もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

カナダ大会 男子FP

●バルデさん(20歳)カナダ/MJメドレー
昨年1年間欠場されていたのですね。どうりで、わたくしは全く存じ上げないはずだわ~
ジャンプの調子が余りにも悪くて、どうにも流れがつながりませんでしたね。

昨年のMJメドレーラッシュの中では、ベルネルさんの使用楽曲が出色でしたが、バルデさんのは非常にオーソドックスな感じです。逆に言えば観客が最も乗り易いともいえ、本人が乗りきれずに終わってしまったのは気の毒でした。

●マイナーさん(20歳)US/映画「アンタッチャブル」より
おお、田中刑事さん、ブレジナさんに続き、マイナーさんもアンタッチャブルですか。
昨年はGPSで誰も使ってなかったと思いますが。どうしてこんなに重なるんでしょうか。毎年の流行色を決める機関があるみたいに、使用楽曲の候補曲をいくつか挙げる機関でもあるんですかいな?

こういう演劇的な楽曲を選んでいるのに、衣装がストイック過ぎますね。どうしたこっちゃろか?予算不足?練習着でそのまま出てきてるみたいで、なんか気の毒ですわ。

もっと彼の表現を底上げしてあげるような演劇的な衣装にすべきだと思う。解説の方は、スピンがより良く見えるため?という推理を披露されていたけど、これじゃないと「より良く」見えないのかしら?そうとは思えないわ~。底上げが全くないばかりか、あまりにシンプル過ぎてむしろマイナスからのスタートになっちゃって、ひどく損してると思う。実際、パフォーマンス自体は悪くなかったのに、衣装がこれだから印象に残らなかったわよ!!

●バンデルペレンさん(29歳)ベルギー/映画「仮面の男」より
やはり2週連続はきつかったんじゃないですかね。
解説者の方が「スタミナ」という言葉を連発していましたが、これには全面的に賛成。

それにしても、フィギュアスケートって体力消耗するんですね。おそろしい・・・。
選手生命が極端に短いのも、これが大きな原因なんでしょうね。

●マヨロフさん(20歳)スウェーデン/フラメンコ・ボレロ
ボレロのこのアレンジ、私は好きだな~。声が邪魔だけど。
黒のシースルーの衣装に、シルバーやゴールドのアクセサリーを利かせているのも個性的ですね(嫌いな人も多いだろうケド)。

振付に、バレエの振付家である故モーリス・ベジャール氏の「ボレロ」を彷彿とさせる動きが随所に盛り込まれていました。これは知ってる人にしか妙味が感じられないもので、バレエ「ボレロ」を観たことない人は「変な動き」としか思えないと思います(苦笑)。

体力が最後まで持たなくて、振付を十分にこなせていなかったのは残念ですが、これは仕方ないですよね。ハードル高過ぎです。

●ロゴジーンさん(18歳)カナダ/ポエタほか
男性フラメンコの魅力あふれる楽曲で、これが表現できたら素敵ですよね。フィギュアスケートは男女ともフラメンコ系の楽曲は良く使用されるけど、男性でここまで真正面からフラメンコに挑むのは案外少ないのではないでしょうか。

やりたいことはすごーく良く分かるんだけど、いかんせん体力が・・・(苦笑)。
なので多くを望めないのは承知の上で、もっと色気と力強さとキレが欲しい(←贅沢過ぎ)。

●テン君(18歳)カザフスタン/アディオス・ノニーノ
音を良く聴いて、自分が走り過ぎないよう頑張ってる感じがひしひしと伝わってきます。なので、私も「こらえて、こらえて」と思いながら、観ています(笑)。

音を聞いて呼吸をし、音楽の緩急にも動きを合わせていくことを、もう少し練習したら、次の段階に進んで欲しいですね。

●リッポンさん(21歳)US/G線上のアリア、トッカータとフーガ
リッポンさんは、いつも自分に似合った楽曲を選んでくるので、その点では安心感がある人です。また、今回の衣装については好き嫌いはあるでしょうが、いつも彼にしか似合わない衣装をもってくるのは立派です。ただ、確かに、生地がちょっと太って見えるかな(この点は既にコメントでご指摘を頂いているのです)。

後半、体力が持たなかったようで、彼には珍しく動作が荒くなったところが見受けられました。ジャンプが決まらなかったことも、余裕のなさに拍車をかけましたかね。。。

●チャンさん(20歳)/アランフェス協奏曲
わー、なに、このおズボン!!びっくり。

SPのときと同様、身体に無駄な力が一切入ってなくて、ムーブメントが自然でかつ伸びがあって、良いですね。昨年は、次はこれやって、その次はあれやって、と振付を1個ずつ頭で確認しながら順番にこなしていくのが分かる感じでした。今年は、ムーブメントにつなぎ目があまり感じられず、非常にスムーズですし、しかも音楽に乗っています。

チャンさん、能天気な顔して、何気に努力しているんだなあ。身体も昨年よりずっとしっかりしてるし。今年は、チャンさんの努力の積み上げが私にもわかる箇所で出ているので、しみじみ感じ入りましたよ。
まあ、それでもあの点数の高さは、相変わらず良く分かりませんが・・・。

それにしても、アナウンサーがぎゃーぎゃーうるさいなあ・・・。

●高橋さん(25歳)/Blues for Klook
私は、音楽表現という意味においては、JOの時の方が良かったと思います(こちら参照)。JOのときも後半疲れが出ていたんですが、今回は、中盤あたりから少々間延びしたように見えたことが何回かありました。SPと同様、まだ5合目ですね。
ただ、本当に難しい楽曲なので、それをここまで仕上げていること自体、既に素晴らしいとも言えますけどね。他のスケーターだと、絶対、間がもたないから。

今年のSP&FPは、高橋さんの音楽性と踊り心が頭抜けていることを、如実に浮き上がらせるものだと思います。ジャンプなどの技術を完成させるのは膝の調子から難しいのかもしれませんが、作品の音楽表現については是非とも完成させて頂きたい、と切に願っております。

●フェルナンデスさん(20歳)/オペラ『リゴレット』より
解説者の方が「氷が硬いのかもしれない」とおっしゃっていました。私は氷のことはよく分かりませんが、確かに外的要因がありそうな気配がありました。
彼は、身体のコントロール力が比較的ある方だと思うんですよ。でも、今回は、ジャンプやスピンの時に限らず、身体の軸がぶれたり、バランスを小さく崩すことが、何度かありました。しかも、外的要因と考えた方が自然な、ぶれ方だったり、崩れ方だったりしたのですよね。さらには、パフォーマンスが進むにつれて、慎重になっていって、身体の動きが縮こまっていったように見受けられました。なんか、あるんでしょうねえ、氷に。

ただ、そもそも今回は、大きな動きを封印しているようにも見えましたから、もしかしたら、昨シーズン全面かつ前面に出していたコミカルな面を、今年は敢えて抑え気味にしようという考えが元々あるのかもしれません。
(もちろん、それなら身体の純粋な伸びまで遠慮することはない、と私は思いますが、このあたりは加減を研究中なのかも。)
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by koharu-annex | 2011-11-01 14:37 | 2011-2012 フィギュアスケート