もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

真央ちゃんのシェヘラザード(音楽)について②

前回(こちら)に引き続き、真央ちゃんのシェヘラザードの音楽について。

10月1日、毎年お誕生日に写真集をお送りしている方へのプレゼントを選びに本屋さんの写真集コーナーに行ったら、思いがけずこんな本が平積みになっていたので、さっそく購入(ところで写真集売り場でいいの?→有楽町の三省堂さん)。

フィギュアスケート2011-2012シーズン オフィシャルガイドブック (アサヒオリジナル)

朝日新聞出版


この中で、真央ちゃんが今季のSPについて、「すごく変わった『シェヘラザード』ですよ。曲がすごく変わっていて、すごいかわいらしい『シェヘラザード』でもあり、すごくアジアンチックな『シェヘラザード』でもあり、力強い『シェヘラザード』でもあるので、いろんな曲の変化を見ている方にもわかってもらえたらな、と思います。」(p34)とおっしゃっていました。(10月2日の夜にTV報道された、NHK杯向けの記者会見でも一部同趣旨のことをおっしゃってましたね。)

いや~、本当に、「曲がすごく変わって」ますよね~。コメント下さった方の中に「シェヘラザードのどの部分か分からない」というご意見があったので、あらためて聴いてみたところ・・・アレンジが強い上に、公開された動画の音が荒いので、ホントにどこか分かりにくい!!(笑) 旦那に嫌がられたけど、ボリューム最大限にして聴いてみました。

以下はあくまで私の印象なので、間違っていたらご指摘下さいませ。

少なくとも前半部分(25秒くらいまで)、大きく響いている旋律は、原曲にはそのままの形では存在しないと思います。どこかの部分のアレンジかもしれませんが、私には分かりません。ただ、その大きく響いている旋律の向こう側に、低くゆっくり流れている旋律があります。この低い旋律は、おそらく第3楽章「若き王子と王女」で奏でられる主題だと思います。

続く後半部分は、大きく響いている旋律(リズムがチャッチャチャー♪みたいな。←分かりにくい。笑)は、おそらく、第2楽章「カランダール王子の話」の中盤あたりで演奏される、不機嫌な王の旋律のアレンジではないかと思います。その向こう側にも低い旋律が流れているように感じるのだけど、私のPCではちょっと聴き取れません。

不機嫌な王(スルタン)の旋律は、原曲よりもテンポを早くリズムも軽やかにしていて、原曲にはない鍵盤楽器の響きが加わっていて、原曲よりも格段に可愛いです。随所でトライアングルの響きを利かせているところも、軽やかさと可愛らしさを強調しているようです。

・・・あまりにも変わったアレンジなので、これもコメント下さった方から類似(あるいは同一)の可能性が指摘されていると教えて頂いたロシアのソトニコワ選手の「シェヘラザード」の動画を見てみました。

真央ちゃんの音楽は一部公開に過ぎませんから全体は分かりませんが、確かに少なくとも一部はソトニコワ選手の音楽に類似しているように思いました。私は、他の選手と音楽が同一でも類似でもいんでない?と思いますので、同一性・類似性については特に気になりませんが、このソトニコワ選手の音楽そのものにちょっとした衝撃を受けました。

ソトニコワ選手の「シェヘラザード」の音楽、一歩間違えれば「めちゃくちゃ」の域に陥りそうなほど、強烈なアレンジではないでしょうか~。2つの全く異なる旋律が同時に鳴らされる部分が随所に現れるという極めて高度なアレンジで、鑑賞者が「乗る」のが難しいのはもちろん、表現者が音楽を把握するのも難しいと思います。

あれは、中途半端な表現者だとつぶされるレベルだと思います。

私が見た動画ではソトニコワ選手はぎりぎりでしたが、彼女の年齢や経験を考えると「健闘した!」と称えるべきかもしれません。タラソワさんも、また難しいことをさせるものですわ~。もう、びっくり。かなこちゃんのシニアデビューSPがあのジャンピング・ジャックだったことに比較すると、その差にびびりまくるわたくしめでございます(いや、どっちが正しいとかいう話ではなく)。

真央ちゃんの音楽がソトニコワ選手と同一・類似(あるいはもっと高度?)になるとすると、真央ちゃんの年齢・経験をもってしても噛み応えのある演目となりそうですね。
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by koharu-annex | 2011-10-02 23:04 | フィギュアスケート女子