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by koharu-annex

東京バレエ団「ラ・バヤデール」 2連発

東京バレエ団「ラ・バヤデール」@東京文化会館

この公演は、直前になってキャストの変更が随分ありました。

まず、主役のソロル役のダンサーが、2人とも変更になりました(4月頭にNBSからご丁寧にも葉書が届きました)。
本来、上野さんの相手はシュツットガルト・バレエ団のフリーデマン・フォーゲルさんだったのですが、ドイツ政府から渡航自粛勧告が出ておりカンパニーから許可が下りなかったそうです。小出さんの相手は、レニングラード国立バレエ団(正確な言い方じゃないけど世間的にこっちの方が通りが良いので)のレオニード・サラファーノフさんだったのですが、彼は膝のお怪我のために降板です(もう快復されて舞台にも復帰されてるみたいですね)。

2人の降板を受けて、オランダ国立バレエ団のプリンシパル、マシュー・ゴールディングさんと、ノヴォシビルスク・バレエ団の芸術監督、イーゴリ・ゼレンスキーさんが来日してくれました。ブログやパンフレットに掲載されたメッセージはお2人の温かなお気持ちがあふれるもので、本当に嬉しく思いました。

つぎに、当初、ガムザッティを日程の半数踊る予定だった、奈良春夏さんが左足の骨膜炎のために降板されました。これにより、予定されていた全ての日程(全部で4公演かな)において、田中さんがガムザッティを踊られることになりました(ガムザッティって、結構、出る場が多いし見せ場も多いので、大変だったと思います)。

●4月16日(土)午後3時
ニキヤ:上野水香
ソロル:マシュー・ゴールディング
ガムザッティ:田中結子
ブロンズ像:松下裕次
ラジャ:木村和夫
大僧正:後藤晴雄
第1ヴァリエーション:岸本夏未
第2ヴァリエーション:佐伯知香
第3ヴァリエーション:高木 綾      

●4月17日(日)午後3時
ニキヤ:小出領子
ソロル:イーゴリ・ゼレンスキー
ガムザッティ:田中結子
ブロンズ像:宮本佑宜
ラジャ:柄本武尊
大僧正:木村和夫
第1ヴァリエーション:岸本夏未
第2ヴァリエーション:佐伯知香
第3ヴァリエーション:乾 友子

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16日の上野さんの身体能力の高さについては今回も目を見張りました。
が。が。が。フィニッシュが何度か合わなかったんです。覚えてるだけでも2回。パ・ド・ドゥのときに、上野さんが決めポーズをしちゃった後のタイミングで、パートナーがジャストのタイミングで決めポーズをするって、見ててつらい・・・(上野さんは元々は音を早取りするタイプではないのにこういうことになっちゃうのは、演奏が「ためてフィニッシュ!」っていう奏で方をしている場合のタイミングの取り方が少し苦手なのかも)。何度も書いてますけど、上野さんの独特の音楽性は、長所と表裏一体なので、本当に難しいですよね。。。

パートナーシップという意味では、17日の小出さんとゼレンスキーさんの方が格段に良かったと思います。小出さんのニキヤに派手さはないのだけれど(特に上野さんの後だとそう感じてしまう)、見てて切なくなるような美しいハーモニーがありました。

2日目のブロンズアイドルを踊った宮本さん。気の毒にステップで滑った箇所があったのですが、例のブロンズアイドルの横向きに「かっくん」と上下する決めポーズは、1日目の松下さんより形が綺麗でしたよ!

最後にガムザッティの田中さん。2日連続のガムザッティを抜群の安定感で踊りきっていました。目を見張る身体能力や技術の高さはないのですが、まさに縁の下の力持ち的に、2つの舞台を一定レベル以上に持ち上げたのは、彼女だと思います。ブラバー!お疲れ様でした。
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by koharu-annex | 2011-06-28 11:58 | バレエ(東京バレエ)