もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

カテゴリ:フィギュアスケート女子( 24 )

こちらの記事は、本館の3月8日付記事を、あらためてアップしたものです。

 キム・ヨナちゃんは、昔から、表現手段が3種類に限られていたわけではありません。
 2006年のLP「あげひばり」の頃の映像(こちら)をみると、この頃も柔軟性がある体ではないけれど、今よりずっと肩・肩甲骨が回っています。また、いろんな表現手段に挑戦しているし、指先まで気をつけようとしているのが、はたからも見て取れます。
 
 私は、この頃の彼女の「静謐なしなやかさ」、というものを最大限評価していました。
 もちろん、表現力という観点からいえば、まだまだ感があるとは思っていましたが、まだ16歳ですしね・・・雰囲気が出せれば合格点でしょ(ちなみに、長洲さんは16歳だけどずっと表現力を感じるので、ポテンシャルがもともと違うんだと思う。)。

 ヨナちゃんが「振付をしなやかに踊る」というレベルを超えて、自分や他者を表現できるようなポテンシャルを持っていて、実際にそれができるようになれば、ドイツのシュツットガルトバレエ団で活躍する、著名な韓国人バレエダンサー、スージン・カン(参照記事はこちら)のフィギュア版になれるかも、とも思っていたりして。

 ところが、ヨナちゃんは、その後、「『あげひばり』は難しいから二度と滑らない。」と言ったと伝えられています。「あげひばり」の頃、腰痛のことは解説者がもらしていたので、その関係かもしれません。
 
 今回、Youtubeで、ヨナちゃんの「あげひばり」以降の経過を確認しましたが、「あげひばり」自体を滑らないばかりか、同演目で挑戦していた様々な表現手段を、その後完全に放棄したように見えます。あわせて、指先へ繊細な気遣いを行う努力も一切なくなっていったように見えます。腰痛の悪化・再発の懸念が大きいのかもしれませんが、非常に残念です。
 
 とはいえ、チーム・ヨナとしては、体が硬くて表現手段が少ないという欠点をフォローし、できれば硬さがプラスに働くようなミラクルを検討をしなくてはいけない。
 それに対する答えが、セクシーさを出すこと、じゃないかと思う。
 
 一般的に、柔軟な体や表現力の地力がある人がセクシーさを出すと、色気が "too much " に転びがちです。
 例えば、以前、長洲さんの記事(こちら)の中でリンクを張った、オクサナ・バイウルさん。彼女は、柔軟性も表現力の地力もある方ですが、数年前、ボンドガール・メドレーを踊っています(こちら)。 中年になって少しふくよか(苦笑)になっているせいもありますが、この色気は too much で、到底アマチュアの競技会では有り得ないでしょう。

 しかし、ヨナちゃんのように体が硬いと、セクシーさがほどよく相殺され、硬質な色気になるばかりか、強い女の風情も出て格好よくなります。 しかも、オクサナさんのように表現手段が豊富だと、また色気が加算されてしまいますが、ヨナちゃんのように少ない表現手段しかない場合は、セクシーさが過剰になることを更に抑えられる。
 007はまさにそれで、最大の効果を生んだと思います。

 次に、人目を引くしぐさや、けれんみのある動きを入れてスパイスを施し、表現手段の乏しさをフォローしておく。 その代表が、007における「パチン」と「バキューン」です。
(ちなみに、この人目を引くしぐさや、けれんみのある動作は、昨期のSP死の舞踏にも見られます。いろいろ試行錯誤していたのでしょう。)

 SPの007は、以上の基本コンセプトを前提に、以下のようなヨナちゃんの良さを引き立たせる振付が随所に施されている。

(1)背が高く、スタイルが良くて、手足が長い。
(2)陰性ではあるが、氷上映えする独特のオーラがある。
(3)セクシーな振付を踊ることに、照れや躊躇がない。
(4)体は硬いが、動作に切れ目があまりなく、「しなやか」という印象を残せる。

 また、音楽の選択も、007の音楽の中で「まさにこれ!」と思われるものがチョイスされている上、緩急のバランスも良い。メイクも欧米人受けする「アジアン・ビューティー」を意識しているし、衣装も素敵。とにかく、いろんな面でセンスが光っている。

 結論として、007は、演目としての完成度がとても高い。
 間違いなく、観客の心にずっと残るフィギュア史上の名SPの1つだと思います。

 「セクシー」に対する嫌悪感の有無・程度により、最終的な好き・嫌いや品格の評価は分かれるだろうけど、あの演目に目を引かれない人はいないだろうし、あの演目を演じるヨナちゃんから硬質な色気を感じられないなら、その人は不感症だと思います。
 そして、ここが一番大事だけど、あまりに演目自体が素敵だから、ヨナちゃんの表現手段の少なさなんて、これっぽっちも気付かない。
 まさに、チーム・ヨナによる、演目での勝利。

 ここまではいい。
 問題は、LPです。LPについて、SPと完全に同じ手法を取ることはできないと思いませんか。表現の幅の狭さを自ら白状しているようなものだからです。

 そこで、音楽をスローに変えてみる。クラシックのピアノ協奏曲。
 だけど、色気は残しておきたいので、ガーシュウイン。
 このプログラムは発表がかなり遅いんだけど、前宣伝を十分にしておく。「LPは、ヨナ自身。ヨナの全てを全部見せる。」

 SPでヨナちゃんのボンドガールに魅了された観客は、スローなピアノの調べを聴いただけで、「SPと違うヨナ」を感じてくれる。
 そして、簡単に感嘆してくれる。「こんなにしっとりした曲も踊れるんだ。」

 異議を唱えるのは、私みたいに、敢えて表現力を見極めるという目的をもって分析する、文句たれな奴だけだ(前回の記事を参照)。

 でもね、たとえば、昨期のLP「シェヘラザード」を観て下さい(こちら)。今回のLPと、印象が殆ど変わらないと感じませんか。特に、音を消すと、「あれ?どっかで見たな、これ。」と思いませんか。 違うヨナちゃんが、そこにいますか?

 シェヘラザードとの違いは、シェヘラザードには、アラビアを意識したひじと手首を曲げる振り付けがあるのに対し(しかし、ヨナちゃんの振り付けのこなしが甘い。曲げるならきちんと曲げろと思う)、ガーシュウインの方は、NYC の洒脱さを意識したと思われる、両手首を同時に上から下に振る、80年代のジャズダンスの世界で非常に流行った振り付けがあることと、セクシーさをシェヘラザードより多く出していることくらい。 つまり、この2つのプログラムは構成・振り付けがすごく似ている。

 そして、再三いっているように、ヨナちゃんは表現力の地力が少ないので、同じような構成・振り付けだった場合、異なる印象を与えることができない。

 そのことが分かっているでしょうに、今期のLPで「人生」を表現しているなんて大上段に構えるのは、おこがましい、ってなもんです。 
 五輪のEXにいたっては、セクシーさを抑えたため、もはや「だしがら」。
 語るべき情感は何もなく、ひじから下~指先の気遣いの抜き具合というか、だらだらさ加減はひどいもんです。

 以上の次第で、最終的な結論、つまり、ヨナちゃんの表現の幅は、「硬質なセクシーさ」という至極狭い幅しかない、そうである以上表現力という意味では、トップ選手の中では低いレベルといわざるを得ない、という結論に至ったわけです。


 と、ここまでは友との約束を果たした論考でした。


 私が、いっちばん好きなのは・・・こういうダンサーにはこういう演目を、と考えることなんです。
 なので、以前、ヨナちゃんには「カラボスを」と言いましたが(こちら)、別途、日を変えて、これをもう少し説明させて頂きたいと思います。
 
 それじゃね、友よ、ちゃお!
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by koharu-annex | 2010-04-05 18:53 | フィギュアスケート女子
こちらの記事は、本館の3月6日付記事を、あらためてアップしたものです。

 
 友の好みにより、結論から書くと(笑)、ヨナちゃんについての私の結論は、以下の2つに尽きます。

(1)SPの007は、奇跡の名作。
(2)ヨナちゃんの表現は、驚くほど幅が狭い。


 説明の順番は、まず(2)からにしましょう。
 ヨナちゃんに特徴的なこと。
 それは、表現手段の圧倒的少なさによる、表現の幅の狭さです。

 彼女の今回のSP、LP、EXを通して観て分かったのですが、彼女は基本的に、①片方の肩をアンバランスに上げる、②口を閉じたまま片側を持ち上げて片頬で笑う、③それらの変化形、という3つの表現手段で、全てを表現しようとしている。

 一般論として、表現力の地力が強い人は、表現手段が少なかろうが、あふれ出る情感を伝えることができます。 そのような表現者の場合、表現手段が少なくても、表現の幅が狭い、と評価されることは起こりません。

 名ダンサーが、年齢を重ねて、表現手段がどんどん減っていっても(具体的にはできるポーズや動きがどんどん少なくなっていっても)、そんじょそこらのダンサーよりも、ずっと情感を伝えることができたりするのは良い例です。

 しかし、キム・ヨナちゃんのLP(ガーシュウインのピアノ協奏曲)から伝わってきた「情感」といえるものは、色気と、色気は自分の特徴だという軽い自負心だけ。
しかも・・・007の後だから余計にそう感じたのかもしれませんが、「色気」の表現もなんだか微妙な適当さ。 

 致命的なのは、このLPのプログラムは「ヨナ自身」(by振付家デヴィッド・ウィルソン)で、刈谷アナの言葉を借りると、


 「キム・ヨナ選手のこれまでの人生を表しているのだそうです。」(うろ覚え)


 にもかかわらず、少し味気の薄い色気、という情感しか表現できない。
 これには、心底、びっくりおったまげたというか・・・とても残念でした。


ヨナちゃん・・・

あなたの人生って、こんなに薄っぺらいの?



・・・というのが、私の正直な感想です。

 「表現力のヨナ」と言われていることを漏れ聞いていて、しかも、実際、SPでは見事に007を演じきっていたので、期待値が上がってしまったのかもしれません。
でも、それを差し引いても、あのLPパフォーマンスからは、起伏ありーの、喜怒哀楽ありーの、な人生なんて、到底感じることなどできませんよ。
 もちろん、彼女はまだ19歳ですが、報道されている彼女の人生だけでも、いろいろあっただろうし、いろんな感情を呑み込んできただろうね、と想像できる人生じゃないですか。

 そんな自分の人生を踊るのに、「007で分かっていると思いますけど、私の特徴ここですから、念のため。」的な色気しか出すことができないなんて。
(なお、私は色気肯定派です。こちら参照)

 これは、表現の地力がひっじょーに貧しい、ということを端的に表しています。

 優れた表現者である条件、それは、まず何より「自分」をきちんと表現できることです。 それがなくては、その土壌に乗っかる「自分ではない何者か」をきちんと表現することができないからです。

 高橋選手のLP「道」の道化、鈴木選手が踊ったLP「ウェスト・サイド・ストーリー」のマリアは、いずれも「自分でない何者か」の「人生」を表現したものです。
この2人の演じた「人生」と比較対照すると、キム・ヨナちゃんが演じた自分自身の「人生」の薄さが分かって頂けると思います。 しかも、2人は「自分でない何物か」の人生なのに、ヨナちゃんは、自分自身の人生を踊ってそれなんですよ。

 キム・ヨナちゃんの表現者としてのタイプは、バレエのコンクールでいうと、仮に「古典」の振付はそれなりに出来てある程度の点数をもらえても、必ずコンテンポラリーで落とされる、というタイプです。この類のダンサーは、今のバレエ界では、決して上にいけません。

 「自分の人生」なんて言わなきゃ良かったね。 ガーシュウインなら、「ハドソン川の流れ」とか(超適当だけど)、色気を考慮するなら「NYCの洒脱さ」とでも言っておけば良かった。 まあ、仮にそういう説明でも、私は彼女に「表現力がある」なんて到底思わなかったけどね。

 そうすると、次に問題になってくるのは、そもそも表現力の地力が弱いキム・ヨナちゃんが世界一になるにはどうすればいいのかということ。 対処方法は、大きく分けて2つあります。

A 表現手段を豊富にして、表現力の地力の小ささをフォローする。
B 今の表現力に見合った、でも表現力の地力が小さいことをできるだけ隠せるプログラムにする。


 まず、Aですが。
 ヨナちゃんの表現手段が3つしかないことは上に述べましたが、何でそんなに少ないのかというと、一番の原因は、彼女の体の硬さにあると思います。 彼女、全体的に体が硬いんですが、致命的なのは、肩、肩甲骨の稼働域の狭さですね。

 ちなみに、実はちょっと体が硬めだったけど、肩・肩甲骨の稼働域がヨナちゃんよりは広く、何より表現力の地力が強かったため、表現の幅が非常に豊かなスケーター、旧東ドイツのカタリーナ・ヴィットさんの、カルガリー五輪の名LP「カルメン」はこちら

 ええっと、体を使った表現者をあまり観ていなくて、五輪だからフィギュア見てましたという方々には、体が硬い/柔らかいと言った場合、足の上がり具合とか、前屈でどこまで曲がるかとか、後ろへどれだけ体を反らせられるか、というくらいの視点しかないんだと思うんですよ。
もちろん、これらの視点は重要なんですが、ちょっと肩と肩甲骨の柔らかさの程度、具体的には、腕・肩全体の動きになるんですが、そこに注目して下さい。

 キム・ヨナちゃんの背中は、言い方は悪いんですが「のっぺり」しています。これは肩~肩甲骨のストレッチがきちんとできていなくて、それらの稼働域が狭い人に特徴的な背中です。 稼働域が広いひとは、普通の時でも、肩甲骨が少し浮き出ることが多い。

 そのため、キム・ヨナちゃんの腕は、あまり後ろに回らないんです。
 これは、体を使う表現者としては、かなり痛い。 
 腕の表現手段が、狭くなるからです。

 また、キム・ヨナちゃんは、ひじから下、特に手首から先に神経が行き届いていないことが多い。 007のようなテンポではその欠点は見えにくいけど、スローナンバーでは、その欠点が露骨に見えてくる。

 肩・肩甲骨周りのストレッチと、指先まで腕の動きに神経をいきわたらせること、これらを訓練するには、バレエレッスンが一番早道です。特に、ロシアの先生がいい。

 と、ここまで一応書きましたが、私は、実は違うことを考えています。
 それは、世界一を目指していた彼女が、バレエレッスンを受けることを検討しないなんて有り得ない、ということです。
 としたら、考えられることは、彼女はバレエの訓練を受けようとしたけど(あるいはちょっとは受けたけど)、何らかの理由で続けられなかったのではないか、ということ。
 これは、私の実体験もあるのですが、腰痛もちに肩・肩甲骨のストレッチはちょっときついんです。 彼女、確かかなりの腰痛もちじゃありませんでしたか?

 ということは、彼女の肩・肩甲骨の稼働域が改善されず、指先までに神経をいきわたらせるバレエの基礎を得られないことを前提に、なにか対処を考えなくちゃいけない。

 それで、チーム・ヨナが用意したのが、007じゃなかろうかと。

 出かけるので、次回に続きまーす。
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by koharu-annex | 2010-04-05 18:43 | フィギュアスケート女子
こちらの記事は、本館の3月5日付け記事を、あらためてアップしたものです。

 タイトルは、昔見たイギリスのバレエ学校のドキュメンタリーから。
 バレエ学校の先生が、アジアから留学してきていたとある女子生徒のことを指して言った言葉です。

 今回のオリンピックの女子フィギュアに出場していた、長洲未来さんのパフォーマンスを観て、久しぶりにその場面を思い出しました。



あら、スター誕生の場に居合わせたわね

 
 というのが、私の素直な感想でした。
 SPの海賊も、LPのカルメンも、まだ10代半ばのあどけない少女である彼女自身とは重なりません。 でも、彼女はこれらを咀嚼し、彼女に表現できる海賊とカルメンを再構築し、なおかつ、それを素直に外に表現として出すことができています。

 一見簡単なことのように思えるかもしれないけど(「自分なりの●●」ってやつね、的な)、しかし、実際にはなかなかできないことなんですよーーー!

 表現力が足りない輩がこれをやるとデスネ、わざとらしさや、ぎこちなさが目に付いて、正直、観ていてちょっとつらい/痛い感じに転ぶことが多いんです。
 私は、こういうのを見るのが、かなり苦手でして。
 フィギュアから少し遠ざかっていた理由は、ここにあります。
 (安心して観ていられることが多い、プロの舞台に鑑賞対象が移っていきました)

 長洲さんのパフォーマンスには、全くそんなことを感じなかったでしょう?
 長洲さんは、私が表現力の判断で非常に重きを置く、「自分ではない何者か」を表現されていました(もちろん、もっと洗練させていける箇所は沢山ありますが)。

 加えて、可愛らしさと、大物感と、はつらつさがない交ぜになった、あの独特のオーラ。
 刈谷アナの「何ともいえないカリスマ性がありますねえ。」(うろ覚え)とのコメントには、私も1票。

 そして、柔軟性と、バレエの基礎を習得している上半身の動きがある。これは表現の幅と手段を広げる意味で、非常に良い。
 
 以前、私は、こちらの記事で彼女にはスワニルダを、と書きました。あまりにはまり過ぎだから書かなかったけど、キトリ(バレエ「ドン・キホーテ」)は、もちろんズバリでしょう。 また、私は同じ記事の中で真央ちゃんはジュリエットを、と書きましたが、ジュリエットを別の人にということだったら、長洲さんしかいないと思います。

 とにかく、あれだけしっかりバレエの基礎があるのだから、堂々とバレエナンバーで勝負に挑んで欲しいな。 ずばり、バレエの主役を踊る選手は、リレハンメル五輪のオクサナ・バイウル以来かもしれないけど(バイウルの1994年リレハンメルのSP黒鳥のYoutubeはこちら、 Ex瀕死の白鳥はこちら)。


 将来、ホントに楽しみだあ~。
 

 唯一の不安材料は、彼女、ちょっと太りやすそうだな、というところ。

 私はバレエ至上主義ではありませんから、スケーターにバレエダンサーのスリムな体型を求めたりはしませんが、スケーターって、少し体に変化があると、ジャンプに変化を及ぼし、ジャンプが不調になると、メンタル面がやられて、表現までおかしくなってきちゃう・・・というデス・スパイラルに入っちゃうでしょ?
 なので、彼女の体型変化が、最小限であることを祈っております。
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by koharu-annex | 2010-04-05 18:33 | フィギュアスケート女子
こちらは、もしかしてトホホの3月2日のこちらの記事を抜粋してアップしたものです。なお、文中で引用させて頂いた他の方のブログやニュース記事等については、あらためてここでリンクは張りませんので、「もしかしてトホホ」の元記事の方をご参照下さい。


と、友から義憤にかられたメールが来ました・・・。 
曰く、Koharuちゃんの審美眼を信用しているから、ちゃんと書いて!だそうで。。。

私、先日こちらの記事をアップしたんですが、奥歯に物が挟まったような物言いでようわからん、ということだそうです。いや、奥歯に・・・ではなく、私はあくまで、このスケーターはこういうタイプだな~ということを書いたまでなんですが、いかんかったですか。。。はは。

実は、わたくし、この友には頭があがらんのです。折に触れて美味しいお菓子とお茶を送ってきてくれるので。(アメリカにいたときも変わらず送ってきてくれた!)

しょうがないので、毒を吐くことになりますが、正直に書いてしまうことにしました。


(中略)


ことの起こりは、彼女から以下のメールをもらったことです。

Koharuちゃんはダンスしてたし、フィギュアの技にも造詣が深いから、ちょっと質問したいのですが、採点方式には納得できますか?

真央ちゃんはジャンプが抜けたところで金メダルは諦めたけれど、キムヨナのボーナス加点がメチャクチャな気がするのです。順位はともかく、あの得点差は一体何故なんでしょう?

ジャンプはおろか、きれいなポジションでのスピンやスパイラルまでデフレ採点されて、可哀想で見ていられなかったです。真央ちゃんのトリプルアクセルのボーナスが僅か0.6点で、キムの3-3には2.0点もつくのはどうして?とすごく素朴に疑問を感じたのです。シットスピンやスパイラルシークエンス、キムヨナは物凄く体が硬い印象を受けますが、得点の出方は真央ちゃんと殆んど変わりません。

ネット検索したら、アクセルや四回転を跳んだ男子に混ぜても、得点換算してみたら、それらを跳ばないキムヨナが金メダルをとれるんだそうで。

何か、気が抜けてしまった。唯一の救いは真央ちゃんが、自分がミスしたからだと、不明瞭な新採点方式には一切言及をせず、ソチ五輪を目指すと言ってくれたことかな。本当に、見た目も性格も清らかな娘さんじゃ(T_T)(号泣)。真央ヲタの間では、真央菩薩と言われているのも納得。

あー、採点競技の難しさを感じました。
来シーズンにルール改正があったら、呆れるのを通り越して爆笑するでしょうねぇ。




友よ! 私はフィギュアの技術、採点、その変更過程、今回の採点の不合理性には決して詳しくない。
これらについては、数年にわたってずっとウォッチを続けている、博識な2人のフィギュアファンの方による、以下の2つのブログが、とっても分かりやすい。


toramomoさまの MURMUR  別館
Mizumizuさまの ライフスタイル・ブログ 

今回の採点についてのニュース記事も探したけど、私のざっくりしたリサーチでは、以下の程度のものしか存在しない(まさにこういうのが「奥歯に物が挟まった」というんだろうね。まあ、正式にニュースとして発表するには、現段階では情報が足りないから仕方ないよ)。
 
 MSNより
高難度技決めても勝てない・・・問われる”あり方”
 メンズサイゾーより
世界最高記録で金メダル獲得の「キム・ヨナ」採点への疑問が上がる理由
 デイリーニュースより
五輪女子フィギュア 謎の韓国人審判の笑顔
 ニューヨークタイムズより(英語)
Catching Kim Won't Be Easy
 アイス・ネットワーク・ドットコムより(英語)
Mishin says Plushenko is better than ever

【3月2日、以下を追記しました。】
 元スケーターのコメントで、収集できたものは、以下のとおりです。

 ヤフー スポーツ(英語)
The night they killed figure skating (エルビス・ストイコ)
ヤフー スポーツ 動画 (英語)
エルビス・ストイコとサーシャ・コーエンのコメント
Was plushenko robbed of gold medal?
Picking the medal winners


 あとは、フィギュアファンの方じゃないけど、以下のブログで問題が大きく取り上げられている。
 
 浜村拓夫氏の「浜村拓夫の世界」より
浅田真央とキムヨナの採点結果-可視化の重要性
 南元彦氏の「Nereide design blog」より
僕だったら真央にもっと加点していた byプルシェンコ


 とにかく、私にはフィギュアの知識が少なすぎるので、フィギュア固有の問題については、以上のニュース&ブログを紹介するしか術が無い。すまぬ。

 私が、語れるとすれば・・・バレエ、ダンス、ミュージカル、舞台をある程度観た経験のある人間として、当該パフォーマーに、表現者としての「表現力」「演技力」といって良いものが備わっているかどうか、備わっているとして、どのような種類のどの程度のものなのか、という点。

 今日はもう疲れたので、寝る(風邪ひいてて熱があるのだ)。
 じゃ、明日以降ね!  
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by koharu-annex | 2010-04-05 14:15 | フィギュアスケート女子