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by koharu-annex

第13回世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ

第13回世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ
マカロワ版「ラ・バヤデール」(前3幕)

振付・演出:ナタリア・マカロワ(プティパ版による)
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

<出演>
ニキヤ: アリーナ・コジョカル
ソロル: ヨハン・コボー
ガムザッティ: 田中結子
ハイ・ブラーミン: 木村和夫
ラジャ: 高岸直樹
マグダヴェーヤ: 松下裕次
アヤ: 崔美実
ソロルの友人: 森川茉央
ブロンズ像: ダニール・シムキン
【第1幕】
侍女たちの踊り: 矢島まい、川島麻実子
パ・ダクシオン: 高村順子、佐伯智香、岸本夏未、阪井麻美、西村真由美、
           乾友子、高木綾、渡辺理恵、柄本弾、松野乃知
【第2幕】
影の王国(ヴァリエーション1): 岸本夏未
影の王国(ヴァリエーション2): 奈良春夏
影の王国(ヴァリエーション3): 乾友子

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私の隣席でご覧になっていたご婦人、お疲れのようでよく舟を漕がれていたのですが。ブロンズアイドルの踊りの直前にぐっと集中力を高め(傍からも分かる)、終わった後はこれまでの3倍はあろうかという力強い拍手。

シムキンファンの方だったのね。
還暦を優に過ぎていると思われるご婦人をも虜にするシムキン君、恐るべし。
私は、彼のブロンズアイドルを見て、やっぱりキャラクター向きだなあ~との感を強くしたわけですが。

コジョカルさんのニキヤは気の強いじゃじゃ馬で、ヨハンさんのソロルは優柔不断。
これらは基本路線として鉄板なんだけど、なんだか物足りなかったなあ。いずれも最初の登場場面でソロルのヒーローオーラや、ニキヤの美オーラが少し足りなかったため、最初からケチがついたところはあるかも。

考えてみれば、ニキヤの登場における「ヴェールが取られる瞬間」というのは、恐ろしい場面だわ。
ヴェールが取られてニキヤの容姿が顕わになった瞬間にドバッと神々しい美オーラを発散させ、これによりハイ・ブラーミンが悩殺されてしまうことを、観客全員に納得させなきゃいけない。
ホント、大変だと思う。集中力だけでクリアできる問題じゃないものね。

ガムザッティの田中さん。以前、東京バレエ団でのラ・バヤデール公演(こちら参照)で、確か奈良春夏さんとのダブルキャストだったのに春夏さんがお怪我か何かで降板されて、全ての公演でガムザッティを踊りきらざるを得なかった田中さん。
あのときの田中さんは、状況が状況だったからでしょうか、鬼気迫るほどの素晴らしい出来だったのですが、今回はピリッとしない。少しお痩せになったようにもお見受けしたので、夏バテですかねえ。今年も暑いものね。どうぞお大事に。

上記の東京バレエ団の公演の時もそうだったのですが、第3幕の影の王国でアラベスクの先頭に立っているダンサーの方がとても美しい。容姿だけでなく、アラベスクの姿勢はもちろん何度も反復する動きがとてもきれいなの。彼女は先頭が固定位置のようですが、むべなるかな。もし、機会があったら、是非ご注目を。

・・・いつも思うんだけどさ、マカロワ版って壺の踊りとかがなくて、ちょっとだけ寂しいよね。
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by Koharu-annex | 2012-08-28 22:24 | バレエ(その他)