もしかしてトホホ(http://blog.livedoor.jp/takurere1025/)の別館です。表現系に特化して更新します。


by koharu-annex

DOI雑感

★7月5日、真央さんの箇所に、ノイマイヤー版バレエ「椿姫」3幕の黒のPDDの動画に関するコメントを加筆しました。

●鈴木明子さん SP「ジェラシー」
ブラボー!ブラボー!ブラボーーーー!!!
明子姉さん、円熟期を迎えているのではないでしょうか。
まさに明子さんの踊り!という、王道路線です。

ただね、私は明子さんのダンスに対する評価が極めて高いだけに、望むことも高いのです(笑)。
あまりにも有名なタンゴ「ジェラシー」を難なく完璧に踊りこなす明子姉さんを見て、わたくし、思ってしまいました。

明子さん、他の踊りもそれくらい踊れるはずですよ、と。

頼みますわ、明子姉さん、一発かましてちゃぶだい。

●村上佳菜子さん EX「ビー・イタリアン」
まあ、まあ、まあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!! このお嬢さんったら、なんてこと!!!!!!
本当に、まあ、なんてことでしょう!!!(笑) (←喜びの笑いです。念のため) 

まずは皆様、この演目のネタ元、映画NINEの中のダンスをご覧になって(こちら)!!
(もっとたっぷりご覧になりたい方は、目黒シネマで7月3日~16日、2本立てで上映されますので、そちらをどうぞ)

このダンスを、まだ15歳の少女が踊りたいと思い、そして実際に踊ったなんて!!

皆様、この少女の、この若さゆえの「好き!」と思ったら一直線な無鉄砲さの、呆れるほどの眩しさと、そして「好き!」という勢いだけで、通常この年齢では有り得ないダンスをモノにするかもしれない可能性に賭けて、この少女を応援して差し上げようじゃありませんか。

この方、本当にダンスが好きなのですね。

現時点では、まだまだ振付をなぞるだけで精一杯。
表情もかたいし、タンバリンや椅子などの小物の使い方もぎこちない。
踊りこみがまだ足りないので、体の伸びが無く、前回私がべた褒めした「ヒジ使い」のうまさも、全く影を潜めてる(まったくこのお嬢さんは~~~! 爆笑!!)

でも、どうしても踊りたいんでしょうね、この作品。
きっとご自分で言い出したんだと思う。

頑張って踊りこんで下さい! 私は応援しますよーーー

●高橋成美さん/マーヴィン・トランさんペア SP「Feeling Good」
私はとても好きな曲です。
踊りこみ(滑り込み、と言った方が正しいのでしょうが)が足りないのでしょうね。
ペアだと、余計、大変なのでしょうが。
久々に期待できる日本人ペア、なのですよね? 頑張ってください。

●ステファン・ランビエールさん「Ray」/高橋大輔さん「アメリ」
この2人は、放置プレイでOKです。
ステファンさんは次元が違うショーマン野郎、高橋さんは次元が違う憑依系の役者タイプなので、まったくコメントする必要がありません。
ただ、観てればいいです(笑)。
(高橋さんは踊りこむと、アメリを全く別物に仕立てるはずです。賭けてもいいよ)

●ローラ・レピストさん 「Jupiter」(by平原綾香)
この曲は・・・今回だけなのでしょうね。
途切れのない振付とスケートが、おざなりな意味ではなく、文字通りの意味で「滑らか」で、とてもとても美しいと思いました。照明とも合っていましたね。

●安藤美姫さん EX「Comin' Home Baby」(byバービー・マン)
これも、モロゾフさんですよね????
わたし、ちょっと見直しました、モロゾフさんを。
この演目、安藤さんの演目の幅を広げてくれたと思います。その意味で、今回のDOIの中では、最も「しみじみ嬉しかった」演技でした。

コメント欄で書かせてもらったことがあるのですが、私は、安藤さんについては、モロゾフさんが用意した情念系の女らしさを強調した道でなくとも、安藤さんに似合う別の道があると思っていました。
しかし、(男女間の噂はさておき)、安藤さんとモロゾフさんの関係の深さを考えると、モロゾフさんと一心同体でやっていくしかないのだろう(つまり、情念系の女らしさでいくしかないのだろう)と思っていました。

しかし、この演目は、彼女に、情念系の女ではなく、ハンサム・ウーマンな道も用意してくれました。
しかもとっても似合ってる。嬉しいです、本当に。

あんまり嬉しいので、いろいろ妄想しちゃいました。
日本人にしか分からないケド、ベル薔薇のオスカル、潔さを前面に出し、アンドレへの愛は内に秘めて踊って欲しいなあ!

舞踊的な観点のコメントとしては、情念系の女を続けてきたおかげで(笑)、腕の表現が随分良くなっているのが、この演目だと顕著に分かります。
小物(今回は帽子)を使った演技にありがちな、「ぎこちなさ」は現段階では存在しますが、そのうちそれも目立たないレベルになるでしょう。
明確な「腕の振付」がない箇所での、ヒジ使いが使えるようになれば、もっとカッコよくなって完璧です。

頑張れ、ミキティ!

●エフゲニー・プルシェンコ 「MALADE」
プル様、何を踊っても、金太郎飴のようにいつもプル様。
いんです、プル様はそれで!!!

こういう、真の王者にのみ許される、究極のマンネリというか、自分自身しかない究極の表現っていうの、あるんです。
(バレエでもあるよ~。ギエムはここ数年、なにを踊っても、どういうジャンルであっても、「ギエム」でしかない。そしてそれが許される稀有な存在です。)

競技出場禁止の件?
クソ食らえですね。

●浅田真央さん EX「バラード第1番」(byショパン)
衣装がとても似合っています。
既にコメントを下さった皆様から教えて頂いたのですが、バレリーナを意識した演目だそうですね。
ある方のコメントによると、「バレリーナが練習しているところ」だそうで。

バレエという観点で言えば、ショパンのバラード1番は、ノイマイヤー版「椿姫」のクライマックスで使われる音楽です。
3幕の俗に「黒のパ・ド・ドゥ(PDD)」と呼ばれる部分で、ここはマルグリットとアルマンが最後に劇的に愛を交わす場面で、狂おしい愛情と悲劇が交錯する胸締め付けられるPDDとなっております。

コメント下さった方から、パリオペラ座バレエ団で大変評判をとったアニエス・ルテステュとステファン・ビュヨン(ビュリヨン)のノイマイヤー版「椿姫」(NHKBSが昨年放送してくれたのですけど、日本語版のDVDが出たのはこの6月です。それまでは海外版でした)の黒のPDDの動画を教えて頂いたので、ご興味のある方はご覧下さい(こちら)。

真央さんの今回の演技は、拝見した限りにおいても、この椿姫の場面とは全く関係ないようですが、万が一、この次のシーズンでの「椿姫」への布石だとしたら、非常に嬉しいと思う次第です。
彼女の今回の真っ白な衣装は、椿姫を髣髴とさせるものがありましたし・・・。

舞踊的な観点から言えば、まだ体にキレがなく、また、振付も覚えたてという印象を受けます。
体の外延が1センチ程度ぼんやりと緩んでいる感じがするところも含め、いろんな意味でいかにもシーズン前というところでしょうか(笑)。

ただ、これはシーズン制を取っているカンパニーのバレエダンサーにも時折見受けられることですし、また、皆様から頂いている情報によると、そもそも真央さんはスロースターターだそうですね。
しかも、今季からジャンプを調整(修正)中ということで、その点の感覚のズレがあるかもしれないと。
なので、全く心配する必要はないと思っています。
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by koharu-annex | 2010-07-02 01:11 | 2010-2011 フィギュアスケート