もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

中国杯 女子FS

●シュ・シュウエイ(17歳)中国/映画『セント・オブ・ウーマン~夢の香り』より
大人っぽい雰囲気を感じさせる部分もありながら、振付をこなすことで精いっぱいなところが前面に出てしまう箇所も多く、なんともバランスは悪いのですけど、これが若さってものなのかもしれません。

●クセニア・マカロワ(18歳)ロシア/映画「お熱いのがお好き」より
アメリカ大会より、ずっとまとまっていた印象です。
が、やはりマリリンのハードルは高いですよね。
あと、やっぱり楽曲の終わり方が何とも中途半端で、気の毒です。

●クリスティーナ・ガオ(17歳)US/リベルタンゴ
今日の衣装の方が、SPのときの衣装より身体の欠点を隠してくれると思います。

体力が足りないのか動きが全て中途半端な印象でしたが、気になったのは腕の動き。細くて華奢なだけに派手な色の衣装で腕を覆うと余計目立ってしまうのですが、肘が殆ど使えてないのですよね。しかも、肩甲骨の稼働域が狭い。こういうタイプは余計、腕の動きをレベルアップするために肘の使い方を意識するのが近道ではないでしょうかね。

●バレンティナ・マルケイ(25歳)イタリア/ジャンピング・ジャックほか
開き直っていたのか、明るい表情で滑っていたのが印象的です。衣装の派手さにも目が慣れてきました(笑)。

●コウ・ヒョウワ(17歳)中国/シルヴィア
冒頭の弓を引く動作を観て、おっと思いましたが、やはりシルヴィアでしたか~
ヒョウワさんは、特に今シーズンからは、大雑把なカテゴリとして「バレエ音楽」は合っていると思います。が、シルヴィアやるならもう少し元気に力強さが欲しいところ。そういう意味では、ヒョウワさんの個性とはちょっと違ってたかな、と。

●チョウ・カキン(16歳)中国/洞窟の中で
こりゃまた個性的な衣装です。使用楽曲の選択や、振付、髪形などのルックス面も含め、もろもろ簡単に改善できそうなポイントがいくつもありますね。

ジャンプを含め技術面が高そうなだけに、彼女の表現面を底上げできるよう上記ポイントを改善するだけで、随分洗練されるのではないでしょうか。
ヒョウワさんのように大化け期待です。

●村上かなこ(16歳)日本/バイオリン協奏曲(メンデルスゾーン)
衣装の色が、あと一色、ヴィヴィッドな方が彼女に似合いますよね。もちろん、楽曲には今の色の方が似合うんでしょうけど、彼女って分かり易く元気色に元気もらえそうなタイプだから、そういうところでも背中押してあげられると良いのでは、と。というか、単に、不安で少々暗くなってるお顔を見ると、元気あげたいな~と思ってしまったってことなんですけどね。。。

これまで滑ってきた人の中では、群を抜いて踊りが上手です。よく動けているのだと思うのですけど、ステップでもはじけきれないというか乗りきれない印象で、なんだか可哀想なのでした。
雲の上をふわふわ歩くように・・・という指示ならば、かなこちゃん、雲の上から雨を降らせたり、風をふかせたり、人間たちにキューピットの矢を放ったり、楽しいことをやっちゃうことを想像するのはどうだろう?
まあ、そもそも楽曲が乗れない曲なんでしょうから、そういう小手先の問題ではないのでしょうけどね。。。

クラシックをやるならば、ヒョウワさんが滑った(がヒョウワさんの個性とは合わない)バレエ音楽「シルヴィア」とか、未来ちゃんのバレエ音楽「スパルタクス」などは、演目的にかなこちゃんの個性と合致するので取っ付き易いと思いますが。

●アデリナ・ソトニコワ(15歳)ロシア/愛の夢
FPも個性的な衣装ですね。可愛いながらも非常に凝っていて、これまたワタクシ大変好きですね。

もう、頭の中、ジャンプなどの技術のことでいっぱいで、曲の表現の優先順位が低いことが分かり易くあからさまなところが、シニア初戦で初々しいといったところでしょうか(笑)。彼女のポテンシャルの高さに照らすと、こういうことは近い将来に消えちゃうかもしれませんね。

まごうことなき美少女ですが、これ系の音楽に身を委ねることができるタイプではないかもしれません。そうすると、「愛の夢」という楽曲を表現するためには、心持ち工夫が必要でしょうか。

●長洲未来(18歳)US/スパルタクス
カナダ大会と比べると・・・よくまあ1週間でここまで修正できるものですね!
動きが段違いです。

物理的に大きいですから重さを全く感じないというわけではないですし、後半になるとさすがにスピードが若干落ちたような気もしますが、動きが良くキレがあったので重さを多くは感じさせずにフィニッシュしました。

スパルタクスはボリショイバレエ団のレパートリーで、男性ダンサーの印象が濃い演目ですが、未来ちゃんの柔らかい女性らしさと、それと並存する力強さが良い具合にマッチングしていました。

●カロリーナ・コストナー(24歳)イタリア/モーツアルト「ピアノ協奏曲第23番」
コストナーさん、安定していますね。アメリカ大会のときも安定していると思いましたが、更にこなれた印象です。素の身体と、滑りと、舞踊的な動作、その三者全てからスケール感が感じられる、希有な存在。

何箇所か技術的な小さなミスがあり、そのたびに少し音楽とずれてしまう箇所はどうしてもあったんですけど、全体の流れやバランスが良くパフォーマンスとしての完成度が高いので、気になりませんね。これは経験を積んでこそ到達できる領域だと思います。
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by koharu-annex | 2011-11-07 00:59 | 2011-2012 フィギュアスケート