もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

全日本 女子ショート その1

イブの夜、3週間ぶりにスポーツジムに行き、ラケットボールを30分やって付属のマッサージを受けに行ったら、「右肩、亜脱臼ぎみなんだけど、これでちゃんとラケット振れたの?」と。

あう。やっぱり。
右肩、おかしかったんです。少し前から。鎖骨の右下に痛みがずっとあったし。
確実にこりゃまずいと確信したのは、18日(日)、お能の納め会のために着物を着ようとした際、右腕が後ろに回りにくくて異常に帯が締めにくかった時。
来年は真面目に整形外科に通って、そして真面目にストレッチと筋トレしよう。

それにしても40代になった途端(でもないか。笑)、いろいろあるなあ。

●佐藤未生(15歳)/リベルタンゴbyピアソラ/SP7位 54.14(31.38、22.76)
技術的な要素に重点の殆どがあるのでしょうね。表現としては、まだ振付を追っかけているだけ、かな。
この楽曲に必要な動きのキレや力強さが足りず、ましてや哀愁はずっと遠くにある感じです。

●友滝佳子(16歳)/Time to Say Goodbye/SP10位 52.02(29.66、22.36)
動きの一つ一つに、あと少しの伸びや完全性が欲しいと思いました。中途半端に終えて、次の動作に移ってしまっている感じ。これは、よくない癖だと思う。せっかく動けているところも、評価されなくなっちゃうから。

●庄司理紗(15歳)/ビッグバンド・ジャズメドレー/SP11位 51.50(27.18、24.32)
気持ちが技術的な要素に向いてしまっているのでしょうね。振付はちゃんと身体に入っていて、「頭で次々と考えて追っかけてる」という印象はないのですが、技術的要素に気を取られているせいか、表現のためだけの動作については、気持ちが入っているものの方が少ない印象です。

●鈴木春奈(14歳)/オレ・グァッパ/SP9位 53.04(28.76、24.28)
柔軟性があるところ、キレのある動きで良く動けるところは、長所ではないでしょうか。
前半は音楽と振付に親和性がちょっと欠けると思うところもあったのですが、後半は合っていたように思いました。

●宮原知子(13歳)/映画「セント・オブ・ウーマン」より/SP15位 47.06(25.94、23.12)
背が低く華奢で、まだ幼児体型の残るこの少女に、この衣装の上半身のデザインはちょっと刺激的過ぎやしないだろうか。色は黄色みの強い赤で可愛いと思うが・・・。(私はこういうところを心配し過ぎなのかしらん?国内外を問わず、年齢不相応に色気のある衣装が散見されるけど、これは時流ってこと???)

鈴木さん以上に、柔軟性があってキレのある動きで良く動ける。しかし、だからといってこの色気を要求する音楽と振付は、この年齢の少女には・・・・以下略。

●大庭雅(16歳)/テンペスト/SP13位 48.26(26.14、22.12)
大庭さんの弱点は柔軟性でしょうか。もともと身体が硬いタイプは、ある程度以上の柔軟性を手にするのに忍耐と苦労を伴いますが、レイバックスピンの姿勢向上とケガ防止のためにも、頑張って頂きたいなと。

●村元小月(21歳)/黄昏のワルツ/SP8位 53.16(27.88、25.28)
どこかで聴いた旋律は、NHKの「にんげんドキュメント」のテーマ曲。
味わいのある年配の方々の顔が浮かぶのは私の勝手なイメージでしょーか。が、センチメンタルでどこかノスタルジックな曲調が、村元さんの雰囲気に合っていると思いました。

●村元哉中(18歳)/映画「ミッション・インポッシブル2」より/SP6位 54.20(29.24、24.96)
時折、はっとさせられる美しい動作やポージングがありました。ドーナツスピンもとても綺麗。
曲調に合わせた緩急をつけている部分やタメも感じられるのですが、全体を通すと若干物足りなさが残るのは、後半ちょっと疲れて、終盤にはあまりメリハリが感じられなかったからかしら。

●村上佳菜子(17才)/ヴァイオリン・ミューズby川井郁子/SP1位 65.40(35.92、29.64)
3-3の難度を下げたということで、これまでこのSPを滑る際に必ず佳菜子ちゃんを覆っていた不安という暗雲が完全になくなっていましたね。お調子者の本領発揮で(笑)、昨シーズン以来の、身体の伸びと乗りを感じました。

私はやはりこの楽曲は、佳菜子ちゃんの素の動きと相性が良くないと思っていますが、彼女は本来非常に踊りがうまく、身体を踊って動かせる人ですし、しかも音楽性が高いので、十分に踊りこなせています。さすがですね~。(もちろん、この楽曲を使用した作品の表現としてレベルが高いと言われると、そこは相性がベストじゃないだけに難しいと思いますが、それはまた別問題として)

欲を言えば。
音楽性って、生来的な素質にもちろん差があるけれども、長年バレエダンサーを見ていると、訓練によってどんどん鍛えられ深められるものなんだな~と思う。同じダンサーでも、10代の時は比較的大雑把だけど、年齢を重ねるとどんどん繊細なもの(別の言い方をすればオタク的)になっていくように思います。

佳菜子ちゃんの音楽性は高いけど、まだ総じて大雑把と言えると思います。そして、これは、年齢もあるけれども、彼女の性格にもよるような気がする。
繊細な音楽を使用する場合には、音楽に対する態度もより繊細な方が良い。というか、より繊細にしないと、雑な感じが見えちゃうのね~。今回、パフォーマンスが良かっただけに、そこがより向上できればな、と思ってしまいました。まあ、贅沢ですけどね。

●石川翔子(21歳)/ラ・ロサbyV.タンゴ/SP14位 47.62(25.34、23.28)
タンゴを使うなら、もう少し力強さやメリハリが欲しい。全体に身体にキレがなく、そのせいか転倒もあったことは残念でした。

●西野ゆうき(18歳)/私のお父さんbyプッチーニ/SP4位 58.52(32.60、25.92)
柔軟性があり、最初から最後まで滑りにスピード感があって良く動けてる。
しかし、どの動きもガサツなのが残念だなあ。神は細部に宿るのだよ、とどなたか教えて差し上げて。
あと、音楽がラストでぶつ切りでモッタイナイと思う。

●今井遥(18歳)/無言歌ニ長調作品109byメンデルスゾーン/SP5位 57.82(30.22、27.60)
何度も同じこと書いてる気がするけど、この人のたおやかな動きと雰囲気、そして少々ウェットで静かな色気に、曲調もテンポもとてもよく似合う楽曲だな~と思います。これを滑っている時の今井さんは本当に魅力的で、いつもより5割増しの美人に見えます(笑)。

スピン、本当に綺麗になりましたね。シズニーさんのように、回転軸がぶれず、また通常他の選手の場合には回転を重ねるとスピードが減速していくような姿勢のスピンでも、逆にスピードが増していくような奇跡のスピンに近づきつつあるように思います。
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by koharu-annex | 2011-12-27 02:22 | 2011-2012 フィギュアスケート