もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

四大陸選手権 男子SP

四大陸選手権の男子SP、今夜のフジテレビの放送を観ました。
久しぶりに録画ではないフィギュアスケートを観たので、雑感をば。

●アボット君
若干調子が悪くて、自分の身体をコントロール仕切れなかったのが残念でした。
が、それでも私はこのSPをすべるアボット君、やっぱり好きですね。
アメリカでの評価が今ひとつらしい・・・というコメントも頂いたけれども(これはかなり意外だった!)、それでも私は何度も書くよ。私は好きです。ええ。

今期のアボット君は大化けしたけれども、彼の腕の動きに詩的なものすら感じるのは、このSPの振付があってこそ、という面はあると思う。
ナハロさん、おそるべし。

「ナハロさんがフラメンコダンサーだから、こうなるんだよね~」と思ってたら、久しぶりにフラメンコを観たくなりましたよ。
今週末、オーチャードで、「マリア・パヘス舞踊団」が「ミラーダ」(世界初演)を公演するんだけど、用事が入ってて無理なんですよね。
フラメンコ好きの旦那も、私経由じゃなく(!)この公演のこと嗅ぎ付けて、行きたいとわめいていたんだけど、彼は彼で用事があり・・・結局夫婦そろって行けないのでした。
残念。

●リッポンさん
ヘアスタイルと衣装、変えたんですね。
いろいろ意見は分かれそうだけど、私はどっちも好きですよよ。くりくり頭も好きだったけど、今のも嫌いじゃないっす。
バレエの「ロミオ」よりもゴテゴテとした衣装も好きです。彼には似合ってるしね。

●レイノルズさん
ここまで調子が悪いと、音楽と表現が全く離れちゃうわ、もともとの色の白さが妙に青白く見えるわ、逆にほっぺは真っ赤になってくるわで、なんかかわいそうになってしまいました・・・。
私は彼の身軽さがとても好きですが、その身軽さが災いして失敗が失敗を呼んでいるようで、残念でした。

それはそうと、レイノルズさんって私の中の誰かのイメージだよなあと思っていたのですが、はたと「トムソーヤ」だと気づきました。
いや、もちろん、トムソーヤはもっと陽に焼けててると思いますけどね。
身軽でいたずらっ子で、おっちょこちょいのイメージが、なんとなくちょっと重なるの。
あと、見かけをあんまり気にしてなさそうなところとか。
下級貴族イメージのチャンさんに比べて、庶民のイメージがあるからかしらね。

●高橋さん
素晴らしい身体のコントロール力でしたね。
もちろん、コントロールに重点を置いている感じで、踊り的にはじけ切った感じはなかったけど、今まで若干(お疲れ気味ゆえに?)技術が荒れ気味だったことを考えると、当然のことでしょう。

彼は踊りもうまいけれども、音楽性も図抜けてますよね。
今回は踊りを押さえ気味にしていただけに、この音楽性がむしろ強調された感じでした。

あとねえ、私、彼の楽しそうにすべる表情が好きだな。
この人、スケートや踊りが本当に好きなんだな~、と素直に思えることって、思いのほか観客を幸せにする要素だと思う。
もちろん、演技で表情を作っている部分もあるのでしょうけど、それだけじゃないとちゃんと思わせるところがグレートだな、とも思います。

●小塚さん
ジャンプの調子が悪くて失敗が目立っちゃったけど、身体をぐーんと伸ばそうと意識していることは分かったし、実際、前半では良く伸びていました。

ただ、前も言ったと思うんですけど、このSP、振付と音楽の親和性がところどころ良くないんですよね・・・。
小塚さんの調子が悪くなると、この親和性の良くない部分が、前に出てきちゃう。

あと、「前にうつむいてダダダダダと足踏み」、という部分があるじゃないですか。あれは、調子が良いときは、小休止的なアクセントになるけれども(とはいえ私は個人的には好きじゃない振付だが)、調子が悪いときは、むしろイタイ動きになってしまう。
かわいそうな気すらしてしまいました・・・。

●羽生さん
シーズン前半に比べると、体力の分配がうまくいっているようで、安心してみていられました。
以前は、妙にはらはらして観てたのですけどね。
体力が劇的に増強することは考えられませんから、力の配分を考えてコントロールしているのだと思いますが、この調整能力というか、成長ぶりは頼もしいですね。

何度も書くけど、この羽生さんのSPはとっても羽生さんに合ってる。
川井さんのアレンジも秀逸だけど、今の彼の年齢ゆえのはかない美しさと、音楽が見事に調和してて、素晴らしいと思います。
全ての年長者が知っているように、彼の、いくつもの小さな鈴がしゃりんと音を立てるような、あの美しさは、将来必ず消えてなくなってしまうものです。
彼のあの華奢で細く長い首が、あのラインを描くことは、もうあとわずかです。

「あの年齢」を具現化する美を、テレビを通してすらあそこまで見せ付ける人も珍しいと思います。
ゆえに、ワタクシ、羽生さんには、ケガなく元気に来季もテレビ放送される大会に沢山出て欲しい、と切に願っている次第であります。

蛇足ながら、羽生さんのSPの曲(ホワイトレジェンド)が入ってる川井さんのアルバムを購入しました。
が、続けて聴くと飽きる・・・ということを発見しました。
年をとって、クラシックはやっぱクラシックで、という感覚になってしまったのか・・・という考えが頭をよぎり、一瞬、微妙に落ち込みました。
なので、これはあかん、と思って、「羽生さんの踊りをセットで見るからいいんだな。」という方向に無理矢理結論付けて、心を整理しました。すみません・・・川井さん。。。
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by koharu-annex | 2011-02-19 00:03 | 2010-2011 フィギュアスケート