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by koharu-annex

モーリス・ベジャール・バレエ団「80分間世界一周」

2010年11月10日(水)午後7時~ @東京文化会館
モーリス・ベジャール・バレエ団 「80分間世界一周」

振付: モーリス・ベジャール

【出演】
Ⅰ.イントロダクション   男性全員
   旅人: マルコ・メレンダ
Ⅱ.セネガル
   ソロ: リズ・ロペス
   パ・ド・ドゥ: ダリア・イワノワ、ダヴィッド・クピンスキー
Ⅲ.サハラ
   パ・ド・シス: ジュアン・プリド、ヴァランタン・ルヴラン、ホアン・サンチェス、ダニエル・サラビア・オケンド、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、エクトール・ナヴァロ
Ⅳ.エジプト    ジュリアン・ファヴロー
Ⅴ.ギリシャ    女性全員
   マヌーラ・ムウ: リザ・カノ
Ⅵ.ヴェネツィア
   七つの色: 大貫真幹、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、エクトール・ナヴァロ、ウィンテン・ギリアムス、ローレンス・ダグラス・リグ、ダニエル・サラビア・オケンド、ヴァランタン・ルヴラン
   ライト: エリザベット・ロス
   恋する兵士: 那須野圭右
Ⅶ.ウィーン
   美しく青きドナウ: キャサリーン・ティエルヘルム、ドメニコ・ルヴレ、カンパニー全員
   エジプト王タモス: ジル・ロマン
Ⅷ.パルジファル   カテリーナ・シャルキナ、オスカー・シャコン
Ⅸ.インド    那須野圭右、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、ヴァランタン・ルヴラン、男性全員
Ⅹ.アレポ  ルイザ・ディアス=ゴンザレス、ポール・クノブロック、ダリア・イワノワ、フェリペ・ロシャ
ⅩⅠ.中国
   ソロ: オアナ・コジョカル
   パ・ド・ドゥ: エリザベット・ロス、ジュリアン・ファヴロー
ⅩⅡ.北極  男性全員
ⅩⅢ.サンフランシスコ
   タップダンス: ダリア・イワノワ、カテリーナ・シャルキナ、リザ・カノ、女性全員
   ハムレット(デューク・エリントン): ジュリオ・アロザレーナ
ⅩⅣ.パ・ド・シス  エルザベッド・ロス、カテリーナ・シャルキナ、ダリア・イワノワ、ジュリアン・ファヴロー、ドメニコ・ルヴレ、ポール・クノブロック
ⅩⅤ.アンデス
   ソロ: ダヴィッド・クピンスキー
ⅩⅥ.ブラジル
   パドゥカーダ: 那須野圭右、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、ダヴィッド・クピンスキー、ポール・クノブロック、オスカー・シャコン、カテリーナ・シャルキナ、ダリア・イワノワ、エリザベッド・ロス、ジュリアン・ファヴロー、カンパニー全員

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とても美しい作品でした。
ベジャール、やっぱり、天才だな。

ソロの振付もさることながら、パ・ド・ドゥ、パ・ド・トロワ、パ・ド・カトル…等々、複数のダンサーの組合せによる振付の有機的な結合は、見事というほかない。

昨今、ある一定割合の振付家は、パ・ド・ドゥやパ・ド・トロワの振付でリフトを多用するけれども、ベジャールはリフトを殆ど使わない。
使ってもここぞというときに効果的に使うだけだし、そのときのリフトも決して派手じゃない。

最近の派手なリフトは、男性は「土台」に徹せざるをえないようなものが多くて、思い返すと男性ダンサーについては、「なんかずっと、かがんでたな~」みたいな印象しかなかったりするんだけど(笑)、ベジャールは決してそういうことがないね。

ダンサー達はいつも対等に「踊っている」。

その前に観たオーストラリアバレエ団の白鳥のパ・ド・ドゥがまさに「男性は土台」系で、しかもその度が過ぎている気がしていたので(感想には書いてないけど)、なお更一層、「あぁ、踊りってこうじゃなくちゃなぁ~」としみじみ思いましたことよ。

ダンサーでは、ジュリアン・ファヴローに釘付けになりました。
いや、有名バレエ団の主役級のダンサーってね、踊るために生きているんですよ。
生活のほぼ全てをそれに捧げてる。そうじゃなきゃ、主役はれませんから。

でも、その中でも、こっちサイドから見るだけで、



踊るためにこの世に生まれてきて、
踊るためだけに生きている。





と思える人は、ほんの一握りです。
完璧に均整が取れた肉体と、完全な美を造形していく研ぎ澄まされたムーブメント。

久々に観たけど、ファブロー君って、まさにそんなダンサーだわね~
と思いながら、胸熱く観ていました。
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by koharu-annex | 2011-01-31 19:10 | バレエ(その他)