もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

ロシア杯 男子雑感

今日のランチはお蕎麦。江戸のソバ食いは蕎麦をほとんど噛まずに飲み込んで、喉ごしで味わう・・・なんて言われているので、私も若い頃から何となくそうやってしまってたんだけど。

今日、蕎麦が喉(というか食道?)に詰まって死にそうになったわ。
お店の人や他のお客さんに不審がられないよう、苦労して悶絶しながら、「年取ったら、餅よりも蕎麦で死ぬわ」と確信しました。。。

幼稚園の時に言われた「良く噛んで食べましょう。」は真実だな。
喉ごし・・・もうやめます。


●総合1位 町田君(23歳)/日本/SP=エデンの東(振付:フィリップ・ミルズ)、FS=火の鳥(振付:フィリップ・ミルズ)、EX=ドラマ『白夜行』より(振付:町田樹)

SP、頭でっかちでも、やはりこのSPには心を打つものがあります。すっかり有名になった「ティムシェル」という言葉が、彼を貫いているのが良く分かります。既にGPFの結果を知っている私は、この時から疲労が溜まってて…と切ないですが。

FS、作曲家ストラヴィンスキーの故郷であるロシアでこの演目を披露することを楽しみにしていたという町田さん。衣装替えですが、私は前の方が好きだな。ラストの観客へのあいさつの仕方や、リンクサイドに引き上げてくるところ、バレエダンサーのような動作で(どっちかっていうと女性の仕草なんだが。笑)、町田さんの気持ちを感じました。


●総合2位 コフトン君(18歳)/ロシア/SP=フラメンコ、FS=チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番

4回転に5度チャレンジして4回成功という、鮮烈デビューを果たした中国杯(こちら)に引き続き秀逸な成績を残されました。

SP、終了後に何度も映されたタラソワさんの歓喜の様子も印象的でしたが(笑)、世界歴代4位の好成績(92.53)は立派。フィギュアスケートでは男女ともフラメンコの曲を使用することが結構ありますが、このコフトンさんのSPは、男性の中ではフラメンコ的動作が十二分に入った振付と言えましょうか。(ただ相変わらず氷をトゥで削る動作が多くて、「あれ、他の選手は気分悪いんちゃうん?」(←何故か関西弁)と、ちょっとヒヤヒヤする。)

若いコフトンさんに高望みは酷ですが、演技自体としては、まだこの演目の魅力を最大限に引き出すところまでは至ってない。主な理由は体力不足でしょうか。ステップから遅れがちになり最後のスピンでは限界(へろへろ)になっていることが見受けられます。

FSは、楽曲も衣装も王道クラシック。目指すべきは、バレエで言うところの正統派ダンスール・ノーブル(≒簡単に言えば王子様)でしょう。今回はジャンプミスが散見され(4回転5回成功は今回もお預け)、乗りきれない印象で終わってしまいました。しかし、スタイルの良さと、バレエの王子役に通じる繊細な雰囲気は、この人の魅力的な個性だと思います。


●総合3位 フェルナンデス君(22歳)/スペイン/SP=Satan Takes a Holiday(振付:デビッド・ウィルソン)、FS=ドラマ『ピーター・ガン』より/ハーレム・ノクターン

昨シーズンは史上3人目の「4回転を4度」跳び、一気にトップにのし上がった彼。
NHK杯と異なり今回は台乗りしているんだけど、彼としては可もなく不可もなく・・・という状況が続いてますね。五輪出場はほぼ手中にしているためか、今は好調でなくともある種の余裕を感じますけれど、あのキレのある4回転と気分の乗ったパフォーマンスを知っているだけに、ちょっと残念。


●総合4位 メンショフさん(30歳)/ロシア/SP=コウルターガイスト、FS=アレグロ

プルシェンコさんが左膝を痛めて棄権したため、今大会に出場したメンショフさん。今年4月東京で行われた国別対抗で転倒(その後棄権)、強打した右肩のサポーターが未だ取れておらず万全の状態でなかったことが判明(実況&解説より)。

SPは、NHK杯で書いたとおり(こちら)、ミケランジェロのアダム創造をモチーフにした衣装が印象的なメンショフ劇場。若手の台頭著しいロシアですが、彼のこの独自の世界はやはり魅力的です。

FS、冒頭の4回転は素晴らしかったけれど、後半少し疲れましたかね。それでもこの年齢で自己ベスト更新は立派だと思う。


●総合5位 ドーンブッシュさん(22歳)/US/SP=Sons of Italy(振付:マーク・ピレイ)、FS=ビートルズメドレー(振付:マーク・ピレイ)

中国杯と同じ5位。
SP、全てのジャンプをミスしてしまったからか、乗りきれないまま終わってしまいました。見せ場のステップも良く言えば軽やかという部類に入るのでしょうが、この人の絶好調の時の「軽やかさ」とは別次元で、どちらかというと流してしまった印象。

FS、後半から疲れてしまったかな。頑張ったけど、動作を最後までやりつくせず、とりあえず音楽に遅れないよう次の動作に移っていく・・・の繰り返し。こういうことってドーンブッシュさんに限らず多いですけど、やはり今一つの印象で終わってしまいますよね。


●総合6位 ガチ君(20歳)/ロシア/SP=フラメンコ(振付:ジェフリー・バトル)、FS=映画『アンナ・カレーニナ』より

同じロシアのコフトンさんと同様、SPはフラメンコ。こちらもフラメンコ的振付が比較的多く入っていますが、全くイメージの異なる演目(ガチ君の方は氷を削らないから、私は安心よ。笑)。とはいえ、コフトンさんの直後という滑走順は、ちょっとした不運だったかも。ジャンプの失敗もあった上、思いがけないところで転倒もあり、かなりやる気が削がれた模様。タラソワさんの表情と、ミーシンさんの表情の違いもなかなか切ない。

FS、冒頭からジャンプが決まらず、悩みの深さが見て取れます。ただ、苦悩し苦悶する彼は、この演目には向いてます。とはいえ、それだけではパフォーマンスが成り立たないのがツライところ。ラストのスピンのバックに汽車の音(アンナが自殺するところを象徴)が鳴り響き、がっくりとくずおれるポーズでフィニッシュするのは劇的ですが、そこに至る道程が今のパフォーマンスからは殆ど感じられないのがとても残念。


●総合7位 リーバースさん(25歳)/ドイツ/SP=クロックス(演奏:2CELLOS feat.ラン・ラン)、FS=リヴ・フォーエヴァー スメルズ・ライク・ティーン・スピリット 演奏:デイヴィッド・ギャレット

あまりシングル選手の活躍が見られないドイツ。五輪出場は、この方でほぼ確定のようですね。
中国杯に引き続き今回も「いずれも抒情的なものに少々欠け、失敗を最小限に収めようと慎重にこなして終わった印象です。」の通り。


●総合8位 ジー君(22歳)/ウズベキスタン/SP=I Still Got Blues, Still Got Rock、FS=ワールドダンスコレクション、ネオタンゴ、ルンバ、リベラ・スウィング、トゥッティ・フルッティ

今季初見。ただ1人4回転をプログラムに入れておらず、且つジャンプミスも相次いだので点数は伸びませんでしたが、なかなか楽しい演技をする選手ですよね。

SP、エアギターの振付も入っているなど面白いステップでした。FSも、髪を赤く染めファンキーなステップ(ここにもエアギターが。笑)を表情豊かにこなしました。が、最終的に印象に残るのが、コロコロと変わる顔の表情や、踊りというよりかは音楽に乗せて身体を揺らす動き、という辺りは、身体表現というよりもエンターテインメントと呼ぶべきかな。

五輪出場はほぼ確定と言っていいのかしらね。両親がコーチで北京を拠点に活動されている関係で、ご本人も北京在住とか。今季も厳冬で大気汚染が心配されるので、PM2.5で体調を崩されませんように。
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by Koharu-annex | 2013-12-18 19:07 | 2013-2014 フィギュアスケート