もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

NHK杯 雑感 その1

10月27日(水)夜9時~、後半を追記しました。

NHK杯 アイスダンス ショートダンス 2010年10月22日(金) @日本ガイシアリーナ(名古屋市)

解   説: 樋口豊さん
アナウンサー: 佐藤洋之さん

本当は昨日アップする予定だったのですが、バレエダンサーの吉田都さんが出ているNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」を見てしまって(本来は録画して後日見る予定だったんだけど)。
ワタクシ、思いがけず泣いてしまってですね、加えて、都さんの言葉からフィギュアスケートの選手の皆さんのことをいろいろ考えてしまって、結局、文章書けなかったんです。
たくさんの方に来て頂いたのに、アップできてなくてごめんなさい。

さて!
ショートダンスがどんなものか?ということについて、樋口さんの解説が分かり易くてありがたかったです。
アイスダンスをちゃんと見たのって、たぶん、子供の頃以来なんだけど、楽しいね。びっくりしたよ。
まだ完全に把握している技がツイズルとリフトだけなので、申し訳ないですが、技に対するコメントはこの2つ中心になります。Koharu@勉強中、です。ご容赦ください。


●ドラ・トロツィー(19才)、バラジュ・マヨール(19才) ハンガリー
ザ・ロイヤル・ワルツ、シング・シング・シング

最初、女性の動きが少し重いな~と思って見ていたら、
男性の方ももたもたし始め、結局、2人ともどよーんというか、あらら・・・な印象で終わりました。
シニア初参戦の若いカップルだし、シーズン初戦だし、ね。

クリエイティブ・パートにタンゴを選択するカップルが多い中、クイックステップを選択しているところが、私は好きでしたね。

●于小洋(う・しょうよう 24才)、王晨(おう・しん 24歳) 中国
美しき青きドナウ byヨハン・シュトラウス

ウィンナワルツなのでね。
私の希望としては、も少し軽やかにくるくる・・・という感じでしょうか。

女性のお顔・表情がアグレッシブで、新鮮でした(良い意味でよ!)。
久々に見た感じ。あんまり日本人ではいないというか(でも、顔は山田まりあさんにちょっと似てるよね)。
樋口さんが、男性がタンゴの強さをもっとあらわせたら良かった、という趣旨のことをおっしゃってたけど、この女性が横にいるから、余計そう思うよね~などと思っちゃいました。

シーズンはじめだからでしょうけど、ムーブメントが全体的に荒いですね。

●ペニー・クームス(21才)、ニコラス・バックランド(21才) イギリス
アメリのワルツ 映画「アメリ」より
タンゴ・デス・ロス・エクシラドス byウォルター・タイーブ、ヴァネッサ・メイ

女性、美人だな!
そして、見栄えのするカップルだ。
21才というすごく若いというわけではない年齢で、シニアのグランプリシリーズ初参戦、ということもあるのですね。
(いろいろ学ぶなあ、私(笑))。

3組目だけど、3組の中では男女の距離がもっとも近くて、カップルダンスっぽくてよかったな。
ツイズルのところはちょっと工夫されていたので、そろったところを見たい。
こればっかりだけど、シーズンはじめなので、動きが荒くてまだぎこちないのが残念。

●キャシー・リード(23才)、クリス・リード(21才) 日本
ア・パーティー…フォー・ミー? 映画「アダムス・ファミリー」より
タンゴ 映画「アダムス・ファミリー2」より byマーク・シェイマン

クリスさんのおひげが、なんか痛々しく必死に頑張ってる感じで、私はそれだけで無条件に応援モードに入ったよ!
もう20年近く前の映画になるんだなあ、アダムス・ファミリー。
若い人は見たことないかもしれないけど、リード姉弟の踊りを理解するためにも、見て欲しいな。

ご自身の性格や姉弟の上下関係もあるのだろうけど、クリスさんがやっぱり弱いですね。
クリスさんが額縁でキャシーさんが絵だとしても、カップルダンスである以上は、やはり男性に少なくとも女性と同等の強さみたいなものが欲しい。

ツイズル、残念でしたが、完全系になったらとても見栄えがしそうな予感!
期待して次待ってましょ。(はっ!テレビ放送してくれるのかしら!?)
それにしても、お姉さんにあんなに慰められるほど、分かりやすく落ち込む、素直過ぎるクリスさん・・・
上で書いた「強さ」を会得するには、純粋なダンス面だけじゃなく、クリアすべき課題がありそうだな。

最後にあった、女性を上から下ろしてくるリフト、素敵だと思いました。

●エレーナ・イリニフ(16才)、ニキータ・カツァラボフ(19才) ロシア
映画「ロマノフ王朝の最期」より byアルフレッド・シュニトケ

恐るべき16才だな、この女性。
姿勢が圧倒的に良いし、ツンデレ(←勝手に想像)な表情もいい。
衣装も16才にしては刺激的だけど、よく似合ってる。

また、男性が軽々とリフトを行っているのは、女性の方がかなり自立的にバランスとって動ける、高い運動神経と身体能力を持っている証拠だと思います。

若いカップルなのに妙な貫禄がある。タンゴがすごく似合う10代のカップルって、ちょっと驚き。
男女の距離も近いし、動きもスムーズ。
パターンダンス・パートの動きもよくあってて、とてもきれい。

ツイズル、これまでのカップルに比べるとレベルに雲泥の差があったよ!
すごく長い距離を動いてるし、シンクロ率も高い。
一時停止ボタンを次々押してみたんだけど、ほぼどこの時間でも男女が同じポーズ。

いや~、気持ちよかったです。見てて。

●ルチア・ミスリベツコワ(20才)、マテイ・ノワク(20才) チェコ
バタリエーロ

この衣装は・・・と思ったら、クリエイティブ・パートはクイックステップ。
そりゃそうだな。これじゃタンゴは踊れん。
だけど、クイックステップだけに、女性の体の重さが気になる・・・
スピンの軸もゆがむし、調子悪いのか?(あ、「シーズンはじめ」か。)

楽しそうといえばそうなんだけど、この大柄なカップルに対する振り付け(演出?)としては、「アホ」っぽさに転んでいる気がするぞ。
私は別路線にすべきだと思いますね。
素材を生かしきれてなくて、もったいない。

●マイヤ・シブタニ(16才)、アレックス・シブタニ(19才) アメリカ
回転木馬のワルツ 映画「回転木馬」(1956年)より 音楽:リチャード・ロジャース

平和な顔した兄妹で、踊りだす前から癒し効果抜群。

なんて軽やかで滑らか、且つよくシンクロした、スムーズ極まりない滑りなんでしょうか。
ツイズル、距離はさほど稼いでなかったようにお見受けしましたが、見事なシンクロ率とスピードでした。

女性の衣装に男性のスケート靴が引っかかって転倒してしまう(おまけに女性の衣装も破れる)、という不運がありましたが、私にはそんなこと全くマイナスと感じませんでした。
平常心のまま踊り続けているかのように見せることができたことを、むしろ褒めて加点してあげたいくらいです。

ところで、ケチをつける気は全くないのですが。
シブタニ兄妹やリード姉弟に限らず、血のつながった「きょうだいカップル」というのは、時として諸刃ですよね。

「きょうだい」だからこそ、血のつながりによるシンクロ率や、あり得ないパーセンテージでの雰囲気の合致を生むことができる。
反面、全く異なる遺伝子を持つ別々の人間が組んだカップルだからこそ生み出すことができる、なんというか化学反応みたいなものは、ほぼ手にすることができない。

時として、この「化学反応」は、通常ありえないような劇的な効果(1+1=2どころか10倍以上の効果)を生み出す場合がある。
「きょうだいカップル」というのは、この手の劇的な効果ではなく、ある意味予測された範囲内の効果しか望めない中で、高みを目指さなくてはならないわけで。
しかも、実際には恋愛関係になれない、というハンデもある(もちろん全てのカップルが恋愛関係になるわけじゃないけど、その可能性がゼロというのはハンデだと思います、確実に)。


あー、旦那が帰ってきたよ~。今日は早いな。
録画がこれ以上見れないので、この続きはまた次。
許しておくんなせええーー

この先、追記です。

●ケイトリン・ウィーバー(21才)、アンドルー・ポジェ(23才) カナダ
アット・ラスト byエタ・ジェイムス
チーク・トゥ・チーク byアーヴィング・バーリン


女性の衣装、背中のデザインが変わっているところも含めて、都会的なリトル・ブラック・ドレス風で、とても好きです。
衣装のせいもあるのでしょうけど、大人っぽくて、素敵でした。
クイックステップで大人の雰囲気が出るというのは、ほんとに「大人」ですよね(笑)。

男女の距離も近くて、2人の動きもよくそろっていました。
ただ、カメラの位置の関係から、私が理解できる数少ない技であるツイズルが、今ひとつよく見えなかったのが残念。

●アンナ・カッベリーニ(23才)、ルカ・ラノッテ(25才) イタリア
ケ・セラ・セラ byドリス・デイ
ガールズ・ガールズ・ガールズ byセイラー

ケ・セラ・セラが良く似合う、ふんわりとあっかるいカップルですね。
女性、歌ってたしね、「ケッ…セッラ~セラ~♪」って(笑)。

2種類目のツイズルがずれたのが残念でした。
女性の両足の間に男性が手を入れて支えて、まっすぐと女性が浮いて立つようにしたリフトが面白かったです。

●メリル・デービス(23才)、チャーリー・ホワイト(22才) アメリカ
ラ・ボエーム  byプッチーニ
椿姫 byヴェルディ

相変わらず・・・女性の顔から映画「アバター」を思い出してしまうことはさておき。
なんですか、あの他の追随を許さないツイズルは!
女性の姿勢、特に上半身のゆるぎなさ(ということは当然下半身もゆるぎない)は、すごい。
あのピッと常に決まっている、背中。ちょっとレベルが違いますね。

リフトがあそこまでのスピードで、あそこまでスムーズに、無駄な動きが全くなく、且つスピーディーに決まるのは、女性が自立して動けるからです。
ロシアのカップルの女性もそうでしたけど、このメリルさんは、今回出場された中でピカピカの一番でしょうね。
優雅だから前面に出てこないけど、ものすごく運動神経も身体能力も高い。

良いもの見せて頂きました。ありがとう。
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by koharu-annex | 2010-10-27 00:05 | 2010-2011 フィギュアスケート