良で成績は振るわず。体調が戻った後はスケート靴の不具合が発生。

そんなこんなで、昨季ワールド銀メダリストにもかかかわらず、事前の報道では完全に蚊帳の外に置かれてしまった感がありました。実際、五輪でもまだスケート靴がしっくりしていないという報道もあったので、本命視できないと思われていたのでしょうね(スケート靴の不具合って本当に大変みたいね)。

そんな中での銅メダルは、五輪開催中に書いたように(こちら)何か大きな力が働いた巡り合わせのような気がします。


●アブザル・ラキムガリエフ(21歳) 総合22位
SP: Swing Medley
FS: Once upon a time in America

バンクーバーにも出場されたとのことですが(このときはフリーには進めず)、私は初見の選手です。お顔を拝見した時、思わず記憶の中の「牛乳配達のお兄ちゃん」が思い浮かびました。って、今の若い人は牛乳屋さんが毎朝自転車とかで配達してくれてたってこと、知らないんじゃない!? ああ、昭和は昔になりにけり。

SPの衣装、抱っこ紐的なバッテンが胸にあって、なんだ?と思ったら、サスペンダーをクロスさせていたのですね。途中このロング・サスペンダーをビヨヨ~ンとさせる振付が、何度も入っています。多過ぎです。途中、本人も混乱をきたしかけていました。伸ばし過ぎてゴムが伸びかけているのか、肩に流れることも あり。見ててハラハラしました。コーチがモロゾフさんだそうですが、この振付も彼なのかな? 若干の手抜き感を覚えました。

FSの衣装、ストールまで巻いてえらくクラシックだなと思ったら、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」でしたか、なるほど。
切ない映画ですが、この演目ではサントラから喜怒哀楽の異なる様々な音楽がチョイスされていて、色んな表情を見せられる演目になっているようです。しかし、ジャンプミスが続いたので、演技がとぎれ途切れになってしまいました。おまけに、3連続ジャンプを2回やってしまうという痛恨のザヤックも重なり、点数も伸びず。


<カナダ> 3枠
●パトリック・チャン(23歳) 総合2位
SP=エレジー(振付:ジェフリー・バトル)
FS=ビバルディ 「四季」より(振付:デヴィッド・ウィルソン)

SPでもFSでも、冒頭の4-3が美しく決まった時、その後の展開は全く予想できなかったわ。昔アクセルジャンプが苦手と言われていたけど、それを克服したかのように思えていたチャンさん。ところが今回は、SPでもFSでも全てのアクセルジャンプについて安定性を欠いていたように見えました。免疫や体力が落ちると、普段は意識していなくても実は身体の弱いところにまずダメージが来るって言うケド(私の場合は腰痛になる)、そういうのと同じ仕組みなんだろか???

FSでは、ジャンプミスが何度も続いたからか、彼でしか見られない様々なターンや動きが詰まった素敵なステップが、今季、最悪の出来だったかも。苦しそうだった。SPでもステップでバランスを崩すところがあり、遅れ気味になってしまったのかラストのスピンを間に合わせようとしてちょっと慌てたようにも見えました。「らしくない」彼でした。

今回、祇園精舎の鐘の声を聞かなかったフィギュアファンがいらっしゃったでしょうか。嗚呼、我が世誰ぞ常ならむ! 盛者必衰とは大昔から言われますが、ここ数シーズンの強さ、それを象徴する今季GPSフランス杯の鉄壁の演技が記憶に鮮明に残っているだけに、その後のGPFからの劇的ともいえる世代交代を促す波は、言葉で表すのが何とも難しい。だって、チャンさんは、バンクーバー五輪後ずっと、圧倒的な「ソチ五輪金メダル候補」であり続けたから。

この「世代交代を促す波」の始まりは昨年12月。羽生君がSPで世界最高点を出してから、チャンさんのSPに狂いが生じ始めた。私がそのGPFで感じた諸行無常の響きは、ほんの幽けきものであったのだけど、チャンさんにとっては確実に感じられた響きだったと思う。五輪に入り団体戦のSP(FSはケビン君)でも、個人戦のSPでも、結局、チャンさんは立て直せなかった。

とはいえ、今でも私は、あくまで世代交代を「促す波」が来ているだけで、完全に世代交代したとは思えないの。チャンさんが波に動揺し過ぎて対処できなかっただけのような気がするんです。ワールドでは奮起を期待したいわ。ここで終わるチャンさんじゃないはず。

●ケビン・レイノルズ(23歳) 総合15位
SP=Back in Black、Thunderstruck(振付:シェイ=リーン・ボーン)
FS=Exceslsius(振付:ローリー・ニコル)

SPの衣装、半そで。Tシャツ?と思わせるほど地味な、半そで。転ぶと痛い、半そで。心配してたらやっぱり転倒して(2回)・・・腕は打ってなかったけど、いつも限界以上にチャレンジするあなたは、衣装くらいリスクヘッジをして身体を大事にして欲しい。

導入部のBack in Blackのリフ、そして最初のスピンあたりから流れるThunderstruckのリフは、いずれも映画だのドラマだのいろんなところで使用されているから、多くの人の耳に馴染んでいるとは思うんだけど、曲の発表時はバリバリのソ連時代(少なくともリアルタイムでは入ってないのでは?)。それでも、冒頭のリフを聞いた途端、観客が盛り上がってくれて良かったです。

演目としては、男子らしく盛り上がれるロックナンバーですが、この振付をケビン君がこなすのはかなり難しいと思います。良くも悪くも4回転へのこだわりが強く、いつでも全力で限界に挑戦するので、ジャンプでかなりの体力を消耗してしまう。あのテンポで、あの激しさのステップをこなすのは、ジャンプが全て成功したとしても難しいかもしれません。

FSは逆に静かでゆったりとしたナンバー。ローリーさんらしい流れのある動きをつないでいくもの。全体を通して流れを淀みなく出すレベルにまでは至ってないけれど、善戦していたのではないでしょうか。ただ、この手のタイプとしては、以前の宮本さんの振付の方が、ケビン君の身体の癖やムーブメントと相性が良いような気がします。

FSだけの順位を見ると10位だったのですよね。最初の2回は回転不足を取られたとはいえ、4回転を2種類・合計3度跳ぶことに挑み、成し遂げたことは立派です。SPは上手くいきませんでしたが・・・。

こんな大きなリスクを冒さず無難にある程度3回転でまとめて、点数を伸ばすことを重視すれば?という意見は、きっとカナダ国内にも当然あるでしょう(日本で真央ちゃんに対して同様の意見があるように)。また、私の個人的な亜流の見方(舞踊的な表現面重視)からすれば、体力と気力がジャンプに大幅に取られるが故に、彼の本来持っている表現力が発揮できないまま演目が終わって行くことが、残念だとは思っています。

でも、これがケビン君だからなあ。ケビン君が、SP・FSあわせて4回転を5回跳んだ達成感を得たい、そのために無謀と言われてもチャレンジをしたい、と思っているのであれば、誰がそれを止める権利があるでしょうか。ほかでもない彼の人生なのですから。ちょっと痛そうなのは、確かに、見てて辛いケド…。


<スウェーデン> 1枠
●アレクサンデル・マヨロフ(22歳) 総合14位
SP:ロシア民謡コロブチカ
FS:アーキエンジェル

おや、マヨロフ君、なんだか身体がコロコロしてないかい? 以前より丸っこくなっているのは気のせいかい? ・・・と一瞬心配したのですが、なんのなんの。
五輪の舞台で、これまで見て来たマヨロフ君の中で1番の出来。ブラヴォー!

ちなみに、GPSアメリカ大会の時の感想はこちら。
●アレクサンドル・マヨロフ(22歳)/スウェーデン/ロシア民謡コロブチカ
(地上波放映なし)
ロシア風の重厚な衣装・・・結構好きです。コサック風のお約束の振付も入ってましたね。
ただ、ロシア民謡独特のテンポの変化についていけない選手が多いので、最初から不安に思いながら見ていました。やっぱりついていけてなかった。最終的にテン ポが異常に速くなるところ、スケートでついていける方がまあ不思議といえばそうなんですが、テンポが速いだけに動きが更に愚鈍に見える恐ろしさがありますよね。そういう意味で、ロシア民謡ってスケートであまり使うべきじゃないような気がする・・・。

最後に音楽が余った所を見ると、どこかで何かがずれた・・・というか削除したのかなあ、それとも例年とは異なり敢えて振付を少なくしているのかしら。

●総合7位 マヨロフ君/スウェーデン/アーキエンジェル
(地上波放映なし)
後ろ姿を見てパーカーかと思ったら、マントをデザイン化したものなの?と思ってたら、最後はフードにして被ってた。なんだー!?

冒頭、アイソレーションのアラビアンみたいな動きが楽しいなって思ってたら、音楽にもアラビア風なものが入っているなあ。私、この楽曲全く知らないので元ネタを知りたくてたまらないわ。・・・と思い調べてみたら、予告編音楽の制作集団によるいわばイメージ音楽なのね(こちら参照)。こちらでは、アーキエンジェルの音も聴けたし、衣装の由来も分かりました。アニメやゲームっぽい衣装なのね(笑)。

さて、マヨロフ君ですが、ジャンプの調子が今一つだったのが残念でした。が、不可思議で印象的な音楽(そりゃそうだ映画予告編って耳目を引くように作られているから)が連なる中、ちょっと茶目っ気のある仕草も入れつつ楽しい感じで仕上げていました。

まず、SP、本人もロシア出身で演目もロシア民謡ということで、最初から観客に大受けで、本人もノリノリで演技。これが大きかったかもしれませんね。

床を片手でパシッと叩く動作、低く腰かけたような姿勢でのジャンプ、両脚を広げて跳ぶバレエジャンプ、高速での回転は、ロシアの民族舞踊に典型的なもの。続々と繰り出すこれらの振付が、ロシア人観客の歓声を一段また一段と大きくしました。テンポアップに完璧に着いて行ったとは言えないけれど、ここまでできれば充分ではないでしょうか。本人も会心の出来だったのでしょう、何度もガッツポーズ。

FSは衣装を変更。音楽と合わせた、ファンタジー系のアニメやゲームに出てきそうな派手な模様です。ジャンプミスが続いて、少し体力的に持たなかった印象です。ただ、演目としては、なんだか面白いんですよね。


次回はスペインからです。



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by Koharu-annex | 2014-02-26 01:56 | 2013-2014 フィギュアスケート

五輪男子 その1

<追記>書くの忘れてたので赤字部分を追記しました。

五輪なので、初の試みとして国別に選手を挙げて行こうかな、と。
基本的にフリーまで出場した選手を対象にしていますが、フリーの中でも録画から漏れてる選手もいますので、そこはご容赦下さい(HDD残量が…)。

一応、日本語での国名で五十音順にしてみようと思いますが、イレギュラーの部分もあると思います。

<アメリカ> 2枠
●ジェレミー・アボット(28歳) 総合12位
SP: Let yourserf go(振付:ロビン・カズンズ)
FS: エクソジェネシス:交響曲第3部(振付:佐藤有香、ロベルト・カンパネラ、ジェレミー・アボット)

全米選手権ではノーミスだったのに、五輪の団体SPでは想定外の連続ミス。涙を浮かべ頭を抱えて落ち込んだアボット君。ついでに言うと、団体の演技を始める前に、女子アナがコーチの2人を見て「コーチの有香さんと夫のダンジェンさん」と言ってしまっていて、あちゃ~。2人は今でもコーチ業は一緒にしているけど、婚姻関係は最近ディボース。こういう情報はちゃんと押さえておかないとね…。言われた側はもちろん、聞いてる側もツライ。

団体での心の痛みを引きずっているかのような、緊張した面持ちで個人戦SPに現れたアボット君。
冒頭の4回転で右体側から激しく転倒、そのまま壁に激突、あまりの痛みに瞬間動きが止まり、なかなか起き上がることができない。手を壁の上に伸ばすけど、壁の上まで届かず、そこに掴って起き上がることもできない。思わず、心が叫ぶ「壁、いつもより高いんじゃない!?」(んなわけないんだけど…)。

中継の映像では映りませんでしたが、アボット君の転倒位置は、コーチの目の前だったようです。下の写真(引用元はmsn産経ニュースのこちらの記事)を見た時は絶句しました。有香さんとダンジェンさんは、アボット君の手を引っ張って助け上げることは出来ないのでしょうね…。お互いなんと苦しい時間でしょうか。選手はなんと孤独なのでしょうか。
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プル様の棄権が発表された直後だったので、アボット君まで悪夢の連鎖か!?との思いが鑑賞者サイドの頭をかすめる中、ようよう起き上がり歩きだすように動き出したアボット君。審査員の席に行っちゃうのかと思ったら、演技を続け出して。大大大歓声。

もう何度も見てる演目(映画「ピナ」)なのに、ここがどの振付の部分か全く分からない(私が)。アボット君が必死に、足でスピードを上げながら、以後の演技構成を考えているのが分かる。簡単なつなぎをして、直後、見事な3-3。大きな拍手と歓声。スピンを終えると、手拍子が途切れることなく続いて。どんどん手拍子が大きくなったところで3A。歓声があがり、更に手拍子は続いていく。手拍子の中でスピンを2種類行い(★)、最後はステップ(★)。時間が間に合うかどうか、分からない。どこまで出来るかどうかも分からない。たぶん、途中で終わっているんだけど、本当に本当に、良く頑張った、アボット君!!スタンディングオベーション!なんと上記(★)マークの2つのスピンとステップはレベル4!!スコア見て涙が出たのは初めてかも(笑)。

FSでは、SPで痛めた右腰をかばうためにジャンプ構成を変更。元々小器用に身体を動かしまくる人ではないけれど、おそらく痛みもあり、身体のダメージによる動き難さも相当あるのでしょう、特に腰から上の動きが明らかにぎこちない。苦しい五輪となりました。

ただ、このFSは、演目として彼の良さが凄く引き出されていて、本当に素晴らしいですよね。今回のコンディションでさえ、アボット君のスケートの上手さが伝わってきます。

背景が、凄いスピードで飛ぶように流れていくのに、アボット君はとても静かな佇まいなの。帆に風を受けたボートのように、全く力みなく、ごく自然に流れていく。リンクがまるで、木立の間に人知れず存在する、明るく静かな湖のようです。どこまでも途切れることなく、淀みなく、一瞬の迷いもなく、続いていく確かな流れ。もしかして、あなたはボートに乗ってるのではなくて、風そのものですか。


●ジェイソン・ブラウン(19歳) 総合9位
SP=The Question of U byプリンス(振付:ローヒーン・ワード)
FS=リバーダンスより『Reel Around the Sun』(振付:ローヒーン・ワード)

4回転を持っていないので、今は上位陣には食いこんでいけない彼。でも、逆にそうだからこそ、余裕を持って演技に集中できる面もあるのでしょう。五輪初出場ながら、団体戦でも頑張りましたし、個人戦でも安定感がありました。

柔軟性があり身体のコントロール力が高い。また、手先・足先・首まで気を使った丁寧なムーブメント、正統派のジャストな音取りも、とても好感が持てます。FSの最後のステップでは、さすがに体力的にきつかったようで、「リズムにギリギリ遅れないように頑張ってます感」があったものの、上等の出来。

他の選手では、ステップなどの際に足元を確認するように下を向いてしまうことや、緊張しないためか観客を見ないように視線を水平より若干下方向に泳がせること、または視線自体は水平(以上)に上げていても、心の中で観客や外界を遮断していることが分かる「クローズドな空気」を出しちゃうことがある。

そんな中でジェイソン君が何より偉いと思うのは、彼の場合、「常に」視線が下に下がらないことです。視線を意図する方向にきちんと向けて、そこにいる誰かと(それがカメラであっても)「視線を合わせる」ことに躊躇がないことに、表現者としてのポテンシャルを感じます。彼は、とてもオープンにパフォーマンスします。ベテラン勢をいれても屈指のオープンさ。彼の魅力の1つでしょうね。


<ウズベキスタン> 1枠
●ミーシャ・ジー(22歳) 総合17位
SP: Still Got Blues, Still Got Rock
FS: World Dance Collection

モスクワ出身で中国等で育ち、ウズベキスタン代表となったジー君。
多様な文化的背景があるからか、目立つことが大好きだからか、いつも外見、演目、パフォーマンスが個性的。今回の振付も手掛けたそうですね。

今回も髪を赤くして「俺はちょっと違うんだぜ」感満載。ただ現在また中国に住んでいるせいか、色と染め方が何となく中国人旅行者に時々見られる「えっと…」的な微妙さであることは、気のせいってことにしておきたい。

観客へのあいさつの仕方(四方それぞれ違う挨拶)から始まって、リンクからの引き上げ方、キスクラでの振る舞いに至るまで、見事に「対観客」で自分を演出。アスリートというよりも、また身体表現者というよりも、観客の目の前で自分を出して注目を集めたいというパフォーマー気質が強いですよね(後で述べるボーカルもどき楽曲使用も)。アモディオ君にも、昔、そんな気質が少々見受けられましたが、ジー君はもっとずっとぶっ飛んでいるというか、はっちゃけてます。ここまで行くと、かなり好き嫌いが分かれるかもしれない。

FSはワールド・ダンス・コレクションと銘打たれていて、序盤はタンゴ。ねちっこいです。女性は想定しておらず、自己陶酔して1人で踊っているタイプです。苦手な人もいらっしゃるでしょう(笑)。次の「ある恋の物語」は、高橋さん他が過去に使用していた、おなじみのねちっこいアレンジのもの。導入部こそねちっこく(笑)ポーズしてたけど、その後は余裕が無くなったみたいで・・・「ウッ!」のところでも何もなし。ちょいと寂しい。

終盤はアップテンポの楽曲が続くので、体力が持たなかったかな。ステップは、彼らしい派手なパフォーマンスの見せ場であることは確かでしょうが、脚・足があまり動かないのですよね(笑)。空回りとまでは言いませんが、頭や腕を激しく動かしても、全身の動きになってないところが、いかんせん。どっちかって言うと、舞踊的な表現というより、ロック歌手の自己表現に近い。

なお、この終盤部分、一部ボーカルが入っていて(だからロック歌手の自己表現なのかもしれないけど。笑)、今季はこれを理由に殆どの試合でマイナス(1点)されていたそう。マイナスするかどうかは、その時々のジャッジが判断するのですってね(by本田さん)。今回、五輪の場でマイナスされなかったのでガッツポーズ(笑)。

マイナスされ続けても、この曲に拘って使い続けてきた頑固なジー君、良かったね。もちろん、この確信犯とも言える行為を不快に思う方もいらっしゃるだろうけど、私は「ルールはどんな場合も絶対でなくてはならない」という考え方が薄いので、こういうのは楽しいです。


次回は、カザフスタンからです。



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by Koharu-annex | 2014-02-24 18:29 | 2013-2014 フィギュアスケート

旦那の意見

私の旦那は、真央ちゃんを「頑張る女の子」としてとっても好きなの。こういう娘を「自分の娘」に欲しい、って夢想してる1人の中年男性なの。

はっきり言って、彼は「フィギュアスケート・ファン」ではないから、演技をちゃんと見てきたわけじゃない。試合もGPSなどは殆ど見ない。せいぜいワールドあたり。

でも、こういうズブの素人が発する意見というのは、もちろん的外れなことも多いけれど、時として、変な玄人の意見よりも真実が含まれていることもある。

エッジが利きすぎたファッションに身を包む娘に対し、ダサい親父が愛をもって発した「そのズボン、戦中のモンペがつんつるてんになったみたい…やめれば?」との指摘が、時に何よりも本質を突いているようにね。←ここは実話。私が小学校の時にこういうパンツが流行ったの。父がね、それを見咎めて言ったの。私は「流行最先端だ!」と反発したけど、今は分かる。あれはモンペ。

なので、旦那の女子フリー後の意見を、ここに書いておくことも意味があることかもしれない。と思って、書きます。


1 フリーは真央がトップ
2 真央は銅メダル
3 金・銀は知らん


以上




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by Koharu-annex | 2014-02-21 19:17 | 2013-2014 フィギュアスケート

ネイル

やらなきゃいけないことが、山のようにあるんだけど。
何だか、ぼーっとしてて、手につかないワタクシであります。

午前中、仕事で「相談したいので、1時間、時間作ってもらえないか」と電話があったんだけど、「何がクリアになってないの?」と粘って電話で全て対応(笑)。
いいのか、私。いいんです。

週末前にブログばっか書いてるけど、いいのか、私。いいんです。

さっき、配達されたばかりの日経夕刊に掲載されてる写真を見ていたの。
コストナーさんの綺麗な色のネイルを見て気付いたんだけど。
真央ちゃん、フリーで、いつもの赤のネイルしていなかったんですね。

SPの後、ネイル塗る気にもなれなかったのかな。
そうよねえ・・・なんてまたウルウル。

あ~、悲しくても、嬉しくても。
涙を流すって、なんだか身体が疲れるわねえ。

そういえば、ストレスからくるやけ食い(?)で、昨晩、頂き物のクッキーの缶が空になったわ。旦那がビビってた。

皆様、今日はゆっくりご飯食べて、ゆっくり寝ましょうね。
私のランチは、サバの味噌煮。食べられないかと思ったけど、案外おいしく頂けた。
夕飯は、1人でテレビ見ながらお祝いご飯にする予定(旦那は夕飯時間に帰宅不可)。
シャンパンも冷やしてます。



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by Koharu-annex | 2014-02-21 15:58 | 2013-2014 フィギュアスケート

一晩明けて

冷静になって、スコア(こちら、PDFなりよ)を見てみたら、なかなか興味深い。

やっぱり、フィギュアスケートの採点は、改善の余地が大ありだと思いますよ。

とりあえず、真央ちゃんについては演技構成点が低すぎる。
素直に解釈すれば滑走順が早いからでしょうが、これをジャッジの改善を怠ってもいい理由にしてはいかんでしょ。

ヨナちゃんの点数については、韓国マスコミを中心にいろいろ疑問が呈されているようですけど、今回は技術的な部分で顕著に見劣りする箇所があり、レベル取りができなかったのは当然と感じます。しかし演技構成点についてはトップであり(コストナーさんよりも上!)、これまでの御威光が充分に生かされているのであって、非難するよりも感謝すべき、というのが率直な感想。

ソトニコワちゃん、リプニツカヤちゃんについては、団体戦からの流れに照らすと、なんとも後味が悪い。いや、もちろんソトニコワちゃんの演技はとても素晴らしかったですよ。ジャンプの失敗があっても、それを補って余りある他の技術要素があったわけだし。

ユリアちゃんの演技構成点は、今回の点数が妥当だとおもうケド、そうであるだけに団体戦のスコアはやはり高過ぎ。ジャッジのメンバーが異なるからって理由にするんだろうけど、アデリナちゃんの演技構成点が、今回のフリーでこれまでよりも爆発的にジャンプアップしていることを見ると、ジャッジメンバーの違いが理由じゃなくて、「1位にさせたい子には、とにかく加点する。1位候補から外れたら落とす」と見られても仕方がないと思う。

なんだかな。なんとかならんかな。ならんのだろな。ふっ。






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by Koharu-annex | 2014-02-21 13:44 | 2013-2014 フィギュアスケート

真央ちゃん!

you did it!

you did it!!

you did it!!!!




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by Koharu-annex | 2014-02-21 02:06 | 2013-2014 フィギュアスケート