もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

カテゴリ:古典芸能( 2 )

能「天鼓」ほか

バレエと同様、実は、能の観賞記録も溜まりまくってる・・・ってことで、今日は能の記録です。
最近のものからです。

観世会定期能 平成24年9月2日(日)@観世能楽堂

前半の能「花月」と狂言「箕被(みかずき)」は、見ていないので省略。

【仕舞】
●「実盛」キリ: 坂井音重
●「仏原」: 寺井栄
●「鐘之段」: 関根祥六
●「歌占」キリ: 浅見重好
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先だって(7月14日)のNHK「古典芸能への招待」で、神がかり的な「恋重荷(こいのおもに)」のシテを見せた関根祥六さん。今日の「鐘之段」(能「三井寺」の一部を仕舞にしたもの)も見応えがありました。

【能】
●「天鼓(てんこ)」弄鼓之舞(ろうこのまい)
シテ: 山階彌右衛門
ワキ: 高井松男
間: 深田博治
後見: 木原康之、観世恭秀
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後ジテの舞の際、装束が作りものに引っかかってしまい、作り物(=天鼓)の向きがワキの方に!!
うわ~。これ、鼓を打つ振りの時にどうすんだ~?方向全く違っちゃうよ~。
ワキが直すわけにも行かないよね、後見がこんな前まで出てこられるかなあ~と思いながら見てたのですが。やはり、中央でシテがかなり激しく舞うので、後見、後ろから出てこられず。

したらば、なーんと、シテの山階さんが!!
鼓を打つ振りの直前に、作り物に猫パンチ(に見えた)を2発献上。

結果・・・わーっ、方向は直ったけど、作り物の上の方が衝撃でふにゃ~っと曲がってしまった・・・。

観客一同、息を飲んだんだけど、山階さん見事に舞を続けて「さすが!」の一言。
ある意味、珍事なんだけど、とっても楽しかった。


 
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by Koharu-annex | 2012-09-07 22:25 | 古典芸能

お能「安達原」ほか

山階(やましな)別会 
平成22年7月10日(土)午後1時30分~ @観世能楽堂

●連吟
「駒之段」(小督(こごう)より)
本間生
工藤八郎、佐藤輝、高橋賢吉、朝倉政蔵、古澤幸正、小林恆生、横山滮

●はかま能
「采女」(うねめ) 美奈保之伝
シテ: 山階弥次(やましなやじ)
ワキ: 宝生閑
     大日方寛、御厨誠吾
大鼓: 亀井忠雄
小鼓: 大倉源次郎
笛: 一噲隆之
間: 山本東次郎
後見: 山階彌右衛門(やましなやえもん)、木月孚行
地謡: 横山滮、坂井音晴、坂井音隆、清水義也、藤波重彦、関根知孝、野村四郎、浅見重好

装束が暑苦しく感じた冷房のない時代、夏場に限り、装束をつけない袴(はかま)姿で上演されたという袴能。
確かに涼やかですが、冷房バリバリなので、やっぱり装束があった方が私は好きかな。

先月、85歳(たぶん・・・あれ?86歳だったかな?)のお誕生日をお迎えになった女性能楽師の草分け、弥次先生の「型」は世界一ですわね。

それにしても、野村四郎氏・・・彌右衛門先生の実質上の師匠ということで、立場が強いのかもしれんが・・・ありゃ、出過ぎだろ。
弥次先生に対してあまりに失礼な大声でありました。むぅぅ。

●狂言
「惣八」
山本東次郎
山本泰太郎、山本則秀

●仕舞
「柏崎」道行
観世恭秀
地謡: 坂井音晴、津田和忠、関根知孝、浅見重好

「融」
観世芳伸
地謡: 同上

●ろうそく能
「安達原」 長絲之伝 急進之出 白頭
シテ: 山階彌右衛門
ワキ: 則久英志
     梅村昌功
大鼓: 柿原弘和
小鼓: 観世新九郎
太鼓: 金春國和
笛: 松田弘之
間: 山本泰太郎
後見: 津田和忠、観世恭秀
地謡: 津田和岳、武田祥照、坂井音隆、野村昌司、藤波重彦、武田尚浩、観世芳伸、木原康之

附祝言

夏のろうそく能、いいですね。雰囲気出てます。
しかも、演目が安達原。怖い、怖い(笑)。

彌右衛門先生は、スペクタクル系・アクロバット系の躍動的な能が本当に上手です。
今回も、後シテの見せ場は見事でありました。

大鼓の柿原さん、風邪を引かれていたのですね(この頃、東京では喉がやられる風邪と、お腹がやられる風邪の2種類が流行していた)。
高い掛け声がかなり出にくくて、全く伸びず、大変残念でした。
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by koharu-annex | 2010-07-20 10:03 | 古典芸能