もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

フランス杯 雑感 その3

フランス杯 11月26日~28日
女子 ショート&フリー その1

●レナ・マロッコ(15才) フランス
SPは映画「ブルース・ブラザーズ」より、FPはSing, Sing, Sing。
いずれもジャンプの調子が悪かったせいで、本来の演技ではないことが見て取れたので、取り立てて何も言いませんが、1点だけ。
15才にしては、セクシーを狙い過ぎではないでしょうか。
持ってるキャラの要素と合っていることは否定しませんが、これでは下品に転びそうで可哀想です。

●マエ・ベレニス・メイテ(16才) フランス
SPはフォレストガンプ、FPはギター小協奏曲イ短調ほか。
これはひとえに振付師の問題なんですけど、黒人の表現者の身体的特徴を全く生かすことができていませんね。とてももったいないと思います。
白人スケーター向けの振付をそのまま持ってきただけでは、黒人スケーターの良さは引き出せませんよ。黒人の良さをもっと引き出す振付を採用して欲しいと思います。

黒人の身体表現者の特徴は、なんといっても腕・手首・手です。
これを生かすような振付においては、彼らは腕~手首~手を柔らかく連動させて、まるで空気を泡立てたり波のように揺らしたりするような、美しい動きをします。この妙なる動きは、極めて魅力的です。これは彼らの特権で、どんなに腕が長い白人や黄色人種でもこの動きを完全に真似することはできません。

日本では鑑賞のチャンスはあまりありませんが、少なくともアメリカの大都市の多くには、黒人のバレエカンパニー(コンテンポラリーが多いと思います)やダンスカンパニーがあります。「空気を泡立てる妙なる動き」は、多くのカンパニーの公演で見ることができますので、チャンスがあれば是非。

メイテさんの振付師には、このような黒人カンパニーの振付を是非お勉強して頂きたいと思います。

●今井遥(17才) 日本
SPはドンキのジプシーダンス。
スピードも落ちず、良く動けていて、カナダ杯より出来が良かったと思います。

FPは韃靼人の踊り。
何度聴いても音楽の編集が悪いですよね・・・。
振付も決して良いとは言えず、悪く言えば「何も考えてないだろ」的な感じなんですが。

音楽が終わるところで演技が終われなかったという、いかにもうまくいかなかった印象を残してしまいましたし、実際カナダ杯よりも出来は格段に悪かったです。
が、これは、まさに神様からお勉強の材料を与えてもらったわけです。
飛躍のための苦い経験、ってやつですね。

●長洲未来(17才) USA
SPはイーストウィックの魔女達、FPはSAYURI。
前回の後、身体を絞ってきましたね。良かったです。
FPの衣装は、中国杯のときの「もろ中国入ったキモノ風」よりも、私は好みです。
が、FPのメイクはちょっと苦手かな。

FPのレイバックスピンとそれに続くスパイラルは残念でしたが、ちょっと心配が。
ご自分の感覚よりも「胴体が曲がらなかった」ことが原因の失敗のようにお見受けしたのですよね。特にスパイラルのとき、胴体が想定よりも曲げらないから、代わりに肩と腕の方をいつもよりぐっと後ろにまわして靴を持ったように見えました。そのせいで、バランスを崩して、ぐらぐらしちゃった感じが・・・。
これは、もしかして・・・背中か腰か・・・やっちゃってるんじゃないですか?
心配です。

●シンシア・ファヌフ(22才) カナダ
SPはスパニッシュ・ギター、FPはラフマのラプソディ。
FPの衣装を変えて下さり、それだけで私は満足です。
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by koharu-annex | 2010-12-06 00:57 | 2010-2011 フィギュアスケート