もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

ロシア杯 女子SP

11月も残すところ数日。そろそろ暮れに向かって行事ラッシュが始まっております。
そんな中、ちゃぶ台ひっくり返したいくらい大変なことになってる仕事が何件かあるんですが、終わったときの「ざまーみろ感」(なにそれ?)が大きいと信じてやるしかありませんな。

今回はテレ朝地上波放送を見た感想です。
カメラアングルが高い位置からかなり引きで映されている部分が長いのと、低いところからのアングルでも客席がカラフル過ぎることもあって、演技がちょっと見難いのが残念。

●ソフィア・ビリュコワ(17歳)ロシア/映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」より
黒のシースルー部分が多くてセクシーなんですけど、色気に転び過ぎていなくて似合ってますよね。ロシアの10代の女の子達には、こういうタイプ(とっても美しいのに、ある種のストイックさ・暗さ・硬さ・ツンとしたところの方が前に出てて、色気過多の方向に行かない)が案外多くて、民族性ってあるんだな~と思ったりします。

よくしなる身体の動きは見てて気持ちが良いのですが、音楽が少し弱いかなあ。音楽と、振付・動作とが、少し乖離している気がします。

●アデリナ・ソトニコワ(15歳)ロシア/ボレロ
あらら、衣装を変えてきたのですね。あのヒレ衣装、好きだったのに。

中国杯のときよりも、ずっと、ご本人が不安を感じられている気がしました。
タクタミちゃんの快進撃が気になっているのかもしれませんね。また、ちょっとだけしか拝見していませんが、昨年のジュニアの時よりも身体が大人っぽくなってきていますよね?身体の変化にまだ慣れていなくて調整しきれず、思うように調子が出ないのかなあと思ったり。

中国杯の時に見られた、動作やポジションの美しさや正確性は、若干ながら影を潜めてしまっていました。

実は、彼女、バレエ見から言わせてもらうと、少ーしだけ、素の姿勢が悪いんですよね(もちろん彼女はバレエのレッスンは積んでいると思うんだけど、そこはそれ)。
猫背ってわけじゃないけど、首がちゃんとまっすぐにはなってなくて、顔が前に出ちゃうのね。だから、首が短く見えるし、肩も適正位置からは少々上がってる感じになっちゃう。中国杯のときに頂いたコメントの中に、彼女について「首が太い」というものがあったんですが、この姿勢が原因でそう見えちゃうのかもしれません。

こういう首や顔の位置(顎が上がりがちになることもある)は、エレガントな姿勢ではなく、若干、泥臭さが出てくるんですよね。
ただ、フィギュアスケートでバレエ的なエレガントさまでも要求する必要はないと思うので、通常であればこれを問題にする必要はないと思うの。もちろん、それがゆえに「いかにも不恰好」になるのであれば直した方が良いと書くところだけど、彼女は決してそうじゃないし、中国杯のときは鮮やかな衣装も手伝ってか今回ほど目立たなかったから。

人間って、気持ちの中に不安が多いと、不思議と通常よりも肩が上がったり猫背がちになるじゃないですか。だいたいそういうときって、パフォーマンスも小さくなっちゃう。今回の彼女は、中国杯のときよりも不安が大きくて、姿勢が悪くなっちゃったのかもしれません。実際、パフォーマンスも小ぢんまりしていたというか、中国杯のときに感じた、身体能力の高さが迫ってくるような感じもなかったし・・・。

いずれにしても、まだ彼女の本領発揮には程遠い感じですので、また次回を楽しみにしています。

●アグネス・ザワツキー(17歳)US/ハーレム・ノクターンほか
こちらは、ロシア少女と違って、色気の方向に転んでいるかな、と(苦笑)。

●今井遥(18歳)日本/無言歌 ニ長調 作品109(遺作) byメンデルスゾーン
演目と基本的な演技の印象は、アメリカ杯のときに書いたとおり(こちら)。

どんどん自信をつけているようで、安定した精神状態を感じます。これって本当に大事ですよね…。
スピンがとても綺麗で、「シズニーさんのそばで練習しているので自分でもスピンが上達しているのが分かるのだそうです」旨の実況を聞いて、納得。

●浅田真央(21歳)日本/シェヘラザード
NHK杯の結果に随分安心し、また自信になったのでしょうね。皆様も感じられたと思いますが、嬉しさと喜びをほんの少し含んだ安定した精神状態を映した波動みたいなものが、スタートのときからありました。
それを感じて、「ああ、今回も大丈夫」と思ったのは、私だけじゃないはず。

見るからに振付がてんこ盛りで複雑なストレートラインステップ、NHK杯のときはレベル3だったのが今回はレベル4!その代わり(?)、スピンはNHK杯では全てレベル4だったのが、今回は後半の2つがレベル3になってるけど、そこはそれ。

3Aを期待する声もあるし(実際私の友も希望しておりました)、ご本人もその目標を見据えていることはよく存じ上げておりますが、 私は(ご存知のとおりジャンプにあまり重きを置いてないので)、このまま全体のパフォーマンスの完全性を高めていってもよいのでは?と思ってしまいます。3Aを失敗した時(最悪、転倒なんかも含め)、体力的・精神的なダメージはあると思いますので、そのリスクを負わず、スピン・ステップ・つなぎでのスピード感やテンポ感のある迫力を常に出せるような状態にしておく方が、作品としての完成度はいやますかな、と。

ただ、私はそうは言いながら、真央ちゃんが3Aを決めて、嬉しくてノリノリであのステップやつなぎをこなすのも見てみたいと思ったりします。真央ちゃんに限らず、フィギュアスケーターって、ジャンプ決めたときが一番ノリノリになれそうな感じがするので(笑)。

さて!
ここにきて初めて、わたくし、この真央ちゃんのシェヘラザードの表現について書きたいと思います。
結論!
「相手の男」はいないね(笑)。

どこまでも「セクシュアル」なところがないシェヘラザードです。いいとこの姫で、元気で(ちょっとじゃじゃ馬なところあり)、かしこくて知的なところがあって、明るくて、ウィットに富んだおしゃべりも上手で、みんなの人気者。そういう誰からも好感が持たれるお姫様ですが、明らかに「嫁入り前」です(笑)。つか、嫁ぎ先もまだ決まってない感じです。

いかにも真央ちゃんらしい(笑)。
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by koharu-annex | 2011-11-27 00:40 | 2011-2012 フィギュアスケート